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聖書がわかれば世界が見える の商品レビュー

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33件のお客様レビュー

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2023/03/16

聖書についての成り立ち、旧約と新訳の違い、キリスト教各派の歴史、世界情勢とキリスト教との繋がりについて学びたくて読んだ。 前半は聖書についての説明、後半はキリスト教とそれに関する世界情勢の話。 以下、学んだこと。 ・イエスは「金持ちのまま死んだら天国にはいけない」と話してい...

聖書についての成り立ち、旧約と新訳の違い、キリスト教各派の歴史、世界情勢とキリスト教との繋がりについて学びたくて読んだ。 前半は聖書についての説明、後半はキリスト教とそれに関する世界情勢の話。 以下、学んだこと。 ・イエスは「金持ちのまま死んだら天国にはいけない」と話している。だからアメリカの富豪は慈善団体をつくったり、莫大な寄付をしている。 ・剣を取るものは皆、剣で滅びる ・神の子は神なのか?そしたら神は2人存在することになるのでは?と揉めたことがある。結果、父(創造主)、子(イエス)、聖霊の3つを1つとすることで決着。これが三位一体。 ・旧約聖書では偶像崇拝を禁止している。イエスの像(聖像)はイエスが人間だった時の姿を模したものであるため、偶像崇拝には当たらない。 以上。 世界史の素養がある程度ないと、ちょっと厳しい。世界史の素養がほとんどなく、世界の国々の位置関係とかも分かってなかったので、内容が所々で理解できなかった。 そもそも、カタカナ名が多くて覚えられぬ。 池上彰に「これくらい常識でしょ? 知らないと大人としてヤバいよ? 学生の頃、何してたの? 」と言われているような気分になった。

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2023/03/21

聖書の物語を現代語訳を通して解説しながら、時々池上さんがツッコミを入れてくれるところが面白い。 そう、聖書の物語ってやっぱり無理があるよなーって思ってたから、そうそう!ってなる。 聖書の解説の後、キリスト教史に入るが、まさに西洋史をキリスト教の切り口からみると現在の世界に繋がっ...

聖書の物語を現代語訳を通して解説しながら、時々池上さんがツッコミを入れてくれるところが面白い。 そう、聖書の物語ってやっぱり無理があるよなーって思ってたから、そうそう!ってなる。 聖書の解説の後、キリスト教史に入るが、まさに西洋史をキリスト教の切り口からみると現在の世界に繋がっていることがよくわかる。 あとがきにあるように、幸福を求めて生まれた世界宗教の歴史が権力闘争、戦争など血なまぐさいもので作られてきたのは皮肉なことだなと感じた。池上さんの切り口が、そう思わせたのかもしれないが。 アメリカ中心の世界でキリスト教的な価値観に知らずに染まってるのかもしれないが、キリスト教的なソレは決して正義なんてものではないと心得ておくべきと思った。

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2023/03/08

とてもわかりやすい文章で読みやすく、内容も面白くて一気に読めた。ユダヤ人がなぜこんなにも迫害されてきたのか、キリスト教がどのように世界に広がり、過去や今の出来事にどう影響しているのかよく理解出来た。アメリカでは3/4がキリスト教徒だと言うのに驚いた。世界で起きている戦争にもキリス...

とてもわかりやすい文章で読みやすく、内容も面白くて一気に読めた。ユダヤ人がなぜこんなにも迫害されてきたのか、キリスト教がどのように世界に広がり、過去や今の出来事にどう影響しているのかよく理解出来た。アメリカでは3/4がキリスト教徒だと言うのに驚いた。世界で起きている戦争にもキリスト教内や宗教同士の争いが大きく関わっているということがわかった。

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2023/02/17

池上さんの本だから何気に手に取ったけど今までここまで聖書について分かりやすく系統立てて解説した本は無かったと思う。 新たな発見の連続。 池上さんの本の中でも傑作の部類に入ると思う。 いろんな人に読んで欲しい。

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2023/01/15

2022/2023年末から新年にかけての週刊文春に、柄谷行人と池上彰の対談が掲載されており、その中で、柄谷行人がこの本で勉強したと言っていた(ウクライナのキリスト教の歴史のことか?)ので、気になり読んでみた。 聖書の知識素養がないと確かに欧米の映画や小説、美術作品を理解できない。...

2022/2023年末から新年にかけての週刊文春に、柄谷行人と池上彰の対談が掲載されており、その中で、柄谷行人がこの本で勉強したと言っていた(ウクライナのキリスト教の歴史のことか?)ので、気になり読んでみた。 聖書の知識素養がないと確かに欧米の映画や小説、美術作品を理解できない。モチーフやアイコン、固有名詞、フレーズなどの意味をかなり逃している。 おさらい部分もあり、初めて知ることもあり、旧約新約聖書の成り立ちも勉強になった。 正教のことはまるでわかっていなかったので面白かった。 プーチンと今のロシア正教トップのキリル総主教はウクライナ以降明らかにおかしいことを世界に露呈しているが、二人ともサンクトペテルブルク出身でKGB出身、キリル主教はジュネーブで諜報活動をしていたときには解放の神学の拡散を後押しした、というくだりはとても興味深い。

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2023/01/05

日本にいると無神論者が多い印象だが 世界を見渡すとキリスト教、イスラム教など 神を信じている人が多いし、 それを前提にビジネスが進んでいる。 神を信じる、信じないに限らず 聖書の内容やそれに準じた人々の歴史を 知っておく事は物事を有利に進める事が できるかもしれない。

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2022/12/31

西洋文化の礎となっている「聖書」ですが、いままではあまり縁がなく、断片的な知識や感覚しかありませんでした。 いつかもう少し体系立てて知りたいとは思っていたところ、池上さんの解説書が出版されましたので早速読み込んでいます。 この本については、前半が聖書の教えの中身、後半がキリス...

西洋文化の礎となっている「聖書」ですが、いままではあまり縁がなく、断片的な知識や感覚しかありませんでした。 いつかもう少し体系立てて知りたいとは思っていたところ、池上さんの解説書が出版されましたので早速読み込んでいます。 この本については、前半が聖書の教えの中身、後半がキリスト教の歴史について記述されています。聖書の中身についても難しい解説ではなく、すっと入ってくるものでした。 また、「貧富の格差の是認」「同性愛反対」「離婚の禁止」「中絶禁止」など、カトリック的な考えの根源についても、少し踏み込んで再認識できる内容となっています。 聖書から発出している文化はなじみが薄く、日本人にとっては理解しにくいところもあるかとは思いますが、その差を埋めることができる良書であると思います。

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2022/12/23

p025 ユダヤ教 イエスは人間 ヘブライ語 キリスト教 イエスは神の子 ギリシャ語 イスラム教 イエスは人間預言者 p054 ヨルダン川西岸地区パレスチナ自治区のヘブロン アブラハムとサラの墓がある アブラハムとハガルの子 イシュマル アラブ人 アブラハムとサラの子 イサク...

p025 ユダヤ教 イエスは人間 ヘブライ語 キリスト教 イエスは神の子 ギリシャ語 イスラム教 イエスは人間預言者 p054 ヨルダン川西岸地区パレスチナ自治区のヘブロン アブラハムとサラの墓がある アブラハムとハガルの子 イシュマル アラブ人 アブラハムとサラの子 イサク ユダヤ人 p062 モーセの十戒 安息日シャバットは金曜の日没から土曜の日没まで 電機をつけたり消したりできない 自動車運転できない 電気つけられない シャバットエレベータ p067 あなたは子山羊をその母の乳で煮てはならない  ステーキのあとにアイス食べられない p079 新約聖書 4つの福音書 福音よいしらせという意味 エヴァンゲリオン 福音のドイツ語  マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ ルカ 医師 聖路加 (セイルカが正しい) p107 イエスの一番弟子 ペトロ サン・ピエトロ大英堂 聖ペトロの教会 p109 カトリックは離婚できない イングランド王ヘンリー八世 妻の侍女と結婚したいがために、妻と離婚しようとするがカトリックは離婚できない。自ら英国国教会を創設し、妻と離婚 カトリック信者が多いフランスでは、離婚が難しいため、多くの男女は事実婚を選ぶ p111 ハーバード大学の校章 VE RI TAS 真理 veritas liberabit 真理はあなたたちを自由にする p127 イエスの墓 エルサレム イスラム教徒の支配下に入って破壊された ローマ帝国の皇帝によって再建 現在の聖墳墓教会は、東方正教会やカトリック教会、コプト正教会など複数の派による共同管理 p147 キリスト教がローマ帝国内で広く普及するきっかけとなったのは感染症 p151 325 ニケーア公会議 三位一体 信者による会議できまる p157 ローマカトリック教会 ピラミッド型 正教会 フラット ロシア正教会、ギリシャ正教会、ルーマニア正教会 p208 ペストがカトリックの権威を揺るがす 14世紀のヨーロッパ 黒死病で人工の1/3-1/4が死亡 バチカンのサンピエトロ大聖堂の建築資金集めで贖宥状の販売 1517 ドイツ 贖宥状の販売に疑問をもつ マルチン・ルター ルターが聖書をドイツ語に翻訳 p215 カルバンは新たな宗派を作るつもりはなかったので、ルター派は生まれたが、カルバン派という宗派はない。フランスではユグノー、スコットランドでは長老派、、イングランドでは清教徒 カトリックは対抗して世界へ布教へ イエズス会 p277 アメリカ 聖書の教えに忠実であろうとする彼なの子孫たちは新約聖書の福音書に忠実であろうとし、福音派と呼ばれるようになる p229 アメリカに大量のカトリックが入ってきたのは、19世紀半ばに深刻な飢餓を生じたアイルランドから p231 アメリカの福音派は、プロテスタントの長老派やバプティスト派、メソジスト派など、ほぼすべての宗派に存在している

Posted byブクログ

2022/12/03

いつもと同じ優しい語り口で、難解な内容を噛み砕いてやさしく解説してくれている。日本では仏教が多数派だと思うが、実質は無宗教の人が多いはずだ。しかし、他国では宗教が大いに政治や生活に影響を及ぼしていることがわかった。特にアメリカを知るには聖書を知らないとマズいなと感じた。

Posted byブクログ

2022/12/01

断片的にしか知らなかった聖書の内容や歴史が、大きな流れを把握できるようにざっくりと簡潔に書いてある。聖書のこの箇所が根拠となってこの問題が起きている、というふうに現在との繋がりも書かれていて面白い。聖書読んでみたいと思えた。

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