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伊豆の踊子 新版 の商品レビュー

3.6

20件のお客様レビュー

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2024/09/16

表題作だけ 本人の生立ち知ってると⭐︎5をつけざるを得ない 今だと偏愛に当たるのかもしれないけれど透き通った恋愛にしてしまう著者の素晴らしさ 1人温泉旅に行って新しい人と出逢いたくなるね

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2024/08/12

久しぶりに読破。大人になってから読むと、コンプライアンス面における時代の差に違和感を覚えてしまい、純粋に楽しめない。

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2024/07/15

郷里が舞台にもかかわらず、恥ずかしながら通読したことがなかった。はじめ、色の小説かと思ったが、芸者一行との同道で主人公が社会と和合していく小説であった。 その和合も、具体的な描写を挙げるのは難しいが、どちらかといえば一方的・独善的に見える。栄吉をはじめとする一向の内面に含みを持た...

郷里が舞台にもかかわらず、恥ずかしながら通読したことがなかった。はじめ、色の小説かと思ったが、芸者一行との同道で主人公が社会と和合していく小説であった。 その和合も、具体的な描写を挙げるのは難しいが、どちらかといえば一方的・独善的に見える。栄吉をはじめとする一向の内面に含みを持たせつつもそれがなかなか見えず、悩めるエリートの精神的再起ばかりを捉えてしまうからかもしれない。 船に乗り合わせた少年の飯を食って学生マントに潜り込むのは、最早図々しいだろうと思い笑ってしまった。

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2024/07/14

★★★★☆昔、教科書でも読んだ覚えがあります。記憶中には「私は、朗らかな喜びでことことと笑い続けた」この一節の前後が教科書に載っていたことをよく覚えています。国語の先生が特に「ことことと笑い」と表現されていることが評価されていると話していた(確か?)記憶があります。

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2024/06/08

こういう昔の有名作家の本を読むのはほぼ初めて?かな。記憶の中では。 川端康成の伊豆の踊り子。 日本人で初のノーベル文学賞を受賞した人。日本独特の美学のタッチで執筆されていてすごい、とのこと。 物語自体は短編。1人の少年が伊豆の踊り子に惹かれて一緒に旅をしていると、実はまだ幼い子...

こういう昔の有名作家の本を読むのはほぼ初めて?かな。記憶の中では。 川端康成の伊豆の踊り子。 日本人で初のノーベル文学賞を受賞した人。日本独特の美学のタッチで執筆されていてすごい、とのこと。 物語自体は短編。1人の少年が伊豆の踊り子に惹かれて一緒に旅をしていると、実はまだ幼い子だった、最初はちょっと女性として見てたけど、最後は同情というか微笑ましい気持ちを描いた小説と理解。

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2024/05/26

伊豆の情景描写の美しさ以外には特に共感できる部分はなかった。 時代・性別ともに著者と自分が違いすぎるからだろうか、、、

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2024/05/12

恥ずかしながら初めて川端康成さんの作品をまともに読みました。ノーベル賞作家であり日本の近現代を代表する文豪であるのは良く存じていますが、実際に作品を読んでみた感想は、と言うとなかなか表現するのが難しいです。 純文学とはこういうものなのでしょうか… あまり好みの作風ではなく難解でし...

恥ずかしながら初めて川端康成さんの作品をまともに読みました。ノーベル賞作家であり日本の近現代を代表する文豪であるのは良く存じていますが、実際に作品を読んでみた感想は、と言うとなかなか表現するのが難しいです。 純文学とはこういうものなのでしょうか… あまり好みの作風ではなく難解でした。しばらく期間をおいて何度か読み直してみようと思います。

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2024/04/22

川端の『山の音』で卒論を書いた大学の友人が「禽獣」がいいよ、と言っていたから手に取った1冊。普通は「伊豆の踊り子」をお目当てにこの本を購入するのかもしれないけど、私はそうではなかった。「伊豆の踊り子」はとても有名だから読めてよかった。ただ、また人生を重ねてから読みたいと思った。「...

川端の『山の音』で卒論を書いた大学の友人が「禽獣」がいいよ、と言っていたから手に取った1冊。普通は「伊豆の踊り子」をお目当てにこの本を購入するのかもしれないけど、私はそうではなかった。「伊豆の踊り子」はとても有名だから読めてよかった。ただ、また人生を重ねてから読みたいと思った。「禽獣」は確かに友人が好きそうな話だったけど、私は「抒情歌」が1番好きだった。短編がいくつも入っていると好みが分かれるからおもしろい。とりわけ川端は、いろいろ読んでいくと「これどっちも同じひとが書いてるの?」と思うことが、わりとあるような気がする。

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2024/02/29

「『いい人ね』『それはそう、いい人らしい』『ほんとにいい人ね。いい人はいいね。』」 「私自身にも自分をいい人だと素直に感じることが出来た。」 実際、素直になるってなかなか難しい… 素直になれたから、最後の「甘い快さ」というものを感じられたのだと思う

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2024/01/30

「物乞い旅芸人村に入るべからず」の立札は、お前が肯定されたのは、有り難がってた世間一般の意味ではなかったんだよ、と台無しにするかのように言ってくる。 そのせいで、「私」が嬉しかった気持ちは無かったことになっちゃうのか? 違ってほしい。嬉しかったのは、世間一般から肯定されたから...

「物乞い旅芸人村に入るべからず」の立札は、お前が肯定されたのは、有り難がってた世間一般の意味ではなかったんだよ、と台無しにするかのように言ってくる。 そのせいで、「私」が嬉しかった気持ちは無かったことになっちゃうのか? 違ってほしい。嬉しかったのは、世間一般から肯定されたからじゃなくて、自分が大切だと思った人が肯定してくれたからだ。 東京に帰った「私」が、それを胸に生きていってくれたら良いなと思う。 重松清さんによる解説の「肯定」という表現が泣けてしまったので、使いました。

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