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踏切の幽霊 の商品レビュー

3.8

266件のお客様レビュー

  1. 5つ

    50

  2. 4つ

    103

  3. 3つ

    89

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    0

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2024/03/06

心霊ネタを題材にしてるミステリーだけどホラー感少なくて怖くない幽霊の話。とあるシーンで主人公にかけられるひと言にとても感動した。

Posted byブクログ

2024/02/29

【2024年読了ー9冊目】 高野さんといえば『13階段』 めちゃくちゃおもしろかったんだよね~ 今回の作品は1994年、小田急線の下北沢駅近くの踏切で撮られた心霊写真の取材に乗り出す雑誌記者、松田が主人公… 全国紙の社会部に席をおき取材に飛び回っていた松田だったが、愛妻を亡くして...

【2024年読了ー9冊目】 高野さんといえば『13階段』 めちゃくちゃおもしろかったんだよね~ 今回の作品は1994年、小田急線の下北沢駅近くの踏切で撮られた心霊写真の取材に乗り出す雑誌記者、松田が主人公… 全国紙の社会部に席をおき取材に飛び回っていた松田だったが、愛妻を亡くしてからは女性誌の記者に落魄れやる気のない日々… こんな松田に変化を与えた踏切の幽霊とは? この松田という人物の描き方がまたいいんだよね~ 表紙からは踏切の幽霊のおどろおとろしさを感じますが…実際はほとんどホラー感はなかったです とにかく心霊現象と社会派ミステリーが最後までうまく絡み合った感じ… 踏切の幽霊の正体は? ラストは涙もポロリ…

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2024/02/22

タイトルは比喩かと思ったら本当に幽霊の話だった。 主人公が元新聞記者というのもあり、俯瞰の視点を持っているため読みやすい。 全体的に寂寞とした雰囲気が漂うホラー風味のミステリーで、先が気になりどんどん読みすすめられる。一気に読んだ。

Posted byブクログ

2024/02/21

小田急線の下北沢駅の近くにあった踏切で、何人にも目撃された長い髪の女性の幽霊。心霊ネタとして取材する女性誌の記者である松田が取材をするうちに現実のスクープをものにする。ホラーでもありミステリーでもあり、ファンタジーでもあり、私があまり読まないタイプの作品であるので、新鮮に読めた。...

小田急線の下北沢駅の近くにあった踏切で、何人にも目撃された長い髪の女性の幽霊。心霊ネタとして取材する女性誌の記者である松田が取材をするうちに現実のスクープをものにする。ホラーでもありミステリーでもあり、ファンタジーでもあり、私があまり読まないタイプの作品であるので、新鮮に読めた。都合が良い幽霊に、なんだかなあと思うシーンもあったが、スカッとする幽霊の活躍が楽しかった。幽霊より怖い人間の犯罪のほうが恐ろしくもある。テンポよく読みやすい。

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2024/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文体(語り口)や話の展開はいいなと思つたけれども、そもそもの原因が「児童虐待」や「悪徳政治家」というのは、ありふれ過ぎていて、“らしくない”と…。そこが何より残念でした。

Posted byブクログ

2024/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おもしろかった…! ただ自分の中では幽霊は存在するだけで、人を殺すのはあくまで人…と思っていたので、 本当に霊障で死んじゃうのね…!? というところが意外でした。

Posted byブクログ

2024/01/29

最後どうやってと思いつつ、人間味溢れる畳み掛けだった。 社会の風刺的な部分と文化的な人にも読みやすい描き口は、主人公による所もあるのかも。

Posted byブクログ

2024/01/29

ホラーのようなタイトルだが、ホラーというよりは踏切の幽霊をきっかけに事実が明かされてゆく探偵モノのような感じだ。 その中で主人公の自身のしてきたことや、していることについての葛藤が描かれる。 人によってはとてもわくわくして感動もすると思う。 個人的にはそこまで強くそういう気持ち...

ホラーのようなタイトルだが、ホラーというよりは踏切の幽霊をきっかけに事実が明かされてゆく探偵モノのような感じだ。 その中で主人公の自身のしてきたことや、していることについての葛藤が描かれる。 人によってはとてもわくわくして感動もすると思う。 個人的にはそこまで強くそういう気持ちにはならなかったが、それでも全体を通して惹きつけられる展開ではあり、けっこう駆け足で読めた。 文章に違和感はないが、作中人物たちの会話にクセがありその点は少し読みづらかった。 とはいえ年季の入った雑誌記者と刑事の会話は渋くてかっこいい。 よい読後感があり余韻に浸れた。

Posted byブクログ

2024/01/23

 ジェノサイド以来、高野さんのはご無沙汰でしたが、すごくよかった。なんていうか、幽霊が見えるとか憑依するとかの真実なんてどうでもよくて、被害者に寄り添うとはどういうことかを丁寧に描いていて、最後は泣けてきたよ。90年代にしたのは、現代では描けなかったってことかな。なんか味のない時...

 ジェノサイド以来、高野さんのはご無沙汰でしたが、すごくよかった。なんていうか、幽霊が見えるとか憑依するとかの真実なんてどうでもよくて、被害者に寄り添うとはどういうことかを丁寧に描いていて、最後は泣けてきたよ。90年代にしたのは、現代では描けなかったってことかな。なんか味のない時代になったもんだよね。

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2024/01/20

タイトルからしてホラーなのかな、と思って読んだら違った。ホラー要素も少しあるけど、謎解きミステリーかな? 殺害された女性の身元を探るうちに、背後に色んなことが絡んでいること判明。それまでの課程が細~い糸を地味に辿っていく作業で、それが繋がった時の面白さがとても良かったです。 そし...

タイトルからしてホラーなのかな、と思って読んだら違った。ホラー要素も少しあるけど、謎解きミステリーかな? 殺害された女性の身元を探るうちに、背後に色んなことが絡んでいること判明。それまでの課程が細~い糸を地味に辿っていく作業で、それが繋がった時の面白さがとても良かったです。 そして女性の身元がわかると、なんともやり切れない気持ちになります。 ちなみにプロローグで電車の運転士が見た、幽霊らしき小太りの中年男性はなんだったんかな?

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