尚、赫々たれ 立花宗茂残照 の商品レビュー
たまたま目に入ったから読んでみました。 ページ数も少なく、程よく楽しめました。 江戸幕府の小説は読んでませんでしたが、この時代も緊張感があって良いね。
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輝元と秀元の関係が途中からわからなくなった。吉川は毛利一門とあ?が、どういう血のつながり?家来? 大樹って結局誰だっけ? 大御所は秀忠?家康? 第一章がこれだけ長いと次に進むのが辛くなる 天寿院の話は何が言いたいのだろ。第三章のアタマでようやく大御所秀忠と書いてあった。やっぱり秀...
輝元と秀元の関係が途中からわからなくなった。吉川は毛利一門とあ?が、どういう血のつながり?家来? 大樹って結局誰だっけ? 大御所は秀忠?家康? 第一章がこれだけ長いと次に進むのが辛くなる 天寿院の話は何が言いたいのだろ。第三章のアタマでようやく大御所秀忠と書いてあった。やっぱり秀忠でいいのね。家康かと思ったけどなんか変なので秀忠だよなぁと思っていたら当たったようだ。あれでも秀忠のセリフで大御所と出てくるので結局家康なのか?あららら
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乗れない 回りくどい文章で 字面だけ追っていて内容が頭に入ってこない 立花宗茂の血湧き肉躍る話を期待していたのに メインは聞き役… 興味のない話を聞いていて いつの間にか上の空になっている そんな感じの読書体験だけが残った(残照) 2章以降は何が面白いのか さっぱりわか...
乗れない 回りくどい文章で 字面だけ追っていて内容が頭に入ってこない 立花宗茂の血湧き肉躍る話を期待していたのに メインは聞き役… 興味のない話を聞いていて いつの間にか上の空になっている そんな感じの読書体験だけが残った(残照) 2章以降は何が面白いのか さっぱりわからない オススメはしない
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同一の大名の名前がいろいろ出てきて知識のない読者には分かりづらい。家康、内府、神君、大御所、東照大権現、などなど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初、主人公の人知らない誰?で始まり、また関ヶ原の話か、飽きたな面白いのかなと読んでいたが、だんだん聞いたことない話が出てきて面白くなってきた。 登場人物の歴史的背景をほとんど知らないので、話の重みが判らないのだけど、爺さんの話としては自慢話に終わらず推敲と分析が効いていて読んでて楽しかった。 後後半に行くにつれ、時代小説というより、大企業の中間管理職の苦労話として読んでしまった。案件通すの大変なのよね。
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関ヶ原の戦いにおける家康の心理に迫る。そこから何かを学び取ろうとする家光。立花宗茂と天寿院、毛利秀元をからませながら描き出していく。良い作品であった。
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2022年に出版された小説の中で読むべきランキングに掲載されていた一冊。時は江戸初期、平安が定着しつつも、二代秀忠から三代家光へと代替わりする不安定な時期。家康を尊崇する家光が、関ヶ原での家康の差配を、西軍で戦いながら、その後家康の信頼を得て、家光の話し相手となった立花宗茂に語ら...
2022年に出版された小説の中で読むべきランキングに掲載されていた一冊。時は江戸初期、平安が定着しつつも、二代秀忠から三代家光へと代替わりする不安定な時期。家康を尊崇する家光が、関ヶ原での家康の差配を、西軍で戦いながら、その後家康の信頼を得て、家光の話し相手となった立花宗茂に語らせるもの。家康の天才的な戦術がハマり、小早川や毛利を寝返えらせ、得意の野戦、短期決戦にもち込んだという通説に対し、戦場の真実は何だったのか。親子の確執、お家騒動、保守と進取など、様々な心情が交錯した結果なのだという解釈。歴史上の人物がとても身近に感じられる読後感の良い一冊。
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関ヶ原に西軍として参戦し、一度改易された後旧領を取り戻した唯一の大名という立花宗茂が主人公。 秀吉から「東西無双」と謳われた老将宗茂の佇まいがいい。 「残照」とあるように、人生の終盤に差し掛かり代替わりを待つばかりの宗茂が、領国の命運を背に実戦経験がないが故に祖父家康を神格化す...
関ヶ原に西軍として参戦し、一度改易された後旧領を取り戻した唯一の大名という立花宗茂が主人公。 秀吉から「東西無双」と謳われた老将宗茂の佇まいがいい。 「残照」とあるように、人生の終盤に差し掛かり代替わりを待つばかりの宗茂が、領国の命運を背に実戦経験がないが故に祖父家康を神格化する3代将軍家光に関ヶ原の実相を語り、家光の姉天寿院(千姫)と魂で触れ合い、あまつさえ天寿院の願いにより危険を冒して駿河大納言忠長の助命に動く。 助命は叶わず、家光から天寿院との対面を禁じられた後の宗茂の心の動き味わい深い。 作者は63歳にして新人というが、大手出版社の編集者を長く務めたとあって、読み応えは十分。
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名将立花宗茂が書かれたものは少ないが、塞翁の盾にて若き宗茂の大津城攻防を読んだ直後に、この本と巡り会えたのは幸運だった。歴史小説は若きイベントが描かれることが多いのだが、枯れてもまだ人生という感じでなかなか面白かった。
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残照…日が沈んでもまだ空や山に残る強い光。関ケ原の戦いを経て徳川の治世へ移り変わる時、戦国の世を知る老武将の放つ一瞬の残照の物語です。残照は、ある意味、執着でもあり諦観でもある、と知りました。時代の変わり目において、線形で明度を落とす光ではなく、今までの来し方を納得し、今この瞬間...
残照…日が沈んでもまだ空や山に残る強い光。関ケ原の戦いを経て徳川の治世へ移り変わる時、戦国の世を知る老武将の放つ一瞬の残照の物語です。残照は、ある意味、執着でもあり諦観でもある、と知りました。時代の変わり目において、線形で明度を落とす光ではなく、今までの来し方を納得し、今この瞬間やるべきことで輝く…この主人公の心の動きは同じ年代の自分にとって激しく共感できるものでした。時代が変わり、社会が変わり、価値観が変わり、世代が変わる、そんな時でも人生は続いていく。自分の中の大切なことは変化しない。さあ、卑屈にならずにどう生きるか?立花宗茂の持つ飾らない無垢の愛嬌…のようなものが、残照を温かい光にしています。会社を定年退職する人、会社の構造変革に戸惑う人、オススメです。女性に対する心の動きも初々しいし。弘兼憲史「黄昏流星群」の哀愁とも、内館牧子「終わった人」の悲哀とも違う、ある種、前向きな「残照小説」というジャンルが生まれたように思いました。残照のキーワードは、友かな?
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