ド田舎の迫害令嬢は王都のエリート騎士に溺愛される の商品レビュー
- ネタバレ
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ロイドが度々口にしていたジャングルの件。 最初は彼の天然ぶりの象徴としてクスクス笑える話だったのに、真相が分かると印象ががらりと変わった。 もう笑えない。 涙なしには読めない。 そんな重い過去の象徴だったとは……クロエ頼む、彼を癒してやってくれと願うほどだった。 色々な意味で不器用な二人が、ゆっくりゆっくり絆を深めていく物語。 今思い返せば、クロエも初手から母親に刃を向けられてトラウマを植え付けられてしまったので、決して笑える話ではなかった気が。 ただ二人のやり取りが逐一ほっこりできるので、そんな重い設定があっても癒されるシーンの方が多かったと思う。 この一冊では、主役二人がやっと名前を呼び合えるところまでで終わってしまう。 クロエの実家の問題はまだ解決せず、主役二人の不器用な恋模様も決着はつかない。 今後更に物語は展開していくのだろう。 特にクロエの実家の話は、伏線出すだけ出して終わっているので気になる。 ざまあ展開は望めるのだろうか。
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