センセイの鞄(2) の商品レビュー

谷口ジロー(著者),川上弘美(原作)

2023/05/02

こうなってほしくない、こうなってほしい、と私が願うままにうまく物語が展開されて、終わっていったー。不思議な感覚。
原作を読みたいような読まずにいたいような…
読みたい！と思う日がきたら読む。

2023/02/23

木桶や布巾　座卓の表面　そういう共感覚のようなものをいくつも感じる　エリ・リャオ　耳年増で　篠島民宿「南風」　宵の口に来た時にえらく咳き込んでて　勝手な印象をつけては愉しんだ　綾とは的確な表現を使いましたね　鞄の中には空っぽの何も無い唯ぼうぼう儚々とした空間ばかりが広がっている　タイミングと偶然とに支配される惨い遊び　しゅつぽん出奔　慕わしい気配　腹がくちくなると眠くなりますね　下腹部を弄ってる描写　具象化して良いものかどうか　ひたん悲嘆　実は今の静かな日常を描く方が

2023/01/07

『#センセイの鞄2』

ほぼ日書評 Day618

正月休みは終わったが、今日から成人の日を含む三連休初日は、原作はDay614、そしてDay606の谷口ジローコレクション版に続く第二巻である。

ワタクシは
いったいあと
どのくらい
生きられる
でしょう

センセイの台詞である。

センセイ
センセイが
今すぐ死ん
じゃっても
いいんです

かつての教え子の主人公が返す言葉。

このあと、いきなり来るんだよなー、センセイが！

先日、原作本でも、かなりドキドキしたが、谷口ジローの絵が付くと、さらに迫り来るものがある。多くの方に味わって欲しい。

https://amzn.to/3ioUhpS

2022/08/31

先月に続いて２を購入。

原作を読んだのはいつだったか。センセイと月子さんの島への旅行はうっすら覚えていたかどうか。
月子さんの気持ちはしっかりセンセイにむかって、でも、
「その気持ちを箱に仕舞うことにする。袋縫いした絹の布にきれいに包んでおしいれの奥に置かれたあの大きな霧箱にしまったんだ。」
「恋情とかなんとかどうでもいいや」なんて心の揺れもあり、結局、センセイに寄り添っていく。
最後は、原作よりも至極あっさりとした印象。

センセイが老人であることを、谷口さんはしっかり描いている。でもこの恋物語にはため息が出た。