あずかりやさん まぼろしチャーハン の商品レビュー
「あずかりやさん」シリーズの四作目。 本当に、本当に、心の安定剤のようなシリーズである。 今作も、さまざまな「モノ」が預けられる。 それらのモノ、そして人に向ける作者の愛は、相変わらず深い。 黒電話、ヴィトンのトランク、文人木など、モノたちが物語の視点となって、店主、桐島を...
「あずかりやさん」シリーズの四作目。 本当に、本当に、心の安定剤のようなシリーズである。 今作も、さまざまな「モノ」が預けられる。 それらのモノ、そして人に向ける作者の愛は、相変わらず深い。 黒電話、ヴィトンのトランク、文人木など、モノたちが物語の視点となって、店主、桐島を描写するのだが、桐島に向ける視線もあたたかい。 ともかく、読後、いつものように、心がほんわかしてくるのだが、同時にせつなくもなるのは、なぜだろうか。
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シリーズ4作目。 今回もどの話もとても良かった。 「人生に事故はつきもの、辛いことは新しい道を教えてくれる」という言葉にすごく安心感を覚えた。 桐島は相変わらず人が良すぎて、商売としてきちんと成り立っているか、生計は立てられているのか心配になる。
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シリーズ物の良さが出ている 手術控えていたこのその後が分かってスッキリ。 短いけどまぼろしチャーハンも不思議と心の中に残る
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あずかりやさんシリーズ4作目。今回のシリーズは今までで1番好きだったなぁ。あずかりやさん内で起こる色々な話ではなくて、預かり屋さんの外で起こる話だけど、みんなあずかりやさんに助けられて。どの話もすごく好きだけど、高倉健の夢の終わり方が特に好きだったな。
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シリーズ第4弾とあったが、実はこのシリーズは初読。 読後は温かい気持ちになれるだけでなく、毎章人として大切な何かを教わった気がする。 このシリーズの他の本も読んでみたくなった。
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シリーズをたくさん読んだが、どの作品も心に沁みる話だった。朝電車内で読んでると一日の始まりが気持ちいい。
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特別カバー版で読む。 黒電話の話がいい。 前の暖簾の話もだけど、やさしい視線でずっと見守るものの愛しさがあふれてて。 相変わらず店主は出来が良すぎるが。
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やはり読むと心が洗われます。 以前出てきた人物と繋がる話もあって、より気持ちが温かくなりました。 砕けた話し方をする店主が出てくるのも良いですね。
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視力にハンディキャップを持つ主人公。 主人公は、どんな物でも1日100円で預かるという 「あずかりやさん」を営む。 そのあずかりやさんに物を預けにくるお客さんとの やり取りを紡いだ心温まるストーリー。 あずかりやさんの黒電話が一人称で描かれている 点が秀逸です。
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あずかりやさんの店主は、相変わらず穏やかで優しさいっぱいでした。黒電話の主張もなかなかのものでした。 今回のあずかりものは、ラブレター、声、 100円をもっていた女の子、トランク、文人木など。
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