簿記入門 の商品レビュー

齋藤正章(著者)

2025/01/27

　会社員として帳簿が読めるようになりたいと思い放送大学で当該授業を履修し、教科書である本書籍を購入しました。
　本書は現代の会計において使われている複式簿記を学習することを通じて、（企業などの）会計活動を数字で記録する方法を学ぶための教科書です。内容は複雑ですが、実際の帳簿の記載方法が多くの例をもとに説明されており、具体的にどのように考えてどのように記録するのかが読み取りやすいと思いました。また、やり方がただ並べているだけではなく最初に原理や文脈の説明が必ずあり、単なるルールの羅列ではなくちゃんと教科書になっていて書籍として成立していると感じました。
　ただ本書において少し不親切に感じられるのは、多くの場面で仕分・転記の説明が例題ベースでなされていて一般論をそこから読み取らせる形式になっていることです。実例があることは望ましいことですが、原理と実例の間にあってほしい一般論にもう少しスペースを割いてほしいと思いました。また、練習問題の量が少なくやや骨があるものもあり、もうちょっと初学者に優しさがあってもよいとは感じました。
※放送大学の授業のテキストとして使用しましたが、本感想は授業とは独立した書籍のみに対するものです。

2024/08/10

2023年度2学期
難しかった。この後に市販の簿記3級のテキストと問題集を各1冊やって簿記3級取得。