夏の体温 の商品レビュー
3つの短編集。どれも友情にまつわる温かくて瀬尾まいこさんらしい優しいお話でした。読みやすくて一気に読んでしまいました。
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入院ってほんとつまんないし子どもだとなおさら。ストレス発散しないとやってけないよね〜。元々前向きでいい子だったけど、より良い方向に向かっててほんと友達ってすごい!
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短編3つ。 人付き合いの話。 子どもでも大人でも他人との距離感は難しい。 1話目表題作、入院という非日常の中での出会い、仲良くなると別れる寂しさがあって… 2話目、大学生の不器用な二人にほっこり。 友だちって?腹黒=スタブラ。 3話目、転校生の不安感、転校したことないけど、きっと...
短編3つ。 人付き合いの話。 子どもでも大人でも他人との距離感は難しい。 1話目表題作、入院という非日常の中での出会い、仲良くなると別れる寂しさがあって… 2話目、大学生の不器用な二人にほっこり。 友だちって?腹黒=スタブラ。 3話目、転校生の不安感、転校したことないけど、きっとすごいアウェー感あるんだろうな!
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短い間に生まれた小学生の友情が素敵です。壮太君が本当に魅力的。人生を楽しむ達人です。そして最後の手紙で胸が暑く熱くなりました。全編瀬尾さんのあたたかい眼差しにほっとします。
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人付き合いベタな子供が、友達を作っていくお話。 「夏の体温」が、今の季節にあっていて面白かった。 文体が柔らかくて読みやすい。
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1話目は入院中の子供と検査入院できた子供の友情の話。 2話目は極悪人を書くために“ストブラ”を取材する話。人当たりがよくて腹黒、偽善と言われるストブラが可哀想だった。 友達ができて良かった。
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より不幸なのは誰か決めようとして比較するとか、不幸対決で負けた方は辛い悲しいって言っちゃいけないとか、そういうのって全然意味がないなとよくわかった。 比べる時むしろ相手の幸せなところや良いところが見えていることになるから、それを伝え合えたらいいのかもしれない。大人にはなかなかそんな機会がないけれど(子どももないか)。 不幸自慢合戦の先でたどり着いたのは「そんなことより俺はお前といると楽しいよ、遊ぼうぜ」って、新しくて清々しい答えだった。それでいいんだな。 マイナスなことがあったからこそ その後プラスのことがもたらされたのだとしても、無理に前向きに「マイナスなこともひっくるめて全部よかった!」なんて言えない。言わなくてもいい。 この感じが瀬尾まいこさん作品の良いところだと思う。 完全な悪人なんてこの世にはほとんどいなくて、でも傷つけ傷つけられは日常的に多発している。 その傷はなかったことにはならないんだって認めつつ、登場人物たちが嘘のない笑顔を見せてくれる。変に美談で片付けようとしない冷静さがある。 そしてそれでもこの世は優しいものだと言ってくれるのが、心地いい。 リアリティを捨てずに少し優しくなれる気がする。
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オーディブルにて 素敵なタイトルだなあと思って選んだ。 子供が語り手となる小説は、どうしても、この年齢でそんな難しい言葉で考えるかなあ、と感じてしまい、リアルに胸に迫りにくいのはある。情景描写は第三者視点で語ってほしい、とか思いながら読むから、一枚薄紙が挟まったような気分が続き...
オーディブルにて 素敵なタイトルだなあと思って選んだ。 子供が語り手となる小説は、どうしても、この年齢でそんな難しい言葉で考えるかなあ、と感じてしまい、リアルに胸に迫りにくいのはある。情景描写は第三者視点で語ってほしい、とか思いながら読むから、一枚薄紙が挟まったような気分が続き、入り込みにくい。 難しいなあ。
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子どもや大学生の繊細で瑞々しい感情が自然な会話から溢れている作品。読み終わった後、あたたかくて優しい気持ちになれる。 瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」と同じく、根底に愛があり安心して読める。
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小学校高学年から読めそうなので是非読んでもらいたいです。 大きな盛り上がりはないけれど身近に感じられる話で二話目は心が暖かくなりました。
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