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駅の名は夜明 の商品レビュー

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57件のお客様レビュー

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2023/02/13

さらっと読み終わってしまいました。普通の話というか先が読めてしまう感じで、悪くはないんだけどあえて誰かに勧めたいとは思わないです。

Posted byブクログ

2023/02/06

ふるさと銀河線に続く、短編集。こちらも、それぞれに人間模様があり、面白かった。特に、最後の「背中を押すひと」は、感動した。また頑張ってみようとまさに背中を押してもらったような感じだった。あとがきから、この作品が髙田さんの作家になるきっかけの作品ということで、あーなるほどと思った。...

ふるさと銀河線に続く、短編集。こちらも、それぞれに人間模様があり、面白かった。特に、最後の「背中を押すひと」は、感動した。また頑張ってみようとまさに背中を押してもらったような感じだった。あとがきから、この作品が髙田さんの作家になるきっかけの作品ということで、あーなるほどと思った。きっと、自分にハマる作品があるはず。ぜひ読んでほしい。

Posted byブクログ

2023/02/02

短編集。どの短編も読み終えると希望が湧いてくる。そして、短編がしりとりのようにつながっているのが興味深い。

Posted byブクログ

2023/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

髙田郁さんはいつも時代ものばかり読んでいるので、デビューのきっかけになった作品が現代もの(漫画原作)だったことに驚いた。しかも塾講師として働きつつ司法試験を何度も受けていた、ということは小説の書き方もよく知らない素人の状態での特別賞受賞。そして現在人気作家になっている…人生は何があるか分からない。 『あとがき』に書かれた言葉「何もしない、でも、傍に居る」。 今作のみならず髙田さんの時代ものにも通じるテーマだと思った。 決して恩着せがましくなく、あくまで自然体で。ふと気がつくと側にそっと寄り添ってくれる。その存在は一見地味ではあるけれど、しっかり滋味になっていて温かく心に染み入る。 今作の九つの短編も、巧くいかない日常から逃げ出す人たちの気持ちが丁寧に描かれている。逃げ出す人たちを一期一会で温かく受け入れてくれる人がいて救われる。そんな安心感に包まれた短編集だった。 「目的地に行くために必要な途中下車もあるさ。疲れたら、降りていいんだよ」 「寂しいのは本当にそうね。ただ、時々、『ああ、今、傍に居る』と思う瞬間があるのよ」 「嫌いなものが一致しない方が悲劇」 今回も共感しきりの文章が多かった。

Posted byブクログ

2023/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 高田郁「駅の名は夜明」、軌道春秋Ⅱ、2022.10発行。「ふるさと銀河線 軌道春秋」の続編。「ふるさと銀河線」は感動のるつぼでした! 「駅の名は夜明」も流石高田郁さん、読み応え十分です。2連作をいくつか含む9話。今回は余韻がテーマではないかと思います。余韻を残すということは、見方によれば中途半端な終わり方になるので、難しいですね。私は、第7話「ミニシアター」、第8話「約束」、第9話「背中を押す人」が印象に残りました。

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2023/01/27

軌道春秋第二作 何の短篇も面白かった 流石、人情作家は時代物だけに留まらない 最後の短篇背中押す人がデビュー作の焼き直しとのあとがき、時代物から始まったのではない事に驚いたとともに、髙田ファンとしては認識不足だった

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2023/01/25

英語の勉強中、ちょっと一休み。 この本もよかった~。 高田郁さん よいですね。 短編連作。 特に最初の2編、「トラムに乗って」、「黄昏時のモカ」はシビれました。 あとがきもよくって、そうだったんだ~ って。 高田さんのいろいろな思いが詰まった一冊でした。 この本も手放せないな。...

英語の勉強中、ちょっと一休み。 この本もよかった~。 高田郁さん よいですね。 短編連作。 特に最初の2編、「トラムに乗って」、「黄昏時のモカ」はシビれました。 あとがきもよくって、そうだったんだ~ って。 高田さんのいろいろな思いが詰まった一冊でした。 この本も手放せないな。。

Posted byブクログ

2023/01/22

一行目:「話し合う?今さら何を『話し合う』というの?」 大好きな作家さんなんだけど、現代作はなかなかどうも…初めて、購入せず図書館で借りてしまった。 感動もするんだけど、似たような話を他の作家さんでも読め気がして…例えば、女二人旅に出るなら「山女日記」のほうがはるかにいい。失...

一行目:「話し合う?今さら何を『話し合う』というの?」 大好きな作家さんなんだけど、現代作はなかなかどうも…初めて、購入せず図書館で借りてしまった。 感動もするんだけど、似たような話を他の作家さんでも読め気がして…例えば、女二人旅に出るなら「山女日記」のほうがはるかにいい。失礼な話だけど… それでも、胸に迫る箇所があり、あとがきから抜粋。 幸せを心から望めども、人生はそう容易くはない。誰しも病や老いから逃れられず、思いがけないさいかに見舞われることもあります。そんな時、声を限りにエールをおくられると、却って辛さが増すこともあるでしょう。

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2023/01/19

澪つくし料理帖、あきない世傳など、ずっと追ってる作家さん。鉄道を舞台にした物語、最初からタオル必携。それぞれが暖かい人間関係で描かれてる。 出会えて良かったって思う作品だった。

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2023/01/16

娘を病気で亡くした夫婦、夫に先立たれた老女、虐めを受け続けた女子高生、両親の離婚に傷ついた少年、妻の介護に疲れ無理心中を選んだ老人、、、深い悲しみに傷つき、人生行き詰まった者たちの背中をそっと押す出来事。それぞれのエピソードをさりげなく彩る列車の旅。 ここまではなんだか浅田次郎っ...

娘を病気で亡くした夫婦、夫に先立たれた老女、虐めを受け続けた女子高生、両親の離婚に傷ついた少年、妻の介護に疲れ無理心中を選んだ老人、、、深い悲しみに傷つき、人生行き詰まった者たちの背中をそっと押す出来事。それぞれのエピソードをさりげなく彩る列車の旅。 ここまではなんだか浅田次郎っぽい、ちょっといい話の連打でそれほど深みが感じられず段々と飽きてくる。 だけど、最後の2作「約束」「背中を押すひと」はかなり良かった。 特に「背中を押すひと」は父親の子を思う気持ちに感情移入しすぎて嗚咽するレベル。 この作品は作者のデビューのきっかけであり、亡き父親への思いが詰まった思い入れのある作品とあとがきで知って納得。この一作だけでも読む価値があります。 余談ですが、校正の甘さが気になりました。

Posted byブクログ