アフガニスタン現代史 の商品レビュー

内藤陽介(著者)

2022/04/29

アフガニスタンのルーツを発行された切手と共に、辿っていく一冊です。混迷の同国の歴史を辿っていくと、政権が出来る度にクーデターや反乱が起きて新しい反体制勢力が芽を出したり、混乱を抑えるためにソ連やアメリカといった大国が出兵してきたりと言った状況で、常に昏迷状態に置かれている印象を受けました。現在では、タリバン政権が実効支配している状況で本書の説明は終わりますが、アフガニスタンの未来の見えない状況には暗澹たるものを感じます。
最後になりますが本書では、犬のアフガンハウンドやアフガニスタン初の宇宙飛行士の話などのトピックもあり興味深く面白かったです。

2022/03/20

読むのに時間がかかった〜！読み応えがありました。
今まで何となくの知識でした知っていなかったアフガン侵攻とか、タリバン、ISなどのこともよく分かりました。
最後のほう、ウクライナが出てきて「なんで？」って思ったらウクライナ問題がアフガニスタン撤退につながっていたとは…。
しかし読んでて思ったけど、アフガニスタン問題は本当に手に負えない。なんかアフガニスタンを援助するのが当然みたいな流れになってたけど、放置したらダメなんだろうか？と思ってしまう。