あらすじで読む 三浦綾子名著36選 の商品レビュー
アナウンサーの堀井美香さんが三浦綾子の「母」を朗読したという話を聞いた直後に、たまたま書架に見つけた本。「母」のあらすじはもちろん、「氷点」や「塩狩峠」に始まり自伝的物語などなど各作品のあらすじを一気に読めて爽快。 いやしかし各作品のテーマのなんと重いことよ。三浦さんはキリスト...
アナウンサーの堀井美香さんが三浦綾子の「母」を朗読したという話を聞いた直後に、たまたま書架に見つけた本。「母」のあらすじはもちろん、「氷点」や「塩狩峠」に始まり自伝的物語などなど各作品のあらすじを一気に読めて爽快。 いやしかし各作品のテーマのなんと重いことよ。三浦さんはキリスト教信者として書くことでその使命を果たしたいと思われていたそうで、自ずとテーマは原罪だったり許し、苦難といったキリスト教的テーマなのだが、それにしても二重三重にのしかかる苦難に、あらすじを読んでいるだけで息苦しくなる。愛憎表現も昔のドラマを見ているように一途であるかと思えば陰湿だったり極端だったり。 どの話も向き合って読破したい気持ちが湧く反面、自分にはもう三浦さんのご著書を読み切るエネルギーがないのではないかとも思ってしまう。あらすじだけでこれだけの力を発する三浦作品の威力。すごい。
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あの有名な氷点がデビュー作だったとは驚きである。 まだ三浦綾子氏の作品は読んだ事がないので、ざっくりと内容が知れた点は良いですが、本当にあらすじしか書いてないので、名前がたくさん出てくると混乱する。 ちゃんと小説を読むべきだ(笑)
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