世界と私のAtоZ の商品レビュー
ミレニアル世代はもはや若者ではない、ミレニアル世代はもはや流行遅れでCheugyという言葉で揶揄される、という衝撃。 ミレニアル世代はアボカドトーストの過剰摂取…笑 いつの時代も、大人はダサくなってしまうのかと。 行動的で、声を上げるのがカッコよく、YOLOと自分を受け入れるの...
ミレニアル世代はもはや若者ではない、ミレニアル世代はもはや流行遅れでCheugyという言葉で揶揄される、という衝撃。 ミレニアル世代はアボカドトーストの過剰摂取…笑 いつの時代も、大人はダサくなってしまうのかと。 行動的で、声を上げるのがカッコよく、YOLOと自分を受け入れるのが大切なこととされる。 全て共感できる訳ではないが、かっこいいな、楽しそうだなと感じた。
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借りたもの。 Z世代が何を考えているか、その価値観をまとめたもの。 ひとつ前のミレニアル世代が、さらに前の世代の築いた社会や制度に対する行き詰まりと新たな可能性・価値観を模索していたものを引き継ぎ、それをより社会に反映・落とし込んでいる…それを当たり前に(しようと)している印象を...
借りたもの。 Z世代が何を考えているか、その価値観をまとめたもの。 ひとつ前のミレニアル世代が、さらに前の世代の築いた社会や制度に対する行き詰まりと新たな可能性・価値観を模索していたものを引き継ぎ、それをより社会に反映・落とし込んでいる…それを当たり前に(しようと)している印象を受けた。 それは“ありのまま(リアル/事実)”を探し求めている、という事の様に感じた。 フェイクニュースやマーケティングが打ち出す流行と言った“虚構”ではないものを。 言及されているのはアメリカのZ世代。 メンタルヘルスへの関心(弱い自分を認める、治療セラピーなどへの参加をオープンにすることに抵抗は無い)。 ありのままの自分を受け入れる(良い意味での自己肯定感)ことで社会と闘う活力を得るという考え方。 社会問題に敏感で、“応援”する…日本の“推し活”に近い。特にアメリカはサラダボウルの国と言われながらも、人種差別意識が根強くあるので、それに対しての反感であったり、その改善を目指す小さな行動の積み重ねの第一歩として、意識表明(応援)をすることを始めている。 この“応援”という価値観が、後半のライブ、ファッショントレンド、商品購入の根底にある。 SNSが普及する以前のメディア(特にTVか)が、“わかりやすさ”という名目で軽薄になった事への反動として、TickTokなどからより深く学ぼうとしている。 また、メディアが作り出しているだけの「ミレニアル世代 vs. Z世代」という構図に対しても疑問を呈している。 ミレニアル世代は自虐ネタが多いというだけであって、Z世代が揶揄している訳ではない、とか… ミレニアル世代以前の『紋切型』発想が全然リアルじゃない世界を書き出しているようだ。 他文化への敬意――リスペクトが無い“文化の盗用”に対しても過敏のようだ。それは人種差別(白人至上主義)に対する反感の延長にも感じる。 仕事に対しても「アメリカンドリーム(拝金主義)」が幻想であるという価値観。仕事とは人生において多くの時間を割くパーソナルなものであり、「仕事はあなたを愛してくれない」というフレーズが浸透し、「自分にとって大切なものは何か」と考え、収入よりもメンタルヘルスに重きを置き、キャリア形成に関しても「好きを仕事にする必要はない」と考える。 宗教観に関しても言及。 特定の儀式や組織に重要性を感じない、という考え方。「スピリチュアリティ」というフラットなくくりを肯定している(故に保守的な宗教層は警戒している模様)。
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自分自身もZ世代なので自分ことにしたらどうだろうと考えながら読んだけど頷くことが多いけど。アメリカのZ世代はこうなんだと勉強になりました。日本はどうだろう、少々ムードは少し違うと考える。まだいわゆるミレニアム世代的な価値観は残ってる。それはおそらく社会構造が関係しているかもしれな...
自分自身もZ世代なので自分ことにしたらどうだろうと考えながら読んだけど頷くことが多いけど。アメリカのZ世代はこうなんだと勉強になりました。日本はどうだろう、少々ムードは少し違うと考える。まだいわゆるミレニアム世代的な価値観は残ってる。それはおそらく社会構造が関係しているかもしれない。受験、就活とかまだ全然変わってない。自分が見る限りはカルチャーに対して敏感な人たちはセルフケア、セルフラブにSNSに付き合う人が多いが、カルチャーに対してテレビを忠臣としてたメインストリーム層では感覚的なまだ承認欲求、同質的な価値観が多いと思う。アメリカが良い、日本がダメという一刀両断にはできないが。違いがあるからそこからどうしていくかぎものすごく大事だと思った。
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Z世代の著者(著者本人曰く、正確にはZ世代とミレニアル世代の中間のジレニアル世代らしい)による、米国のZ世代事情を、SNS、音楽、ファッションなどのカルチャーを切り口に、彼らを育んできた環境破壊、資本主義の衰退などの不安な社会背景に目を向けながら、Z世代の価値観、行動理念や信条の...
Z世代の著者(著者本人曰く、正確にはZ世代とミレニアル世代の中間のジレニアル世代らしい)による、米国のZ世代事情を、SNS、音楽、ファッションなどのカルチャーを切り口に、彼らを育んできた環境破壊、資本主義の衰退などの不安な社会背景に目を向けながら、Z世代の価値観、行動理念や信条のバックボーンを考察していく。当事者の目からみたものであり、よく上の世代が自分たちの下の世代を指して、自分たちの仕組みの中で下の世代を理解しようとしたあげく「最近の若いやつは何を考えてんだ」とかいってみたり、あまつさえ、自分たちに都合のいいように見立てたりといった世代論を軽く一蹴してくれる。将来の見通しのなさ、情報強者であるという点は共通していても、同じZ世代の中にさまざまな立ち位置の人がいるし、Z世代の「目指すべき」も確信に満ちた部分もあれば、試行錯誤も続けているという、まさに変化の途中であるリアルタイムなレポートとして面白い(日本のZ世代も似ていると思うが、最も異なるように感じた点は人種問題についての切迫さだろう、と思う)。自分たちはどうあるべきかを自問自答するということは、何もZ世代の人たちだけのテーマではなく、あらゆる世代にとっても共通のテーマであるべきである。そういった点でいうと、確固たる安定の上に生きてきた価値観をもつ世代と違って、Z世代の優位な点は価値観の変容を目の当たりにしていることで、いつでも自分たちは学び直しし改善できると思えることだと著者はいう。まさに変われない、いままでの仕組みに必死にしがみついていようとする、私を含めた大人の世代こそ、彼らのいままだ試行錯誤を続けているありのままの姿から学ぶべきことは多いと思う。
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これを読まずに老けるわけにはいかない、 これを読まずに若者を語ってはいけない、 出会えて本当に良かった、と思わされた一冊。
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職場のZ世代の後輩の行動原理が不可解だったので、この本読んでみました。 うちらミレニアル世代と違って、もはや働く動機がお金や成長ではないんだろうなーとは思ってましたが、セルフラブ・セルフケアを第一に考える世代と本書で解説されてて、なるほどと。 ただ時間かけてそこに至ったうちらと...
職場のZ世代の後輩の行動原理が不可解だったので、この本読んでみました。 うちらミレニアル世代と違って、もはや働く動機がお金や成長ではないんだろうなーとは思ってましたが、セルフラブ・セルフケアを第一に考える世代と本書で解説されてて、なるほどと。 ただ時間かけてそこに至ったうちらと違って、最初からその姿勢で、痛みを伴わずして自己成長ってできるのかな?という新たな疑問は湧きました。 話それましたが、Z世代の解説だけでなく、最終章で「世代カテゴリ自体が無意味、対立でなく全世代が当事者として体感して社会をいい方向に変えていく意識を持とうぜ!」っていうまとめをしていて、共感しかなかったです。 著者竹田さん自体の生い立ちとか考えも盛り込んで書いたものも読みたくなりました。
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