こうして社員は、やる気を失っていく の商品レビュー
本書の例に出てくる状態になっている組織や部下に対して、この本を読めば何かがドラスティックに変わる、わけではないと思う。だけど、最悪の状況だったり、部下の課題に対する無関心、自分ごとにできない環境が、何が根本原因で、如何に作られてきたのかについての理由は、本書に書かれていた通りだと...
本書の例に出てくる状態になっている組織や部下に対して、この本を読めば何かがドラスティックに変わる、わけではないと思う。だけど、最悪の状況だったり、部下の課題に対する無関心、自分ごとにできない環境が、何が根本原因で、如何に作られてきたのかについての理由は、本書に書かれていた通りだと思った。なぜなら、今直面している組織がまさにそんな組織だから。人の性格や、人間性は変わらないと思うけど、チームメンバーに、自分ごととして仕事を捉えてもらうよう働きかけることについては、まだやる余地があるかもしれないと、この本を読んで改めて思った。これからが踏ん張りどころだ。
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たまに企業のプレゼンでトレンディな「キーワード」の羅列を見ることがあるが、その見せかけの充実感は一体なんだろう。そんな本だ。だから、メモ書きして書き出すと、イミフな用語が並ぶ。ちょっと小馬鹿にしていて感じ悪いが、内容を敢えて馬鹿にしてみる。 「コミュニケーションには、情報をみん...
たまに企業のプレゼンでトレンディな「キーワード」の羅列を見ることがあるが、その見せかけの充実感は一体なんだろう。そんな本だ。だから、メモ書きして書き出すと、イミフな用語が並ぶ。ちょっと小馬鹿にしていて感じ悪いが、内容を敢えて馬鹿にしてみる。 「コミュニケーションには、情報をみんなが知っているシェア型と少人数にしか共有されないセパレート型がある。情報共有の仕組みを作ろう。」と、型を分けて英語にする前段の意味が無いし、更に、情報共有の必要性は自明だから価値も無し。 プロティアン・キャリアとは。組織目線ではない、個人主体のキャリア。わざわざ一回分かりにくい横文字に変換して、それを再度日本語にして解説するこの回りくどい意味無しループは一体なんだろう。こういう時は、著者の経歴を見てみる。あー納得のコンサル業。つまり、言い換えと縛りゲーを世の中に流通させ、その縛りゲーの攻略本や攻略セミナーでお金稼ぎする人が比較的、多いと思われる職業(偏見)。 組織論や人間関係論は昔ながらにあり「上手くやり繰り」する人は、キーワードやフレームなんて気にしないで、やっている。だから、そういう人には読む必要がない本。プレゼンにトレンディな横文字を習得したい人には良いだろうか。例えば、リアリティショックの新人にセルフキャリアドックを当てはめ、熟練者にはリカレント教育を。で、ライフキャリアレインボーのモデルに従い企業と個人のWINWINな価値交換を目指します、みたいな。その概念図と説明書き併記でパワポを作れば、ブルシットな大作の出来上がりか。そんな会社にめげず、やる気を上げなくては。
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働く理由として会社と自分のベクトルが合っているとやる気と主体性がでてくるのだなと感じる。自分のためになると分かっていればがんばろうと思う。
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途中間延びする内容ではあったものの、この本を読んで ①不満な上司がいれば、その人が管理職としてのスキルを身につけていない人だと思えば良い ②自分がモチベーションが下がりそうな時に自己分析に使う ③自分が上に立つ時に毎日唱えるレベルで意識する と良いと思いました。管理職になったから...
途中間延びする内容ではあったものの、この本を読んで ①不満な上司がいれば、その人が管理職としてのスキルを身につけていない人だと思えば良い ②自分がモチベーションが下がりそうな時に自己分析に使う ③自分が上に立つ時に毎日唱えるレベルで意識する と良いと思いました。管理職になったからと言ってその日からマネージャーになれるわけではないということは全管理職が受け入れて邁進してほしい。
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あるある!ってことも多かった。 この内容をみんなに知らせたい!けど術がない… 一人でも多くの同僚(特に先輩方々)がよんでくれますように!!
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やる気を失うプロセスがとても的を得ている。 心理学の観点から体系的に説明がなされており、理解しやすく受け入れやすい。
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人事・組織編成に関するコンサルタントである著者が「社員がやる気をなくすのはなぜか?」についてまとめた本。 「社員がモチベーションをなくす」原因となる組織の慣習や上司の行動がグルーピングされて、その問題点と解決策が述べられるという構造になっている。 解決策は心理学やモチベーション...
人事・組織編成に関するコンサルタントである著者が「社員がやる気をなくすのはなぜか?」についてまとめた本。 「社員がモチベーションをなくす」原因となる組織の慣習や上司の行動がグルーピングされて、その問題点と解決策が述べられるという構造になっている。 解決策は心理学やモチベーション理論からのアプローチが主体で、「心理的安全性」「内発的動機づけ」「自己効力感」といったキーワードが並ぶ。このあたりの有名な概念や理論を応用しながら、社員がやる気をなくさないようにするための方法が解説される。 アプローチの内容はもっともで、引用されている心理学分野の概念も正確だと思う。著者のこの分野への造詣の深さが伺える。 ただし、優秀な若手がモチベーションを無くす最大の原因はこの本では触れられていないと感じた。 本書内で述べられるような事象が社員のモチベーションを奪っていることは間違いないが、本当の原因は横並び評価・昇進といった人事評価の不全であり、旧態依然とした年功序列から脱却できず歳をとっているだけで高給をとる中年・老人の存在であるはずだ。 こうした優秀な若手への時代錯誤な冷遇に対する不満が積もって、彼らはモチベーションを無くしていくのだ。そしてひいては日本の推進力を奪っている。 本書の内容はもっともであるし、この手の本にしては内容が濃いとは思うが、完全ではない。 小手先のテクニックではなく、根本構造からの改革が必要である。
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新聞広告で気になって図書館で借りた。はじめは面白いがだんだんダレてくる。 以下メモ ●当事者意識の有無はちょっとした言動から見て取れる。 ●どのように成長させてくれますか?、という人と、成長したいのでそれを支援してくれる制度はありますか?と聞く人。 ●目を見て話さない、目を見て...
新聞広告で気になって図書館で借りた。はじめは面白いがだんだんダレてくる。 以下メモ ●当事者意識の有無はちょっとした言動から見て取れる。 ●どのように成長させてくれますか?、という人と、成長したいのでそれを支援してくれる制度はありますか?と聞く人。 ●目を見て話さない、目を見て話せない。人としてしっかり向き合う姿勢を示す。 ●なんでそんな態度を取るのか、と責めるのではなく、なんのために(なにを目的に)そんな態度を取るのか、と考えること。何かを訴えていて新たな課題が見つかるかも。
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経営者とか役職ある人向きかな?と思いながら読んだけど読み進めていくと案外そんなこともなかった。 第4章がまとめになっていたけど一番読み応えがあって面白かった。いろんなタイプ別上司例もあって自分の上司がどこに当てはまるか考えるのもなかなか楽しめました。
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