怪物 の商品レビュー
読んだ事があるのはラヴクラフト「壁の中の鼠」のみ。古き良き怪物ものという趣の作品が目白押しで面白かった。 中でもW・H・ホジスン「夜の声」が良かった。私も大好きな映画「マタンゴ」の元ネタはこれだったのね。 怪物ものでありながらエンディングが綺麗なメアリ・シェリー「変化」100ペー...
読んだ事があるのはラヴクラフト「壁の中の鼠」のみ。古き良き怪物ものという趣の作品が目白押しで面白かった。 中でもW・H・ホジスン「夜の声」が良かった。私も大好きな映画「マタンゴ」の元ネタはこれだったのね。 怪物ものでありながらエンディングが綺麗なメアリ・シェリー「変化」100ページを超える中編ながら飽きさせない人狼話のエルクマン=シャトリアン「狼ヒューグ」にも魅了された。映画にもなったキャンベルの「影が行く」(映画は「遊星からの物体X」)よりも10年前に書かれた南極怪物もの、ジョン・マーティン・リーイ「アムンセンのテント」や、視点の入れ替わりも面白い怪奇植物もの、ジョン・コリア「みどりの想い」も良いね。
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アンソロジー物。 新編という事で順次刊行される物を読むのは初めてかも? その当時の時代を感じられるが物語としては収録された11編のうち半分くらいは陳腐。 狼ヒューグは本邦初訳との事だがいちばん長い割に、え?って終わり。 ラヴクラフトとか一度読んだ事あるのは面白かった。
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