死は存在しない の商品レビュー
私が普段ぼーっと考えてたことを言語化してくれた。私はとてもこの考え方に同調します。私個人のわずかな人生も宇宙の叡智の成長にとってとても大切であることも。
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・この世界に「物質」は存在しない ・過去、現在、未来は同時に存在している なんか難しいけど、ハマる。
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死は存在しない 田坂広志 光文社新書 化学畑の唯物論者が神秘体験によって 量子学を基に紐解いた仮説で語る 臭い題名だけれど 死と生について仏教をも交え 大上段に構えての考察だと見受ける ところで量子論はそもそも 唯物的科学からはみ出しているわけで 今更だけれども覗いてみようと思...
死は存在しない 田坂広志 光文社新書 化学畑の唯物論者が神秘体験によって 量子学を基に紐解いた仮説で語る 臭い題名だけれど 死と生について仏教をも交え 大上段に構えての考察だと見受ける ところで量子論はそもそも 唯物的科学からはみ出しているわけで 今更だけれども覗いてみようと思う 哲学の言葉なしにいきなり宗教と対比して 考えているのも面白い どうやら宗教組織と宗教観をごちゃ混ぜにしているようにも思える 面白くなるのは114ページの五話からだ 更に八話から具体的になり 本当に面白くなるのは終わりの方に近い 212ページぐらいからかもしれない 真球調和美飽和ゼロ無限は同意語であり 波動と点が向き合う相対界を前にして 自らが自らを育む姿を確認していく 限りのない部分と全体のつらなり
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最先端量子科学が示す新たな仮説として「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」を提示し、その仮説が正しいならば、死後も我々の意識のすべての情報はゼロ・ポイント・フィールドに残り、徐々に宇宙意識と合一していく、すなわち「死は存在しない」ということを主張。なお、「ゼロ・ポイント・フィールド仮...
最先端量子科学が示す新たな仮説として「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」を提示し、その仮説が正しいならば、死後も我々の意識のすべての情報はゼロ・ポイント・フィールドに残り、徐々に宇宙意識と合一していく、すなわち「死は存在しない」ということを主張。なお、「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」とは、宇宙に普遍的に存在する「量子真空」の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場があり、この場に、この宇宙のすべての出来事のすべての情報が「記録」されているという仮説である。 自分は極度のタナトフォビアなので、死と向き合い、死に対する思索を深めようと本書を手に取ったが、端的にいって期待外れだった。 著者が主張する「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」は根拠薄弱なトンデモ説、あるいは似非科学としか思えなかった。科学的な仮説であるならば、既存の理論等からどのような道筋で提起されたものなのか、今は無理としてもどのような条件があれば検証あるいは反証されうるのかといったことが明らかにされてしかるべきであるが、本書では、量子力学における量子真空やゼロ・ポイント・エネルギーの説明は簡単にされるものの、そこからいきなり「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」に飛躍しており、何の説明もない。根拠といえるようなことは、「原子力工学の専門家としての著者の知見から見ても、一つの「科学的仮説」として、十分に検討に値する」という著者の完全な主観である。そこから後は、「もしゼロ・ポイント・フィールド仮説が正しいのであれば」といった仮定を前提にして、不思議な現象や死後の世界についての新たな仮説が積み上げられるので、まさに砂上の楼閣である。 実際、「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」について調べてみても、著者を含むスピリチュアル系の情報以外に、量子物理学の専門家等による情報は見当たらなかった。 確かに著者の主張が本当にあるのなら、非常に興味深いし、死に対する向き合い方も変わってくるとは思うが、自分にとっては説得力がなさすぎた。
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40年ほど前に読んだ、宗教と科学の接点、を思い起ながら読んだ。 人間の長い歴史の中で、様々な宗教が様々な背景の中で、人はなぜ生きるのか?首都はなぜ死ぬのか?人は死んだらどうなるのか?様々な疑問を現代の科学がどう説明をしてきたのか、説明できなくてそのまま引き継いできているのか? 人...
40年ほど前に読んだ、宗教と科学の接点、を思い起ながら読んだ。 人間の長い歴史の中で、様々な宗教が様々な背景の中で、人はなぜ生きるのか?首都はなぜ死ぬのか?人は死んだらどうなるのか?様々な疑問を現代の科学がどう説明をしてきたのか、説明できなくてそのまま引き継いできているのか? 人類の発展の中で、平和と繁栄を願う人類が、繰り返し、繰り返し戦争を行い、残酷な気がの状況を繰り返してきているこの主な原因の1つに宗教対立が引き起こされている。 人類は幼児期であるとの筆者の説明に納得できるところもある。 祈りの力、改めて考え直してみたい気がする。
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すとんと、腑に落ちる理論でした。 本書で書かれている「ゼロポイントフィールド仮説」は、あまたのSF小説でそれを連想させるような物語が描かれているし、著書の言うように、宗教にもその概念は採り入れられている。 遠隔療法や前世の記憶といったオカルトめいたものも、一笑に伏すにはあまり...
すとんと、腑に落ちる理論でした。 本書で書かれている「ゼロポイントフィールド仮説」は、あまたのSF小説でそれを連想させるような物語が描かれているし、著書の言うように、宗教にもその概念は採り入れられている。 遠隔療法や前世の記憶といったオカルトめいたものも、一笑に伏すにはあまりにも信憑性の高いものもあり、私たちは科学で解明できないそれらのものを、娯楽的な意味合いで扱うことはあっても、真剣に解明しようとはしてこなかった。 本書は現段階ではあくまでも仮説である。が、科学と宗教の融合を目指す第一歩として、とても素晴らしい考え方、アプローチでした。 そして、この考え方でいくと、人間も動物も植物も昆虫も、すべてがゼロポイントフィールドに帰っていくということで、結局、命には優劣もないということが分かる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
サブタイトルに"最先端量子科学が示す新たな仮説"とあるので、例えばブルーバックスのようにとまではいかなくとも、アカデミックな論の展開を期待していたが、どちらかといえば"情緒的なエッセイ"といった作風で、肩透かしを喰らった気分。 著者自身の"不思議体験"を語るくだりは、読んでいて正直辛かった…。 波動エネルギーやホログラフィック原理など、ところどころまさしく量子科学に基づいた興味深いテーマが出てくるのだが、それらはちらりと掠めるだけで、また話は主観的かつ偏向的なこじつけに戻っていくではないか…。 著者が提唱する"ゼロ・ポイント・フィールド仮説"も面白そうだなという気は惹くが、なんでもかんでもそれに結び付けてすべてを説明しようとするから矛盾だらけで説得力に欠け、その結果トータルでの信用性をまるで失ってしまっている。 と、繰り広げられる論調そのものには決して賛同できないが、"死ぬと「私」がなくなっていく"、という旨の主張については、特にこの年齢になるとなんとなく感覚として分かる。 現世で肉体と自我の拘束から解き放たれた後は意識の集合体へ帰する…著者も指摘しているように、東西の様々な宗教や哲学、そして科学が示唆しているところは概ねこのような内容で一致しているのではないか、という気がしている。 本書終盤の語り口などは独特の読み応えがあり、著者は人の心の隙間に上手く訴えかける優秀なアジテイターではあるのかな、とも感じた。
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量子力学の、難しいというか、人間の直感からは理解できないお話を、ずいぶんわかりやすく書こうとしてくれることには感心した。 で、ぜロ・ポイント・フィールド仮設なるものがあって、世の中の不思議な現象が説明できるんでないかというあたり(本書の前半あたり)までは、まぁ、そうかもしれない...
量子力学の、難しいというか、人間の直感からは理解できないお話を、ずいぶんわかりやすく書こうとしてくれることには感心した。 で、ぜロ・ポイント・フィールド仮設なるものがあって、世の中の不思議な現象が説明できるんでないかというあたり(本書の前半あたり)までは、まぁ、そうかもしれない・・・と思いながら読むことはできた。 しかし、本書の主題である、「死後」のお話は、さっぱりついていけなかった。そもそも、人間の意識のお話ばかりだったので。宇宙意識というからには人間以外の生物の生存本能もあるだろうし、そういうものとどうやって折り合いつけるんだというところから入ってほしかった。 2023/4/14
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量子科学からの考察は前半のみで、後半は古来からの宗教の教えなどが目立った。とはいえなかなか説得力のある話で充分面白かった。
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タイトルに惹かれて読んだが、概念的な言葉が多く、頭に入ってこない。ナナメ読みした。 例…視線感応、以心伝心、予感、シンクロシニティ、運気を磨く、コンストレーション 要点・結論を以下、引用。 第12話あなたが「夢」から覚めるときー325p 与えられた人生を、最後の一瞬まで、慈し...
タイトルに惹かれて読んだが、概念的な言葉が多く、頭に入ってこない。ナナメ読みした。 例…視線感応、以心伝心、予感、シンクロシニティ、運気を磨く、コンストレーション 要点・結論を以下、引用。 第12話あなたが「夢」から覚めるときー325p 与えられた人生を、最後の一瞬まで、慈しむように、生きて頂きたい。そのかけがえの無い人生を、抱きしめるように、生きて頂きたい。その人生は、あなただけに与えられた、ただ一つの、尊い人生なのだから。
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