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名探偵のいけにえ の商品レビュー

3.8

227件のお客様レビュー

  1. 5つ

    58

  2. 4つ

    73

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    2

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2024/09/05
  • ネタバレ

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前半の全部の行の伏線?回収した。ひっくり返しにひっくり返してくる。この人の他の本も読んでみたい。楽しそう。展開もアイデアも贅沢に使う。

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2024/08/14

「探偵は加害者になりうることを 自覚すべきです」 1978年America Jonestown 人民寺院の事件がモチーフといわれる 名探偵のいけにえ 名探偵とは何か そして、 名探偵が名探偵であるために必要なものとは… 私まだ この本を受け止めきれていません

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2024/08/07
  • ネタバレ

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主人公は褒められた性格じゃないけど、話は面白かった!特にラスト! どんでん返しのどんでん返しに続き、Qの正体が"名探偵のはらわた"に繋がるとは!! そこを読んだ時、あわわぁ〜とテンションが上がった!

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2024/07/21

グロ描写がすごいなぁ。ファンの方にはたいしたことないのかもしれませんが,この作者は初めてなので、グロ描写に面食らいました。 グロ耐性のない方はやめた方がいいです。 序盤いきなり人死にから始まるので、そこの描写でちょっとキツいな、と思ったら読むのをやめましょう。たしかに伏線や探偵の...

グロ描写がすごいなぁ。ファンの方にはたいしたことないのかもしれませんが,この作者は初めてなので、グロ描写に面食らいました。 グロ耐性のない方はやめた方がいいです。 序盤いきなり人死にから始まるので、そこの描写でちょっとキツいな、と思ったら読むのをやめましょう。たしかに伏線や探偵の推理、宗教とミステリーの融合による見事な展開は実際の事件をベースにしながらよくぞここまでといった完成度で、名作と呼ばれてもよいかと思います。 とはいえ前述のようなグロ描写、またエグさもあります。多読で感性が摩耗している方にはちょうどいいかもしれませんが、私のようにグロ耐性のない方は、まあ他の名作から先に読んでもいいのでは。

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2024/07/14

エレファントヘッドに引き続き2作目の白井智之作品。いずれも特殊設定の推理ものだったので、少しお腹いっぱいだったけどいずれもよく作り込まれた話で楽しめました。(グロ描写はこっちのが控えめ) タイトル回収が個人的にアツかったです。

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2024/07/14

軽くて読みやすいのも良。 最後まで読んで納得。ふざけたタイトルだと思って読まないと損かもしれない。 名探偵のはらわたは未読。読みたい。

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2024/07/06

導入や中盤までの展開は、好きなドラマ『TRICK』のような雰囲気で◯。そこから後半にかけてオリジナリティのある連続的な推理劇が繰り広げられ、最後のタイトル回収まで綺麗にまとめられていた。王道な本格ミステリと思いきや、カルト宗教による集団洗脳や妄想という特殊性を逆手にとった叙述的な...

導入や中盤までの展開は、好きなドラマ『TRICK』のような雰囲気で◯。そこから後半にかけてオリジナリティのある連続的な推理劇が繰り広げられ、最後のタイトル回収まで綺麗にまとめられていた。王道な本格ミステリと思いきや、カルト宗教による集団洗脳や妄想という特殊性を逆手にとった叙述的なトリックからも、確かなオリジナリル性が感じられ感心した。ただ、後半はほとんどがセリフの推理バトルで、目まぐるしく展開が変化するので、くどく感じる人はいるかもしれない。わたしはかなり楽しめた。実は、後から実話をもとにしていることを知った。上手くフィクションを織り交ぜた良い小説だと思った。

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2024/07/01

特殊条件のミステリーと散りばめられている伏線にかなり圧倒されまして、初めて付箋を使いながら読みました。 付箋使うのも良いですね。 ラスト終盤の多重解決編には何度も驚かされまして、最後数ページの結末には衝撃を受けました。

Posted byブクログ

2024/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人民寺院の集団自殺を元ネタとしたミステリー。 実際の事件が下敷きになっているので、冒頭からラストの悲劇は想定済みでしたが、その裏で発生した殺人事件のミステリーということで興味深く読みました。 殺人事件での謎の提示は、問題点が明確になってわかりやすくてよかったです。 ただ、ラストへ向けての事件の真相の推理にいくつもの解を提示されて混乱してしまいました。 自分としては宗教団体の集団妄想というフィルターが盲点であり邪魔であったためシンプルに推理できなかったことと、後だし条件が多すぎて訳が分からなくなりました。 そもそも、視察団虐殺と集団自殺するような宗教団体がミステリアスな殺人をわざわざ起こしていたという設定に無理があったようにも思います。 しかも、ラストのQの正体に至っては、前作を読んでいない自分には「だから何?」って感じでした。

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2024/06/21

名探偵の助手が、帰国の時期を過ぎても帰ってこない。不審に思った探偵の主人公は、ガイアナのジョーデンタウンへと赴くことになった。 奇跡を信じるカルト教団で起こった殺人事件。 どれもが奇跡でもないと起こり得ないという不可解さ。 そこに探偵は挑む。 実在したジョーデンタウンと大量自殺...

名探偵の助手が、帰国の時期を過ぎても帰ってこない。不審に思った探偵の主人公は、ガイアナのジョーデンタウンへと赴くことになった。 奇跡を信じるカルト教団で起こった殺人事件。 どれもが奇跡でもないと起こり得ないという不可解さ。 そこに探偵は挑む。 実在したジョーデンタウンと大量自殺事件をもとに、 カルト教団の調査団の人々が殺されていく。 奇跡を信じる人と、奇跡を感じない外部の人間との間に生じる2つの見え方。 読んでいると、どこまでが事実で、どこまでが創作なのか、 誰が何を見えていて、何が見えていないのか。 脳内プチパニック。 探偵が推理を2つ披露し、どちらの推理を選ぶのかと教祖に迫った瞬間、王手だと思った。 過去の事件にも丁寧に迫った小説だった。

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