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美しいってなんだろう? の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/02/17

整理整頓されたり、計算された美しさがある一方、混沌としたものの中に美しさを感じることがある。 そんな混沌とした中の美しさを受け取る感性を大切にしたくなる一冊

Posted byブクログ

2022/12/12

本好き同期に借りた。作者が装丁家だからこの本のデザインもすごくこだわってて素敵。(レースみたいな薄い見返しが珍しかった。)日常にあるささやかな美しい物(壁や果実、人みたいな形のあるもの、歌やことばみたいな形のないもの)について作者と作者の9歳の娘の対談が書かれている。インドの話が...

本好き同期に借りた。作者が装丁家だからこの本のデザインもすごくこだわってて素敵。(レースみたいな薄い見返しが珍しかった。)日常にあるささやかな美しい物(壁や果実、人みたいな形のあるもの、歌やことばみたいな形のないもの)について作者と作者の9歳の娘の対談が書かれている。インドの話がよく出てきたけどインドって雑多でゴタゴタしてるイメージだから美しいって言われてもピンとこなかったな。綺麗なもの正しいものが美しいって訳じゃないしその人ごとの感性によるから美しいを言葉で説明するって結構難しいと思った。帯の谷川俊太郎の『真と善はしばしば争いを生むが、美は敵を作らない。』って言葉が良かった。あと作者の娘の文章、ただただ真っ直ぐで純粋で優しい気持ちになれた。手元に1冊置いておきたくなる本。

Posted byブクログ

2022/10/24

美しいこと、について多聞さんの書いた文書とそれを読んで娘のつたさんが書いた文章、そして2人のなかにいるインドで急に亡くなったあかねさんの存在。 全編になんとも言えないいい空気が漂う。 文章が苦手だったなんて信じられない。 美しいことばを紡がことのできる人だなぁ。

Posted byブクログ

2022/09/08

“そもそも「美しい」と感じたエピソードを掘り返していくと、大半は子どものときに体験したものばかりだ。” 確かにすごく色鮮やかに優しく描かれていて、自分の幼少期と重ねて懐かしく思えた。 ただ今の自分には、“よいわるいの物語を超えて、美となり、誰かの救いとなった”を素直に受け止められ...

“そもそも「美しい」と感じたエピソードを掘り返していくと、大半は子どものときに体験したものばかりだ。” 確かにすごく色鮮やかに優しく描かれていて、自分の幼少期と重ねて懐かしく思えた。 ただ今の自分には、“よいわるいの物語を超えて、美となり、誰かの救いとなった”を素直に受け止められず、優しく綺麗な文章なのに、なぜかずっと不快だった。

Posted byブクログ

2022/08/25

小学生の娘つたちゃんから問いかけられた「美しいってなんだろう?」のなにげない質問に、多聞さんが手紙を届けるように文章を書く。美しいもの、大切なものに真摯に向き合い、言葉を紡ぐ多聞さんとつたちゃんの対話。真っ直ぐで優しくて尊い。

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