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三体X 観想之宙 の商品レビュー

3.5

84件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    29

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2023/06/27

『三体』の二次創作。インターネットに発表した作品が評価され、本家公認となって出版された。雲天明が三体世界に囚われた状況を語る。拷問は過酷であった。三体人側には残酷なことをしているという自覚もない。現代日本の人質司法や外国人収容と重なる。三体人は地球人と接触することで、だますことを...

『三体』の二次創作。インターネットに発表した作品が評価され、本家公認となって出版された。雲天明が三体世界に囚われた状況を語る。拷問は過酷であった。三体人側には残酷なことをしているという自覚もない。現代日本の人質司法や外国人収容と重なる。三体人は地球人と接触することで、だますことを覚えた。その結果、だまして商品を売買することが行われ、三体世界は混乱した。ルールに基づいて競争することが市場競争である。それがなくなると市場は崩壊する。 智子は日本人をモデルとした。三体人は自己を大陸を侵略した日本になぞらえている。良くも悪くも中国人にとって日本は存在感のある国なのだろう。

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2023/06/25

面白いんだけど複雑 でもコレただの二次創作なんでしょと定期的に悲しくなる やめてくれよ作者じゃないただの他人が何でこんなの出しちゃうんだよ偽物じゃないか いやいや、コレは三体人に見せられてる夢でしょう、どうせ ああでも、あ~その辺のときの話知りたかったよ、って二次創作なんでしょう...

面白いんだけど複雑 でもコレただの二次創作なんでしょと定期的に悲しくなる やめてくれよ作者じゃないただの他人が何でこんなの出しちゃうんだよ偽物じゃないか いやいや、コレは三体人に見せられてる夢でしょう、どうせ ああでも、あ~その辺のときの話知りたかったよ、って二次創作なんでしょうコレ 複雑。

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2023/06/07

お話としてうまくまとまっている。とにかく、空間の広がりと時間の跳躍が大きい作品なので、想像力が追い付かない。この作品では特に時間がカギになっているよう。”愛に時間を”のフレーズに撃ち抜かれた。

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2023/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)」刊行直後(なんと1ヶ月以内!)に当時アマチュアだった宝樹(パオシュー)さんが二次創作として本作をネットで発表。大きな反響となって本家、劉慈欣さんからも公認されて出版されたという。 なんだか、90年代後半から瞬く間にネットで拡散された「僕が勝手に考えたドラえもんの最終回(仮)」のような展開だ(個人的には「三体X」より、ドラえもんの最後のセリフ「のび太くん、宿題終わったのかい?」の方が好き)。傑作の裏ストーリーを二次創作した名作品としては、三谷幸喜の「オリエント急行殺人事件(第二夜)」も素晴らしかった!…おっと、話を本書に戻します。 正直、本作のすべての登場人物に感情移入ができなかった。「本編でないから」という心の壁だけが理由ではない。特に女性、AAとチェンシンの描き方に違和感がある。本編とは別人格の印象を最後まで拭えなかった。セリフ(言葉の選び方)や表情、仕草のどれもが違いすぎる。それに「終章 プロヴァンス」でチェンシンとユン・ティエンミンは再開して欲しくなった。ここまで話を展開しておいて再開はないだろう。しかもチェンシンというキャラクターをぶち壊してしまってる。 …でもまぁ、丹念に作り上げたキャラクターを何の未練もなく「使い捨てる」のは本家の劉慈欣さんも同じだけどね。 しかしこれだけの情報量の二次創作をネットに公開してしまうところに中国の奥深さを感じる(もちろん宝樹さんの才能なんだけども)。

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2023/05/07

三体シリーズとは別の著者が書いたスピンオフもの。三体世界のことを調査するため人類が主人公の同級生の脳を送り込んだ後、理解できた世界が描かれる。謎解きが明かされるワクワクもあり、面白い。

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2023/05/02

三体シリーズの公式二次創作とのことで、死神永生の続きがメイン。ちょっと壮大過ぎて追いつかなくなりそうだったが、「こういう続きもあるんじゃないか」という形。本編同様諸々想像力に試される部分もある。

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2023/04/24

まぁ…うん。読まなくても良かったかな。 オタク(≠geek)丸出しのネタが気持ち悪いったらない。本家はライン弁えてたのに。

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2023/12/17

本編で描き切れなかった部分を想像して補完するのかと思いきや、完全に本編を飛び越えて独創的に宇宙観を拡張している。正直、やりすぎ感がいなめない... よく書けているにせよ、ネットに転がっている2次創作の域を出ないなぁ。

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2024/08/12

劉慈欣の作品で三体の続編と思って借りたが、実際は他の作者が、三体の世界観だけ丸パクリしてスピンオフみたいな世界を描いた作品。 まず、著作権を気にせずに、そんな物語を公開するこの作者にもびっくりしたし、それをOKと受け入れる原作者にもビックリした。 内容は三体の3部作の隙間を穴...

劉慈欣の作品で三体の続編と思って借りたが、実際は他の作者が、三体の世界観だけ丸パクリしてスピンオフみたいな世界を描いた作品。 まず、著作権を気にせずに、そんな物語を公開するこの作者にもびっくりしたし、それをOKと受け入れる原作者にもビックリした。 内容は三体の3部作の隙間を穴埋めするような内容。 三体自体を読んだのが随分前だったので、そんなこともあったと思い出しながら読んだ。

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2023/02/19

「三体」にどっぷりハマった著者がそのロスを抑え切れずに書いた本家の「余白」。それが公認として発売される展開もスゴいし、そのストーリーも良かった。本家らしい重厚感もあり、スピンオフらしいポップさもあるような、公式っぽくも読めるしジャンク品っぽくも読めるというか。天明が三体世界に拿捕...

「三体」にどっぷりハマった著者がそのロスを抑え切れずに書いた本家の「余白」。それが公認として発売される展開もスゴいし、そのストーリーも良かった。本家らしい重厚感もあり、スピンオフらしいポップさもあるような、公式っぽくも読めるしジャンク品っぽくも読めるというか。天明が三体世界に拿捕されてからの歩み、AAが持っていた秘密、そして繰り返す歴史。最後のオチも良かった。 ラストがこれで良かったと思う。これで「三体」コンプ!

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