1,800円以上の注文で送料無料

踏切の幽霊 の商品レビュー

3.8

266件のお客様レビュー

  1. 5つ

    50

  2. 4つ

    103

  3. 3つ

    89

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

笑う事を知らない女性が三号踏切で死亡した件について松田がひたすらに事件の真相を追う姿や文章にページを捲る手が止められず後半一気読みでした。心霊現象ってものは無いとはいい切れない話で最後は切ない終わり方でしたが凄く良い読書体験出来た事嬉しく思います♪

Posted byブクログ

2022/12/27

ホラーなんだけど、感動しました。 「ジェノサイド」から、11年ぶりの長編作品で、高野さんの新作を心待ちしていた自分としては、読めて良かったです。踏切に現れる謎の髪の長い女。 彼女の正体とは一体何なのか。ベテラン記者が、真実に迫ります。怪異系は苦手なのだが、本作は、怖いけど、読んで...

ホラーなんだけど、感動しました。 「ジェノサイド」から、11年ぶりの長編作品で、高野さんの新作を心待ちしていた自分としては、読めて良かったです。踏切に現れる謎の髪の長い女。 彼女の正体とは一体何なのか。ベテラン記者が、真実に迫ります。怪異系は苦手なのだが、本作は、怖いけど、読んでいくうちに何故か感動に近いものが込み上げてきました。髪の長い女の過去を知れば知るほど、非常に悲しい気持ちになっていきます。 その正体を元新聞記者で、現在女性誌の記者をしている、ベテラン記者の松田が暴いていく。 一気読み必至だと思います。

Posted byブクログ

2022/12/26

Amazonの紹介より 『ジェノサイド』の著者、11年ぶりの新作! マスコミには決して書けないことがある―― 都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。 同じ踏切では、列車の非常停止が相次いでいた。 雑誌記者の松田は、読者からの投稿をもとに心霊ネタの取材に乗り出すが、 や...

Amazonの紹介より 『ジェノサイド』の著者、11年ぶりの新作! マスコミには決して書けないことがある―― 都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。 同じ踏切では、列車の非常停止が相次いでいた。 雑誌記者の松田は、読者からの投稿をもとに心霊ネタの取材に乗り出すが、 やがて彼の調査は幽霊事件にまつわる思わぬ真実に辿り着く。 1994年冬、東京・下北沢で起こった怪異の全貌を描き、 読む者に慄くような感動をもたらす幽霊小説の決定版! ポケベルといった90年代ならではのアイテムを駆使して、心霊事件に迫っていくのですが、面白かったです。今だったら、スマホを駆使して情報を得るのですが、足を使って、関係者から直に情報を得たり、書庫で記事を見たりとその時代が現れているなと思いました。 心霊情報だと取材したはずが、取材するにつれて明らかになっていくまさかの真相。不可思議な要素はありましたが、スリリングな展開で面白かったです。ただ、多くのミステリー小説を読んできた分、正統派のミステリーであり、どんでん返しといったものがないので、物足りなさは正直ありました。 しかし、物語としての厚みといいましょうか、心霊事件に対しての物語における深みがあって楽しめました。「ジェノサイド」よりは、量が少ないため、もう少し世界観を味わいたいかなとも思ってしまいました。 事故死なのか?はたまた突然死なのか? 不確定要素が多くあり、はっきりしたことは描かれず、なかなかあり得ないような展開はあったのですが、ホラーよりのミステリーとして読むと、これで良いのかなとも思いました。 ただ、「幽霊」の正体は何なのか?はわかりますし、切ないラストでしたが、「幽霊」が無事成仏されることを願いたいなと思いました。

Posted byブクログ

2022/12/20

著者の11年振りの新刊とのことで購入しました! 幽霊が絡む演出は結構ハラハラさせられましたがラストシーンはなんとも言えない哀愁漂うラストでした。

Posted byブクログ

2023/07/03

待ちに待った「ジェノサイド」以来11年ぶりの新作、期待通りでした。幽霊譚と言っても決してホラーではありません。背筋がゾクッとする場面はそれなりにありますが、どちらかと言えば、あの傑作「13階段」に似た読み味。死生観を織り交ぜた社会派ミステリーといった趣です。踏切での心霊現象に隠さ...

待ちに待った「ジェノサイド」以来11年ぶりの新作、期待通りでした。幽霊譚と言っても決してホラーではありません。背筋がゾクッとする場面はそれなりにありますが、どちらかと言えば、あの傑作「13階段」に似た読み味。死生観を織り交ぜた社会派ミステリーといった趣です。踏切での心霊現象に隠された真実が少しずつ解き明かされていく過程がスリリングで、ページを捲る手が止まらなくなり、切ないラストまで一気読みでした。1994年という時代もリアルに切り取られていて、さすが稀代のストーリーテラーと言える一冊。早くも次作を期待してしまいます。

Posted byブクログ

2022/11/17

【著者11年ぶりの最新作は、幽霊小説の決定版!】幽霊の目撃証言が相次ぐ下北沢三号踏切。妻を亡くし傷心の記者・松田はここで若い女性が殺されたことを知り、真相に近づいて行く。

Posted byブクログ