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うえから京都 の商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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2024/09/15

京都府知事・桂が、低迷した日本経済を救うため、首都を東京から関西へ移したいという話から先ずは上手く事を運ぶ為に高知の県庁職員でありながら政治の世界で交渉人として有名な坂本龍子に依頼する。 京都・大阪・兵庫を纏めて西の統一が上手くいくのか…。 個性のある知事たちの目論見も坂本にはす...

京都府知事・桂が、低迷した日本経済を救うため、首都を東京から関西へ移したいという話から先ずは上手く事を運ぶ為に高知の県庁職員でありながら政治の世界で交渉人として有名な坂本龍子に依頼する。 京都・大阪・兵庫を纏めて西の統一が上手くいくのか…。 個性のある知事たちの目論見も坂本にはすべてお見通しのようで、難なく収まっていくのが痛快である。 おまけに奈良や滋賀まで口を出してきて…となるが、それに対しても恐れる事なく話をつける坂本。 京阪神をひとつに纏めるなど難しいことだろうが、誰か関係のない地方の者が入れば見えるものも違ってくるのだろう。 京都から発信した桂のひと言で坂本龍馬を彷彿させる坂本龍子の登場に思わず成功してほしいと願った。 私利私欲に溺れたり、胡散臭い人も多いがすべての政治家がそうであるとは言い切れないかも…と。 そう思いたいと。

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2024/05/05

内容は面白く一気に読めた。 大阪府民の私にはうんうん。。と思うところもあり、登場人物がなかなか面白かった

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2024/01/10

私的には評判以上に面白かった。 関西圏の府県それぞれの思惑や関係性は生々しく、一般人では気づかないこともあり、政治の世界は別世界だけど、基本は国民のため、国のため、というところは最近の政治事件もあり考えさせられる。 政治家を雇っているのは国民だ! 投票に行かなければ。国民の権利...

私的には評判以上に面白かった。 関西圏の府県それぞれの思惑や関係性は生々しく、一般人では気づかないこともあり、政治の世界は別世界だけど、基本は国民のため、国のため、というところは最近の政治事件もあり考えさせられる。 政治家を雇っているのは国民だ! 投票に行かなければ。国民の権利であり、義務を果たさなければ、汚職議員と同じになってしまう。。 畠中さんのさくらシリーズと違った面白さ。ぜひシリーズ化して欲しい。龍子と沖田君の活躍をもっと読みたい。

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2024/01/09

京都府知事・桂から、低迷した日本経済を救うため、経済の拠点や首都を東京から関西に移したいと頼まれたのは高知県庁職員であり、政治の世界で「交渉人」と呼ばれる坂本龍子。京都・大阪・兵庫の三府県が手を結び、西の統一を図ろうとするが、まるで某TV番組(ケンミン…)を観ているかのような我こ...

京都府知事・桂から、低迷した日本経済を救うため、経済の拠点や首都を東京から関西に移したいと頼まれたのは高知県庁職員であり、政治の世界で「交渉人」と呼ばれる坂本龍子。京都・大阪・兵庫の三府県が手を結び、西の統一を図ろうとするが、まるで某TV番組(ケンミン…)を観ているかのような我こそとマウントを取ろうとしあう有様。それを龍子が坂本龍馬ばりにまとめ上げていくストーリー。最終的にうまく行きすぎる感は水戸黄門を観ているよう。2023年に地方創生の目玉として文化庁が京都へ移転となったのとリンクするような小説。ただあれから進展はないですね。

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2023/04/11

51タイトルも斬新だし登場人物の造形も面白い。ステレオタイプは否めないが実現可能な感じに思えるストーリーも分かる。しかし面白いタイトルと土佐の主人公が合わなさすぎる。京都を前面に出すのなら秘書が主人公だし、龍馬を出すなら土佐視点だと思うなあ。重版の際は改題検討しては。

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2022/11/24

ちょっと期待外れ。政治家達の思惑の説明がだらだらしていて盛り上がりに欠けた。坂本龍子という魅力的なキャラがいるだけに残念。

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2022/10/28

どこかで聞いた話(笑) 現代版、坂本龍馬こと、一字違いの坂本龍子(笑) 彼女は高知県の県庁職員でありながら、政治の世界で無理難題を解決する「交渉人」 今回は、低迷する日本経済を救うため、首都を東京から関西へ移したい‼と突拍子もない依頼が……。 ただでさえ、仲の悪い三府県が手...

どこかで聞いた話(笑) 現代版、坂本龍馬こと、一字違いの坂本龍子(笑) 彼女は高知県の県庁職員でありながら、政治の世界で無理難題を解決する「交渉人」 今回は、低迷する日本経済を救うため、首都を東京から関西へ移したい‼と突拍子もない依頼が……。 ただでさえ、仲の悪い三府県が手を組めるのか? 各知事の思惑も見え隠れしつつ、紆余曲折を経て、東京まで乗り込んだが……。 大舞台で彼女は如何に(笑)

Posted byブクログ

2022/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冒頭から、「プリンセス・トヨトミ」に通じる雰囲気が漂っているような感じを受けたが、うーん、中身としては一本調子でそこまでの読み応えはなく。 学生時代は京都府民、社会人序盤は大阪府民で今も府内に通勤、現在は兵庫県民と、京阪神それぞれに縁がある私にとっては非常に興味深い設定で、入口の時点で下駄を履いていることは間違いなく、平積みの棚から期待を込めて取り上げたわけだが…。 まず内容以前に、"的を得ている"とか"違和感を感じる"といった美しくない表現がするりと出てきて、言葉遣いが気になってしまった。 これは書籍化する過程のどこかで誰かが指摘しなければ。 物語終盤、知事が議員バッジを付けている??? という謎の描写もあり、もやもや。 肝心のストーリーは、大阪と京都のいがみ合いを大きな軸として進められていくが、関西に身を置いていると、それよりも大阪vs兵庫の対立の方が際立っているのでは、特に近年は…という肌感覚の方が強くて、兵庫県が緩衝材となって融和に一役買っているような立ち位置はどうも最後までしっくりこなかった。 また、悪徳議員たちが表舞台から退場していく経緯も実にあっさりというか、あまりに容易に描かれていたことにも若干拍子抜け。 プロットは極めてシンプルにして分かりやすく、例えば映像化などしたら盛り上がるであろう見せ場もあるので、そういった展開には向いている作品かもしれない。

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2022/09/28

関西人として読んで、清々しいなほどのステレオタイプな京・阪・神、そして土佐高知、奈良、滋賀の人間性を物語に落としこんであることにいい意味で苦笑しました。 そういった部分ではコメディです。 一方でいまこの国が抱えている構造的問題、それも首都圏外の人間が抱くモヤモヤを解決させるため...

関西人として読んで、清々しいなほどのステレオタイプな京・阪・神、そして土佐高知、奈良、滋賀の人間性を物語に落としこんであることにいい意味で苦笑しました。 そういった部分ではコメディです。 一方でいまこの国が抱えている構造的問題、それも首都圏外の人間が抱くモヤモヤを解決させるための動きが物語の幹にした社会派なお話であり、うっすら恋愛要素もあり、バランスのいい小説です。 ただ、すべてが大道な展開であることに加えてご都合主義にスムーズに事が進むところがなんとも薄っぺらく感じてしまうのも事実です。 とはいえ、全体的に飽きさせずすらっと気持ちよく読めました。 ぜひともまたコテコテな関西イメージをモチーフに次回作を書いていただきたいです。

Posted byブクログ

2022/09/02

「交渉人」とあだ名される高知県職員の坂本龍子の元に京都から大阪・兵庫と連携し、東京から首都機能を移転したいと言う依頼が入る。 都を奪還したい京都、経済を手中にしたい大阪、傍観する兵庫。足並みが揃わない京阪神の同盟は果たして結べるのか?令和の女版坂本龍馬が奮闘する政治エンターテイメ...

「交渉人」とあだ名される高知県職員の坂本龍子の元に京都から大阪・兵庫と連携し、東京から首都機能を移転したいと言う依頼が入る。 都を奪還したい京都、経済を手中にしたい大阪、傍観する兵庫。足並みが揃わない京阪神の同盟は果たして結べるのか?令和の女版坂本龍馬が奮闘する政治エンターテイメント!

Posted byブクログ