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この部屋から東京タワーは永遠に見えない の商品レビュー

3.4

123件のお客様レビュー

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2024/09/14

短編集。 似たような話や、これ他の話に出てきた人かな?と思うような繋がりがあるような気もした。 地方出身で頭が良くて東京の良い大学を出て、麻布十番あたりに住んでいる人の話が多い。 東京は地方出身者の街という感じがした。

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2024/09/08

タワマンに住むような人にも悩みはある。金銭的に余裕はあっても孤独だったり。幸せは人と比べてはいけないんだよなーとわかってはいるけど、ついつい比べて落ち込んでしまうよね。

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2024/09/08

東京、特に港区への憧憬と諦念を、30才を中心に同世代の人々へのヒエラルキーと共に描いている。時にホラーの様な怖さもある短編集ですぐ読める。好きなのもチラホラあるが、「東京クソ街図鑑」はお笑いの井口さんのネタかと思った。

Posted byブクログ

2024/08/28

ショート短編集 東京に来てみたものの夢破れたり拒絶される話、おしゃれでキラキラな生活を夢見るもダサいままで変わらない生活が続いていく。 人間の突かれたくないところを突いてくる話が多く、読んでてゾクゾクした。

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2024/08/28

こんなにストレートに書いていいの?というくらい大学名や企業名なんながバンバン出て来て面白かった。まさに娘世代の話。娘がキラキラ側の人間だから面白く読めたけれど、主人公側だったら、、、どうだろう?

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2024/08/25

令和版『なんとなく透明に近い九月の空って何』という感じ。。(笑) 30歳、こんな気持ちで生きているんだね。 ちょっと前の高校生レベルの悩みというか。 まぁ、東京は物も情報も人もありとあらゆるものが溢れているからね、自分の価値観も揺らぐよね。 実年齢マイナス10歳と思えばいい。 ...

令和版『なんとなく透明に近い九月の空って何』という感じ。。(笑) 30歳、こんな気持ちで生きているんだね。 ちょっと前の高校生レベルの悩みというか。 まぁ、東京は物も情報も人もありとあらゆるものが溢れているからね、自分の価値観も揺らぐよね。 実年齢マイナス10歳と思えばいい。 東京で大人になるには、時間がかかるんだよ。

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2024/08/11

令和のグリム童話。 個人的には「怖い話」に分類してる。 勝手に脳内で作りあげたレース、大会、勝負に、 勝手に周りと自分をエントリーさせて、 勝手に勝ったり負けたりして人生を徒らに消費していく様が描かれる。 誰しもが持っている、優越感、劣等感、自己承認欲求、コンプレックスを絶妙にく...

令和のグリム童話。 個人的には「怖い話」に分類してる。 勝手に脳内で作りあげたレース、大会、勝負に、 勝手に周りと自分をエントリーさせて、 勝手に勝ったり負けたりして人生を徒らに消費していく様が描かれる。 誰しもが持っている、優越感、劣等感、自己承認欲求、コンプレックスを絶妙にくすぐってくる描写で話にのめり込みやすくさせといて、落としてくる。 いい感じに怖くなってきたところで「今年で30歳になります。」と共通して投下されるキラーフレーズ。 30にもなってこんなに幼いの?日々こんなことばかり考えているの?こんなに拗らせてるの?と、他人のことを言えない立場であるのは承知だけど空恐ろしい気分にさせられる。いや、こうして自身のイタイ様を客観視させて、「こうなってはいけない」と教訓として示し、読み手の目を覚まさせるのが目的の本なのか? とするならばやはりこれは令和のグリム童話なのでしょう。

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2024/07/24

自分にとっては新感覚で、面白くて久々に一気読み。 なんて言うか、Z世代が「これオレの気持ちを代弁してくれてるじゃん!」と思わず膝をたたきそうな内容と言うかいずれにせよ今を代表する作風だと思う。 自分たちの世代だと村上春樹かな。村上春樹と麻布さんとではだいぶ毛色が違うけど。

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2024/07/22

何も考えず、軽い読書がしたいときに 一気に読めちゃう本です。 幸せそうに見える人も他人には理解できない葛藤を抱えている というのが、一貫したテーマだった。 たしかに東京には、自分よりも知性、キャリア、見た目、財力、運を持った人たちがたくさんいて、 上と比べようと思えばキリがな...

何も考えず、軽い読書がしたいときに 一気に読めちゃう本です。 幸せそうに見える人も他人には理解できない葛藤を抱えている というのが、一貫したテーマだった。 たしかに東京には、自分よりも知性、キャリア、見た目、財力、運を持った人たちがたくさんいて、 上と比べようと思えばキリがない。 身の回りにも、幸せな生活を送ってるはずなのにいつも満たされてない人っているなぁと 思いながら読みました。

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2024/07/14

東京という街が持つ魔力に引き寄せられ、他人と自分、東京と地方を比べ、劣等感や鬱屈感を抱え生きる若者を描いた短編集 山月記の李徴を思いだす 彼らの20年後を描いた小説を書いてほしい 虎になってるのかそうじゃないのか

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