CONTACT ART 原田マハの名画鑑賞術 の商品レビュー
著者が国内の美術館を訪ね歩き、所蔵されている名画について熱く語る美術ガイド。 「誰にも観られないアートは、アートでなくなってしまう」と、美術館を訪れてコンタクトしてくださいと語る。 それぞれの画家にコンタクトした著者の言葉。 ミレーには、「心のままに、種をまけ」というメッセージを...
著者が国内の美術館を訪ね歩き、所蔵されている名画について熱く語る美術ガイド。 「誰にも観られないアートは、アートでなくなってしまう」と、美術館を訪れてコンタクトしてくださいと語る。 それぞれの画家にコンタクトした著者の言葉。 ミレーには、「心のままに、種をまけ」というメッセージを受け取った、と。本書で「種をまく人」が、2点あることを知った。 クールベには、「人生晴れの日ばかりじゃない。だから、面白い」と。 モネには、「一瞬が、一生だ」と。 セザンヌには、「自分を信じて、”その時”を待つ」と。 その他、ダリやマグネット、日本人では小磯良平や東山魁夷を始め、15名の画家へのコンタクトが綴られている。名画を観る場合の参考になる書。 それにしても、日本の美術館のコレクションにこれほどの名画があるとは。
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美術の知識はないけど、美術館大好き、絵を見るのが大好きな私ですが、そんな絵画好きになったきっかけは、原田マハさんのモネやゴッホ、ピカソの小説からでした。 そうか。有名で常識みたいに私たちに居座る絵画も作者がいて、その作者にはドラマがあるんだという当たり前のことに気付かされたら、...
美術の知識はないけど、美術館大好き、絵を見るのが大好きな私ですが、そんな絵画好きになったきっかけは、原田マハさんのモネやゴッホ、ピカソの小説からでした。 そうか。有名で常識みたいに私たちに居座る絵画も作者がいて、その作者にはドラマがあるんだという当たり前のことに気付かされたら、絵を見る楽しさが180度変わったと言いたいくらい違うものになりました。 それからは美術館の虜です。 そんな私にぴったりな本でした。 今まで知らなかった画家を知り、美術館で会いたくなります。 原田マハさんは私の世界を広げてくれた作家さんです。
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日本の美術館にある名画を、原田さんが訪ね、製作当時の作者の思いやその絵(アート作品)との付き合い方を解説してくれるもの。日本にもこんなに素晴らしい絵画がたくさんあるということと、美術館そのものや、展示室までのアプローチも楽しめるんだということを知った。たいてい県庁所在地には美術館...
日本の美術館にある名画を、原田さんが訪ね、製作当時の作者の思いやその絵(アート作品)との付き合い方を解説してくれるもの。日本にもこんなに素晴らしい絵画がたくさんあるということと、美術館そのものや、展示室までのアプローチも楽しめるんだということを知った。たいてい県庁所在地には美術館があるので、出張ついでにぜひ寄ってみよう。あと、「アートは見られて初めて昨品になる」というのは、当たり前だけど大切。僕が見なければ、アート作品たり得ないということで、気負うことなく楽しもう。
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9冊目の原田マハさん。なんと私の大好きなルネ・マグリットの作品が表紙を飾っているじゃないですか!これは読まねば。 「日本は世界的に見ても美術館大国」なんだそうです。この本はマハさんが日本全国の美術館を巡り、11の美術館から見るべき18の至宝を厳選して解説してくださっています。 ...
9冊目の原田マハさん。なんと私の大好きなルネ・マグリットの作品が表紙を飾っているじゃないですか!これは読まねば。 「日本は世界的に見ても美術館大国」なんだそうです。この本はマハさんが日本全国の美術館を巡り、11の美術館から見るべき18の至宝を厳選して解説してくださっています。 マグリットはもちろん、ミレー、モネ、セザンヌ、ルソー、クリムト、ダリ、ウォーホル、東山魁夷、草間彌生などなど…。 作品はもちろんカラーで紹介されていて、解説の内容も程よい長さでわかりやすく、どれも興味深い内容でした。 マグリットの作品は横浜美術館の《王様の美術館》が紹介されていました。もちろんこの作品も良いのですが、もし私が日本で見られるマグリットの作品をお勧めするとしたら…宇都宮美術館の《大家族》です。私が中学2年生の時に美術の教科書で初めて出会って一目で魅了された作品です。宇都宮美術館は美術館自体もとても素敵で大好きです。横浜美術館のブロンズ像《レカミエ夫人》も、作品としてもおもしろいしマグリットの珍しい立体作品が間近で見られてお勧めです。 プールの作品で有名な金沢21世紀美術館…2年半前に行く予定だったんですが、コロナが流行り始めてしまいキャンセルしてそのままになってます。改めてぜひ行きたい。あと長野県立美術館の東山魁夷館も、そういえば昔、友だちと善光寺まで行って、泣く泣く美術館を素通りした記憶が…こちらもぜひ行きたいです。 *** 「誰にも見られないアートは、アートではなくなってしまう。そのためにもアートに会いに行き、作品にコンタクトしていただきたいと思います」(3頁)
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マハさんの1番の友達アンリ・ルソー 【第22回アンデパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神】 長すぎる題名可愛く思えてきた ✌︎︎︎
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”日本は世界的に見ても美術館大国” その通り!沢山のコレクションがあるのだからアプローチしないのはもったいない!作品の時代背景、画家の人生、人柄、師、絵のモチーフなど知る事で視点が変わります。 図書館スタッフ
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原田マハの解説を聞きながら日本全国の美術館を巡っているようだった。贅沢な時間を堪能出来た。 ピカソやゴッホの作品がないのが意外だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
行きたい美術館 長野県立美術館 松本市美術館 山梨県立美術館 見る人、それぞれが自分だけの答えを持っている。それはアートとコンタクトしたときに、自分だけの答えを得られる面白さです。 今回、モネとコンタクトして私は「一瞬が一生だ」と言うメッセージを受け取りました
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半分は行ってるか。「100人いたら100通りの見方がある」のは、何も現代アートに限らない。小説も。書き物も。だとすると評価は…。「知識は時々、心の目を曇らせることがある」「頭で見るのではなく心の窓をまず開けること」「心に響くものを探しに行く」城巡りに美術館巡り。時間が足りない。
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マハさんが18人のアートとコンタクトして受け取ったメッセージが書かれています。 知らなかったアーティストやアートもあり、興味深かったです。 全国の美術館巡り、したいなあ。 マハさんのアート愛はこの18人に限らないでしょうから、シリーズ化されるでしょう。次作も期待します。
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