夏に祈りを の商品レビュー
シリーズ第2弾。虐待を疑われる4歳児を探るため、保育園でボランティアをすることにした春近と楓。園児の連続した事故死が発生し、園児の霊を頼りに真相を突き止めていく。子供を守りたい親と、親に甘えたい子供がただただ切ない。互いを思う気持ちは何にも代えがたい純粋な愛情。すべての子供たちが...
シリーズ第2弾。虐待を疑われる4歳児を探るため、保育園でボランティアをすることにした春近と楓。園児の連続した事故死が発生し、園児の霊を頼りに真相を突き止めていく。子供を守りたい親と、親に甘えたい子供がただただ切ない。互いを思う気持ちは何にも代えがたい純粋な愛情。すべての子供たちが幸せであるようにと祈りたい。楓は少し感情が出せるようになっていて、まだまだこの先も楓の成長を見ていきたい。それにしても切ない読後でした。
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※ 霊が視える特異体質を持つ探偵の春近と 中学生と思えない落ち着きと近寄りがたい 空気を纏う楓。 親子ほど離れていないけれど友達とも違う、 不思議な関係の2人が持てる能力を駆使して 相談者の悩みを解決する謎解きミステリー。 無意識に感じる生きづらさへの共感と 違いを受け止める...
※ 霊が視える特異体質を持つ探偵の春近と 中学生と思えない落ち着きと近寄りがたい 空気を纏う楓。 親子ほど離れていないけれど友達とも違う、 不思議な関係の2人が持てる能力を駆使して 相談者の悩みを解決する謎解きミステリー。 無意識に感じる生きづらさへの共感と 違いを受け止める優しさを感じた物語でした。
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切なさが残るミステリー。 霊の記憶が視える私立探偵・天野春近が、教え子の中学生・楓と共に謎を解いていく調査ファイル第二弾。 今回の相談者は保育園の園長。 依頼内容は不穏な空気を醸し出す園児がいるので調べて欲しいとの事。 この保育園に通う園児に立て続けに起きた転落事故。 これ...
切なさが残るミステリー。 霊の記憶が視える私立探偵・天野春近が、教え子の中学生・楓と共に謎を解いていく調査ファイル第二弾。 今回の相談者は保育園の園長。 依頼内容は不穏な空気を醸し出す園児がいるので調べて欲しいとの事。 この保育園に通う園児に立て続けに起きた転落事故。 これは事故かそれとも事件なのか。 ミステリ好きな人であれば、容易に犯人の想像が付くと思うが、その裏に隠されていた真相を知ると、切ない感情が込み上げて来る。 春近と楓の優しさが救いだ。 子供達の未来が孤独とは無縁な温かく豊かなものである事を祈りたくなる読後。
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霊感探偵とその家庭教師先の高校生が、保育園児の謎を解き明かす。霊が見えなければ全く解決に至らない話なのだが、今回はそれがどうも嘘くさく感じてしまう。保育園児ということで、ひょっとしてと思っていたが、案の定後味の悪いものになってしまった。
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この作者の「花束は毒」を読んでほかの作品を読んでみたいと思って選んだがシリーズ2作目だったらしい。主役二人の関係が今一つわからない。話の進みは遅い。まどろっこしい。保育園で2人も事故死を遂げたらどれだけ話題になることか。 p147の紙飛行機の描写がオレンジ色の紙飛行機なのが同ページの最終行では青い紙飛行機になっている。p208では、大雅と悠樹の死となっているが、ほんとうは大雅と蒼太の死でなければならない。こうした描写の誤りがイライラさせられる。
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2022/09/21 読了。 図書館から。 幼稚園児となると、 幼い・無垢・善悪の判別、考え主張… 大人のそれとは判断基準もそもそも違うし成長途中だし、 今回は悲しい結末でもあったなぁ…と。 純粋な思いからでも、2人無くなってしまっているし、 大きくなった悠樹君がどう受け止めるのか…。 楓君の成長がね見られるけど、切ない。
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シリーズ2巻目だったのですね。知らずに読みましたが、特に問題はなかったです。 霊は何も喋らない。ただヒントがそこに。そしてそのヒントから事件を紐解く。 今回は幼児の死亡事件。 驚くような展開ではないが、ほのぼのとした内容に霊感ながら心が温まる内容です。
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初めて読む作家さん。シリーズ二作目らしいが通っている図書館には一作目の蔵書がなかったのでこちらから読む。特に問題はなかった。 主人公は霊が見える三十路探偵・天野春近。コンビを組むのは第一作で知り合ったという男子中学生・羽澄楓。 楓の伝手で保育園園長から気になる園児がいるという相...
初めて読む作家さん。シリーズ二作目らしいが通っている図書館には一作目の蔵書がなかったのでこちらから読む。特に問題はなかった。 主人公は霊が見える三十路探偵・天野春近。コンビを組むのは第一作で知り合ったという男子中学生・羽澄楓。 楓の伝手で保育園園長から気になる園児がいるという相談を受け、保育補助ボランティアとして潜入調査をすることに。 するとその園児・松岡悠樹の周囲で園児の事故死が続き…。 春近は楓に言わせると探偵としては『へなちょこ』で、楓のサポートが欠かせないらしい。春近を『あなた』と呼ぶ楓は中学生には見えないほど大人びていて(多分その理由は第一作に書かれているのだろうが)、二人のコンビはどっちが探偵でどっちが助手なのかという面白さはある。 春近の霊視能力は弱く輪郭くらいしか視えないのだが、霊のいる場所で眠ると霊とつながりやすくなり、断片的にだが霊が見たものが見えるらしい。と言っても音や言葉は聞こえないので頼りないことには変わらないのだが。 そのせいか、春近の霊視能力が事件解決に生かされたというよりは、悠樹を観察することで真相に辿り着いたという印象の方が強い。 事件の真相を追っていく過程にしても春近と楓コンビや悠樹親子を描くことにページが割かれていたので、謎解きよりも切ないドラマを読んでいる感じがした。 結局園長の違和感は当たっていたわけで、そこは長年保育に携わってきた人の経験値だなと思った。 そして何よりも真相を知った春近・楓コンビがどうするのかと気になったのだが、春近らしい決着だった。これでは確かに稼げないだろう。 だが楓の家庭教師やら知り合いの弁護士の伝手で回してもらった仕事やらもあるらしいので一安心。独り者だし食べていくくらいなら何とかなるだろう。 厳しさやしたたかさが一切ない探偵というのも新鮮。引きこもり探偵(坂木司さん)や気の弱い探偵(北山猛邦さん)など極端な例はあるが、こちらはフワッとしていて印象に残りにくい。 ちなみにシリーズ第一作は「ただし、無音に限り」。
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シリーズ第2弾長編。 以前に事件で知り合った中学生・楓の家庭教師を副業としている探偵の春近。 ある日、楓のお手伝いさんから友人の相談にのってほしいと頼まれ、保育園の園長を紹介される。 4歳の園児、悠樹の様子がどこか不自然という漠然とした不安を訴える園長。 だが、虐待やいじめなどの被害にはあっていない様子。 ボランティアとして保育園に通い始めた、春近は園児との散歩途中の道に子供の霊がたたずむのに気づく。春近の目の前で子どもの影はゆっくりと動き、園児の列へ手を伸ばした。 霊がたたずむ場所は、先月に亡くなった園児が転落死した場所で。 やっぱり、前作で印象深かった楓とコンビを組むことになってる。 幼児の絡む今回、割と早くから結末の悲劇が想像できてしまい、読んでいる間、気が重かった。 更に保育園児ってそんなに孤独か。 保育園に通わせる親も保育士をもがっかりさせるぞ。なんだかなー。 今回の事件で、ぽつりと語られる春近や楓の幼少の頃の切なさと、寄り添う感じがあたたかかった。
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どうやらシリーズもののようなのに、2作目から読んでしまった…図書館に1作目がなかった気がする。 主人公を「あなた」呼びする、楓くんの中学生とは思えない物腰にのみ惹かれ最後まで読みました。 もう、途中で真相がわかりすぎて…。 楓くんがいなければやめていました。 事件を解決ではなく、真相にたどり着くまでの過程がゆるやかに展開される感じ…霊ありきだから、あれは伏線か!って驚きもなかったし。
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