1,800円以上の注文で送料無料

暴虎の牙(上) の商品レビュー

4.1

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/03/30

「弧狼の血」シリーズの3作目。 本書では、1作目で惜しくも死んでしまったガミさん(大上刑事)が登場する昭和57年と、ガミさんの薫陶を受けた日岡が活躍する平成16年との2部構成になっており、「一粒で二度美味しい」の小説版(笑)。 昭和57年の章では、少年たちが山の中へ死体を埋めに行...

「弧狼の血」シリーズの3作目。 本書では、1作目で惜しくも死んでしまったガミさん(大上刑事)が登場する昭和57年と、ガミさんの薫陶を受けた日岡が活躍する平成16年との2部構成になっており、「一粒で二度美味しい」の小説版(笑)。 昭和57年の章では、少年たちが山の中へ死体を埋めに行くという何やら剣呑なプロローグで始まる。 彼らは、本書の主役ともいえる獣みたいな沖を頭とする3人組。暴力団をも恐れないこの連中の前に、あのガミ三が立ちはだかる。 無軌道で暴力に突き進むが堅気には手を出さないという沖に、大上はその背景を探る。 読者は、ガミさんの一挙手一投足にたちまち虜になってしまうとともに、その後の彼の運命がわかっているだけに、哀れさを感じながら読み進めるばかり。

Posted byブクログ

2023/03/26

ガミさんだぁ、めくった瞬間声が出てしまいました。いいキャラクターです、味がある。 孤狼の血がものすごく読み応えのある作品だったのでそれ以降、この作者さんの作品は読んでます、久々に時間を忘れて上下巻読みました。 おもしろかったです。

Posted byブクログ

2023/03/15

孤狼の血シリーズ第3弾! 時系列的には第1弾の前になります。ネタバレを防ぐためにあえて名前は伏せますが、カリスマ不良刑事の過去編になります。 相変わらず焼け付くような緊張感が漂い、この先どうなるのか全く予想がつかないまま上巻が終わりました。 このシリーズはもちろん、この作者様の作...

孤狼の血シリーズ第3弾! 時系列的には第1弾の前になります。ネタバレを防ぐためにあえて名前は伏せますが、カリスマ不良刑事の過去編になります。 相変わらず焼け付くような緊張感が漂い、この先どうなるのか全く予想がつかないまま上巻が終わりました。 このシリーズはもちろん、この作者様の作品はどれもヒリヒリした緊張感が描かれていて読むのが飽きない! 個人的に、情緒的で文学的な作品よりも、手に汗握りドキドキしながら読む作品の方が好きなので、この作者様の本は全部好みです。 下巻を読むのも楽しみ!どんなラストが待ち受けているのか期待しています。

Posted byブクログ

2023/03/12

シリーズ1.2が本当に面白かったが故、期待しすぎた節もある。 アウトローでも一本筋が通った生き様にスカッとさせられたものの、今回は普通の面白い小説という感じ。

Posted byブクログ

2023/02/23

いつもの事であるが、著者の作品の描写には驚かされる、特に暴力シーンや登場人物(男女を問わず)のぶつかり合い、緊張感、臨場感が半端ではない。また、主人公はもとより、いかに苦しい境遇の人達が、もがき苦しみながら懸命に生きていく姿に感動する。そこには暴力満載のヤクザの世界で荒廃しきった...

いつもの事であるが、著者の作品の描写には驚かされる、特に暴力シーンや登場人物(男女を問わず)のぶつかり合い、緊張感、臨場感が半端ではない。また、主人公はもとより、いかに苦しい境遇の人達が、もがき苦しみながら懸命に生きていく姿に感動する。そこには暴力満載のヤクザの世界で荒廃しきった環境の中でも、徹底的に荒れてしまわない、虚無感だけが残るのではなく人の優しさや愛情、情けが根底にあった上で物語が構成される「人間らしさ」ある意味安堵感さえ感じる。下巻が楽しみなだけでなく著者の魅力にどんどん惹かれていく。

Posted byブクログ

2023/02/18

上巻は全盛期のガミさん話、時代が昭和でずっと薄暗く不穏な空気。孤狼の血が思い起こさられるが、ガミさんと暴虎、沖の話がメインのため、まあまあややこしかった勢力関係は結構すっきりしてて、やたら読み易い印象。まだまだ序盤で、下巻でどう展開されてくるのか楽しみになる。改めて、これだけ濃ゆ...

上巻は全盛期のガミさん話、時代が昭和でずっと薄暗く不穏な空気。孤狼の血が思い起こさられるが、ガミさんと暴虎、沖の話がメインのため、まあまあややこしかった勢力関係は結構すっきりしてて、やたら読み易い印象。まだまだ序盤で、下巻でどう展開されてくるのか楽しみになる。改めて、これだけ濃ゆく広島が舞台のヤクザ話を描けるとは、柚月裕子恐るべし……。

Posted byブクログ

2023/02/18

文庫化待ってました!! やっぱり面白い!! ガミさん復活嬉しいですね。 上巻には日岡登場せず。下巻も楽しみです♪

Posted byブクログ

2023/02/11

狐狼の血シリーズの完結作。 上下巻一気読みだった。 ガミさんの過去が明らかになり、今回もヤクザの男達の姿が見事に描かれていた。 不良の沖の存在感が半端ない。

Posted byブクログ

2023/02/03

相変わらずの高いテンションで、初っ端から血生臭い展開が続く。いかんせん反社への抵抗感が強く、どうしてもエンタメ性より嫌悪感をより強く感じてしまう場面が多々あり、そんな訳でこの評価。後半、いかに盛り上がるのかが楽しみ。

Posted byブクログ

2023/01/31

『孤狼の血』シリーズ完結作ということで上巻は日岡と出会う前のガミさんの過去の話を描いている。パナマ帽よ由来だとか。何はともあれ沖が強烈なカリスマ性を持っていて痺れる。

Posted byブクログ