聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ? の商品レビュー
頭の回転が速く、周りの人の想像を超えていく。そんなレイナが、自分の居場所を得るために必死過ぎるほど必死に頑張る姿を見ると、すごいと思う反面悲しくなる。妹に本当に沢山のものを奪われてきた過去が垣間見えて。悪意なく全てを奪っていく妹のせいで、自分に自信を持てなくなっているように見える...
頭の回転が速く、周りの人の想像を超えていく。そんなレイナが、自分の居場所を得るために必死過ぎるほど必死に頑張る姿を見ると、すごいと思う反面悲しくなる。妹に本当に沢山のものを奪われてきた過去が垣間見えて。悪意なく全てを奪っていく妹のせいで、自分に自信を持てなくなっているように見えるレイナ。どれだけ評価されても、好意を向けられても、それを実感できていないのがもどかしかった。エドヴァルドや公爵邸の人たちが、そんなレイナのことを大切にしてくれるのは嬉しくなった。まだまだマナが原因となるトラブルはありそうだけど、エドヴァルドと力を合わせて解決していくところを見たくなった。
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面白かったー キャラが全員良い味だしており、頭の中で生き生きと動きだしていった 飽きさせないストーリー展開、レイナと宰相閣下のちょっとニヤけてしまうようなやりとり そして今後、領土を巡るきな臭い動き どうなっていくのか、目が離せない!と思うところで終わりになった 続きが読みたい!
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異世界召喚されたレイナが、彼女を呼び寄せたエドヴァルドたちに対して「どう言葉を取り繕うと誘拐」だと言い切った、あの序盤の演説が最高にキレッキレでかっこよかった。 よく言った! せっかく妹から逃げ切っていたのに、その妹のせいで、また諸々台無しにされて怒っていたのもあるけれど、ズバズバ正論言うから気持ちがよくて。 言われた相手には申し訳ないが。 (恐らく)東大入学を果たしていた彼女の言動は、他の男性陣を圧倒するほど。 帯にあるような「主役の座ごといただきました」という展開は彼女は望んでおらず(この帯の文句、的ずらしてないか?)あくまで妹から解放された生活の補償。 聖女である妹の補佐として呼ばれたため、完全解放は無理としても、必要最低限の接触以外からは解放されたい。 そのため「一宿一飯の恩」以上の働きでもってエドヴァルドに貢献していくレイナ。 現代日本で学んだ世界史の知識、公害の知識、庶民の感覚、あらゆる知識を総動員して適切な解を見つけていくのだから凄い。 異世界召喚というか、乙女ゲーの中に呼ばれた話にはなるが、このゲーム自体が恋愛というよりは国取りがメインなので、なかなか玄人向けの内容。 戦略、知略が求められると言うか。 だから、頭の回転のいいレイナ自身が重宝されがち。 また、そういうゲームなので、頭の切れるキャラも多く、そういう人にこぞって好意を持たれるレイナである。 中には無論馬鹿もいますが(叔父親子が最たる例) ただの異世界召喚ものではなく、タクティカルな駆け引きが求められる話なので、終始ちょっと緊張感をもちつつ読んだ。 この緊張感がまたいい。 エドヴァルドは、タイトル通りレイナに惚れ込んでいく。 途中、媚薬のせいとはいえ寝込みを襲う展開はかなり唐突で驚かされたが(あっさりファーストキスを奪っていった人)その後は好意を全く隠さなくなった彼。 ただ振り返っても、彼いまのところあまりいいことしてない。 誘拐犯であり、ファーストキスを奪い処女まで奪いかねなかったヒーロー……あれ、これだけ見ると悪役やん。 そりゃレイナもまだ惚れないよ。 まだイケメンな顔にドギマギしてる方が赤面してる理由としては大きいし。 涙の受け止め役とレイナとちゃんと名前で呼んでくれただけではマイナス部分の払拭には到底至れない。 まだ妹との接触も少ないので(何なら存在を忘れそうになるほど出番はそう多くない)そのあたりのフォローで挽回してほしい。 そう、これ一冊で物語は完結しない。 大きな問題が発覚したところで終わってしまったので、読み終わって随分悶々とする羽目に。 何と殺生な! 先が非常に気になる…… エドヴァルドが受け入れられるかより、発覚した問題をどう対処して、ざまあ展開に持っていくのか、それがもう気になって気になって仕方がないのである。 続きはまだか。
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web連載中からずっと読んでたお気に入り。 タイトルが変わったのだけがちょっと不満。 いや。変わってもいいんだが、これは微妙に物語からはなれてる気がして受け入れ難い。
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