逆転美人 の商品レビュー

藤崎翔(著者)

2024/07/19

『本でないと出来ない仕掛け』に納得。
前半の手記は読みずらくなりそうなものの、すんなり読めたあたりさすがです。
後半の展開もワクワクドキドキしながら読めた。
最後も最高。

美人なせいで不幸な人生を歩む女が書いた手記。
驚きの仕掛けがある。

2024/07/18

美人であるが故に人生に苦労したが、そんな人生が逆転していく様子を描いた作品かと思い込んで読み進めていた。が、そういった趣旨の逆転ではない事が追記を読み進めるうちに分かった。前半を読んでいる中で、まさかそんな結末になるとは想像できなかった。

追記以前と以後で語り手が母親から娘に変わるが、誰目線で描かれるかによって同じ内容の物語が違った風に感じられた。
真実を知った後は母親は完全に犯罪者であるが、前半の物語をみた故に、母親にも少し同情を覚えた。

最後の種明かしは、気付く人は相当鋭いと思った。自分は読んでる中で全く気が付かなかった。

2024/07/18

や……やられた……。

前半の手記がとにかく読むのがシンドいのだけれど、後半から雰囲気が変わり始め、最後は今までのシンドさが嘘のように驚かされる。

読んで良かった。

2024/07/18

冒頭から引き込まれて一気に読んだ本は久しぶり。個人的に描写も好き。ちょいちょい作者を登場させるユーモアは元お笑い芸人だからか（笑）そこは要らんけど（笑）
この人の他の本を読んでみようと思ってます。おすすめです。

2024/07/16

美人ゆえに味わう不条理の共感を誘う。
手記としての切迫感やここ十数年の流行・ブームもちりばめられて現実の出来事のようなも錯覚も。

一読の価値あるトリック。
現実と錯覚できるからこそ気づけなかったことが悔しい！

2024/07/14

なんだか胸糞悪い話だな、と思いつつ読了。自分の好みとして、あっと驚くトリックとかはあまり刺さらないのだなと改めて感じた。

2024/07/13

前半の手記パートは、災難やら苦悩の日々の半生がひたすら綴られていて、読んでて正直しんどい。
これ、ずっとこんな感じが続くの？しんどいけど、最後にはスカッと驚くような展開が待っているよね？？とその期待値だけを頼りに読み続けた。

そして、後半の追記パートで衝撃の種明かし。
うわぁぁ、やられた！そういうことか。
少し冗長だな、と思える展開には意味があった。追記までにも。

純粋に謎解きのエンタメ小説として読めば、楽しめると思う。自分は爽快感とそれに同じぐらい疲労感も感じて読了した。

2024/07/13

図書館でなんとなく借りたから、前情報一切なく、なんなら紙帯すらも目にせず、何のジャンルかも分からず超フラットな状態で読んだ一冊。
「伝説級超絶トリック」が隠されてることも知らずに読めたので余計に最高だった。ここ最近で1番の衝撃だったかも。自分の記憶が消せるなら、脳の中フォーマットかけてからもう一回読みたい。
こういうギミック作品とか叙述トリック物とかを、「すごいトリックありますよ」っていう触れ込み全く無しで見つけるうまい方法はないものか。

2024/07/12

面白すぎて１日で読み終わってしまいました。
手記部分でイライラして追記で一気に鳥肌…ッ！
所々に感じた違和感が必然で必要だったと
わかったときの爽快感。
『伝説級トリック』を見破れた方すごいです。
作者様の努力とアイデアに脱帽。

2024/07/10

途中から、買いているのは娘だろうなあ　と思いながら読んでいたし、所々違和感は感じてたけど、まさかこんな展開とは想像してなかった。面白かった。