母親になって後悔してる の商品レビュー
題名と表紙の絵がインパクトがあり、前から気になっていた じっくり熟読というより、斜め読み 実は私も子供を持ちたいと強く思っていなかった 結婚して子供がいることが当たり前と思っていなかったし、仕事をバリバリ続けたかった 結婚してずっと子供を授からなかったので、周りからも心配さ...
題名と表紙の絵がインパクトがあり、前から気になっていた じっくり熟読というより、斜め読み 実は私も子供を持ちたいと強く思っていなかった 結婚して子供がいることが当たり前と思っていなかったし、仕事をバリバリ続けたかった 結婚してずっと子供を授からなかったので、周りからも心配されたり、義母からは「子供を産まない人はうちには必要ない」とまで言われてしまう そう言われても、私の人生は私が決める!と思っていた ある時、子供を持たない人生が確定されてしまうのは嫌だなと思っていた時に、妊娠し元気に産まれてくれた。 子供を持つことで、自分が人間として成長できたこと、まだまだ足りない部分が多いこと、小さなことに感謝できるようになったこと 変化は大きかった そして子供を愛していること!!大切な宝物です でも、2人目は絶対作らないと思った だから、この本の伝えたい事もすごくわかる 「兄弟がいないと可哀想」とよく言われた でも、誰が産んで、誰が育てるの?勝手なことばかり言わないでと思ったし 自分には2人育てるキャパがないこともわかってた この本の中で 現代女性は仕事、子育て、家事とやることが多すぎること 仕事の後=セカンドシフト 家でも仕事の続きのような忙しさ これは本当にわかる!!! だからイライラするし、疲れも取れなくて子供に寛大になれない 子供を大切に思う気持ちと日々の大変さは別物だと思う それが楽になるならもっと子供を産みたいと思う人も増えるはずだし、もっと余裕のある子育てができると思う! だからこそ「居場所」を作って安らげたり、ガス抜きできるところを作りたいのです わたしは自分の子供を持てて、本当に幸せだし、母になれたこと感謝してます 子供に対して、素敵な母になりたいけどなれなくて、足りない部分は相方がサポートしてくれてる事にも感謝 ただ自分の人生を自分のために生きていきたい!と思う気持ちが強いのです
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後悔を発言することをタブー視され、自由意志とされるものの元に発言/意思を表明することが許されていない現状が細かに説明されてた。金言が多いんだけど一番残ったのは『(母になることは)社会への入場券のようなもの』って言葉だな…
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学術論文?のような本を読んだのは久しぶりだったので、頭をよく使いながら読み進める刺激を久しぶりに味わえて面白かった。(「母親になって後悔している」人を選別する基準が厳格にあるところ、インタビュー内容を吟味・分類し定義付けし議論を進めていくところ、など) 本書での母親達ほどではない...
学術論文?のような本を読んだのは久しぶりだったので、頭をよく使いながら読み進める刺激を久しぶりに味わえて面白かった。(「母親になって後悔している」人を選別する基準が厳格にあるところ、インタビュー内容を吟味・分類し定義付けし議論を進めていくところ、など) 本書での母親達ほどではないにしろ、自分自身、理想的な母親像に当てはまらない感情を持っているので、それを言語化してくれてスッキリした気分になり、とても共感できることが多かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母親になりたい人もいるでしょうし、なりたくない人だっている。母親に向いている人も向いてない人もいる。 本当はそれぞれが望むままの選択肢を選べれば良いのだけれど、現実は社会の固定観念や周囲の人との関係性が絡んだりで意に反して…ということもあると思います。 私自身は母親になって後悔していませんが、母親の役割を常に強いられることには反発を覚えます。 それでもまだ日本は少しずつ選択肢が増えてきているような気がします。気のせいかな…?
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率直に言うと、なぜこんなに注目されたのか、どんな属性の方に注目されたのか知りたくなりました。(深堀りする時間がないので想像だけしておきます。) 子どもを愛しているけど、母親という役割を重荷に感じているという吐露を集めた本。 全世界的に注目を集めたそうだけれど、これまでもたくさ...
率直に言うと、なぜこんなに注目されたのか、どんな属性の方に注目されたのか知りたくなりました。(深堀りする時間がないので想像だけしておきます。) 子どもを愛しているけど、母親という役割を重荷に感じているという吐露を集めた本。 全世界的に注目を集めたそうだけれど、これまでもたくさん似たようなルポはあったわけで、シェアと共感が広まったのは現代の情報伝達の速さによるものなんだろうか。 同様に感じて罪悪感を感じている女性の救いになれば良いな、と思います。 母親に対する過度な期待や、愛を理由にして母親はこうあるべきという役割の押しつけが少しでも減り(人々の意識が変わり)、そしていつか社会構造も変わり、マミートラックとか子育て罰という言葉が消えることを切に願います。
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難しい内容だった。 未知の世界を覗き見しているような感覚が常にあった。 それは多分、母親が子供を産んだことの後悔を表明するのはタブーだとしている社会のせいでもある。 少しでも後悔を口にしたら子育ての経験がない人を含む無責任な世間からの批判が降り掛かってくる。 「こうあるべきだ」と...
難しい内容だった。 未知の世界を覗き見しているような感覚が常にあった。 それは多分、母親が子供を産んだことの後悔を表明するのはタブーだとしている社会のせいでもある。 少しでも後悔を口にしたら子育ての経験がない人を含む無責任な世間からの批判が降り掛かってくる。 「こうあるべきだ」という極端で偏見にまみれた型通りに生きていくことを強要される。 母親だって一人の人間なのに、背負わされる責任や役割があまりに大きい。 窮地に追いやられても声をあげられない人がこの本の人たち以外にもたくさんいると思うと複雑な気持ちになる。 内容があまりに重く流し読みでどうにか読了できた。 また今度時間を置いてからちゃんと読み直したい。
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このタブーについて名前と顔を公表して書いたことが勇気ある。 ここに書かれていることは、現代の少子化や子供の虐待、子供との無理心中等と深く関連しているのではないかな。 産んでみないとわからない、産んでしまうと後戻りは二度とできない。そして母親に自分が向いていないとわかっても、その後...
このタブーについて名前と顔を公表して書いたことが勇気ある。 ここに書かれていることは、現代の少子化や子供の虐待、子供との無理心中等と深く関連しているのではないかな。 産んでみないとわからない、産んでしまうと後戻りは二度とできない。そして母親に自分が向いていないとわかっても、その後悔はずっと自分の胸の内に秘めておかないといけない。自分も誰かの子供だからそれを口にすることがいかに残酷なことかわかっているから。 産まなかったら産まなかったで後悔もする可能性も大いにある。 いずれの分かれ道を選んでも、引き返せない。結婚もギャンブルだなんて言われるけど、少なくとも離婚という選択肢が残されている。 女性は10代のうちにこういったことをじっくり考える機会があればいいと思う。賢い人は自分で考えることができるんだろうけど、環境や常識や流れに身を任せてしまう人が多いのではないかな。 それで母親になれたことに喜びを感じれる側だったらいいんだけどね。そうじゃなかったら本当に辛いよね。
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「どうして子供作らないの?」という質問はよく聞くし許されてる感があるけど、 「どうして子供が欲しいの?」という質問に対しては「好きな人との間に子供が欲しいと思うのは普通のことでしょ?」「当たり前」と非難の空気が感じられる。 男性も女性も軽くでいいから読んでみるといいと思いました...
「どうして子供作らないの?」という質問はよく聞くし許されてる感があるけど、 「どうして子供が欲しいの?」という質問に対しては「好きな人との間に子供が欲しいと思うのは普通のことでしょ?」「当たり前」と非難の空気が感じられる。 男性も女性も軽くでいいから読んでみるといいと思いました。
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この本は日本の母親たちに取材したものではないので、同じ時代こそ生きてはいるが、異文化であり、宗教や思想、生活様式も違い、なかなか共感が持てるひとは少ないと思う。しかし、自分が産んだ子に対しての気持ちや不安、葛藤、後悔などきっと言葉にしてこなかっただけで(周囲の人々目もある。)、本...
この本は日本の母親たちに取材したものではないので、同じ時代こそ生きてはいるが、異文化であり、宗教や思想、生活様式も違い、なかなか共感が持てるひとは少ないと思う。しかし、自分が産んだ子に対しての気持ちや不安、葛藤、後悔などきっと言葉にしてこなかっただけで(周囲の人々目もある。)、本人たちはたくさん考えることがあったのだと、この本をきっかけに知ることができた。取材者は、とてもナイーブなこのテーマを、断られながら時には憤慨され断られることもあったと思う。でも協力してくれた方々もいるということが何よりも救いだったはずだし、知りたい自分にとってはこのテーマを取り上げてくれた取材者、応じてくれたお母さんたちに感謝します!だから社会学はおもしろい。
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哲学書としても読み応えあり、ルポとしても読み応えあり。この本で、母親になることが怖くなったし、私は今までお母さんの人生を奪って、自分自身の人生も奪われてきたのだなと気づいた。
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