国商 最後のフィクサー 葛西敬之 の商品レビュー
本人の肉声はとれていないということかな。葛西氏の人間性そのものには迫りきれていない印象を受けたが…。
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国鉄民営化3人組の一人で、国鉄民営化後はJR東海の経営の舵取りをしていた葛西敬之氏の評伝。政治にどっぷりというほどでもなく、国の方向性、行末を真剣に考えていたという側面もあって国商という表現が相応しいというのが筆者の評価。新幹線の車内に置いてあったwedgeに偏りがあったのはこの...
国鉄民営化3人組の一人で、国鉄民営化後はJR東海の経営の舵取りをしていた葛西敬之氏の評伝。政治にどっぷりというほどでもなく、国の方向性、行末を真剣に考えていたという側面もあって国商という表現が相応しいというのが筆者の評価。新幹線の車内に置いてあったwedgeに偏りがあったのはこの人の影響かなと思ったり。労組との闘いのくだりはもう少し詳しく知りたいので別の本を探してみたい。
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内容は面白かったけど、読み物としてはもう少しうまく書いて欲しかった。唐突だったり、くどかったりで読みにくい箇所がありました
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葛西さんの著書に今まで惹き付けられたのは、やはり最後のフィクサーとあるように私利私欲ではなく、国士として日本の将来を追求したからなんですね。安倍さんとの関係、その他 記者である著者の目から見た裏の政治の世界が興味深い。
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葛西には、良くも悪くも臆面のなさやエリート意識を感じさせられる。膨大な現業職員と一握りのエリートという国鉄育ちゆえだろうか。また、そこで労働組合と戦い、そして勝利したということも、ますます助長したのだろうか
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「国鉄3人組」の1人として国鉄の分割民営化に大きな役割を果たし、JR東海の社長や会長を務めつつ、安倍元総理や官邸官僚との深い関係を背景に、「最後のフィクサー」と呼ばれるほど政界や政策に影響力を及ぼしてきたとされる「国商」としての葛西敬之氏の素顔に迫ったノンフィクション。 葛西敬之...
「国鉄3人組」の1人として国鉄の分割民営化に大きな役割を果たし、JR東海の社長や会長を務めつつ、安倍元総理や官邸官僚との深い関係を背景に、「最後のフィクサー」と呼ばれるほど政界や政策に影響力を及ぼしてきたとされる「国商」としての葛西敬之氏の素顔に迫ったノンフィクション。 葛西敬之氏については、安倍元総理とつながりがあるということくらいは認識していたが、杉田和博氏等の官僚とも密接な関係を持ち、NHK会長人事等に介入していた可能性があるといったことは本書で初めて知った。また、労働組合の抗争とも絡んだ国鉄の分割民営化を巡る経緯も詳しく述べられていて興味深かった。 葛西氏が単なる「政商」ではなく、主観的な国益追及により政治に介入しようとしていたという点で「国商」というべき存在だというのは言い得て妙だと思ったが、本書を通読しても「国商」、「最後のフィクサー」としての葛西氏の人物像が明確に浮かび上がってきたかといえば、そうでもなかった。 リニア中央新幹線やNHKなどの特定分野以外に「最後のフィクサー」といえるほど政策形成に関わっていたようには思えなかったし、官邸人事やNHK会長人事への介入なども伝聞に基づく推定の部分が多いように感じた。 そして、そもそもどういう意図で官邸人事等に介入しようとしたのか、また、もともと関心が薄かったリニア中央新幹線に後年心血を注ぐようになったのはなぜなのかなど、本人の心持ちがあまり伝わってこなかった。安倍元総理や菅元総理、岸田現総理などが、なぜ葛西氏から影響を受けることになったのか(あるいは、受けざるを得なかったのか)という点ももう一つよくわからなかった。 鬼籍に入った本人に取材できていないといったハンディはあったとは思うが、より一層核心に迫ってほしかったと思う。
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国商という言葉の持つおどろおどろしさは感じない。ほんとうにそんな力あるかなぁ?思ってしまった。スガさんはリアル。
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物語としては面白い。国鉄の分割民営化やリニアまで、葛西さんを中心にどのような動きがあったのかよくわかる。 個人的な感想では昭和のエリート官僚感が否めない。ゴリゴリの保守愛国心がやや着いていけない感はある。
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政治の本を読んだことなかったので新鮮だった。 国鉄、jrと政治官邸の繋がりの強さがここまでとは知らなかったので驚いた。 最近のJR東海の変わり様といい、今後リニアも含めて大きく変わっていきそうだと思った。
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JR東海の社長、会長として、名前は知っていたが、まさかここまで政治に絡んでいたとは。。 政財界のフィクサー、国士、国商というキーワードが一番似合う、最後の大物だったのかも知れない。 菅さんから安倍さんへの弔辞は、安倍さんから葛西さんへの弔辞だったというのは、合点がいった。
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