夏の体温 の商品レビュー
相変わらず清々しくて暖かい瀬尾まいこさんらしい作品。ただ、登場人物の相関関係に一癖なかったので、いつもよりあっさりした読後感。
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三作とも友達がキーワードのようだった。 友達ができた時のわくわく感、少しずつその人を知りいつの間にか友達になっている瞬間、友達になれそうなほのかな期待など、友達にまつわる感情がいくつも描かれていた。 特に2番目の話が、主人公の友達のために揺さぶられる感情と行動力が羨ましくて、私も...
三作とも友達がキーワードのようだった。 友達ができた時のわくわく感、少しずつその人を知りいつの間にか友達になっている瞬間、友達になれそうなほのかな期待など、友達にまつわる感情がいくつも描かれていた。 特に2番目の話が、主人公の友達のために揺さぶられる感情と行動力が羨ましくて、私も自分を広げてみたくなった。
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優しい雰囲気の短編集。2作品目が瀬尾作品には珍しい雰囲気だなぁと、ちょっとドキドキしました。なんだか、全体通して自虐的な感じの登場人物が多かったかも? 2022/10/3読了
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瀬尾まいこが長期入院中の少年の話を書くって…そりゃあ鬼に金棒?な話 暗くなりすぎず、かといって明るくもなりすぎず そして短編なのでちょうどよく終わってくれます 母になると子どもが病気になる話とか、辛すぎて読めないのでちょうど良かったです。 他の短編は大学生小説家の女の子がリアルな...
瀬尾まいこが長期入院中の少年の話を書くって…そりゃあ鬼に金棒?な話 暗くなりすぎず、かといって明るくもなりすぎず そして短編なのでちょうどよく終わってくれます 母になると子どもが病気になる話とか、辛すぎて読めないのでちょうど良かったです。 他の短編は大学生小説家の女の子がリアルな人物描写を身に付けるためにストブラ(ストマックブラック 腹黒)と周囲に噂されるとある男子学生の家に押し掛ける話。こちらも不思議な展開で面白かったです。
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3話入ってました。3話とも同じ作者なのかな?と思わせるような毛色の変わった話でした。 1話目は小学生が入院してる間にお友達ができるお話で、2泊3日なのですが、とても爽やかな感動がありました。 2話目は大学生の話で、本を書くために腹黒と言われてる同級生を取材する話。これはブラックな...
3話入ってました。3話とも同じ作者なのかな?と思わせるような毛色の変わった話でした。 1話目は小学生が入院してる間にお友達ができるお話で、2泊3日なのですが、とても爽やかな感動がありました。 2話目は大学生の話で、本を書くために腹黒と言われてる同級生を取材する話。これはブラックなのかホワイトなのかわからず少し展開が面白い話。 3話目は…返却期限ギリギリで本を返却してしまい、内容を忘れてしまいました! でも、評価はよいです。この本
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個人的にはちょっとサラッとしすぎてる感があっていまいちのめり込めなかったけど、2番目のお話は結構ときめいた。 2022.10.29 169
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難病の少年たちのひと時の友情にほろり。腹黒いと言われている青年の本当の顔。さらりとした少年の学校での出来事。読んだら明後日くらいには忘れてしまいそうなサラッとした話です。もうちょっとフックが有ってもいいんじゃないかなと思ったりもする。
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優しく爽やかな短編集。 表題作「夏の体温」では、病院で出会った二人の少年のかけがえのない数日間が描かれる。 奪われたもの。足りないもの。 それぞれ抱える辛さも、出会いと友情により優しく前向きに変化していく。 ほんと、人との出会いは奇跡だよね。 「悪魔の極悪人ファイル」では、著...
優しく爽やかな短編集。 表題作「夏の体温」では、病院で出会った二人の少年のかけがえのない数日間が描かれる。 奪われたもの。足りないもの。 それぞれ抱える辛さも、出会いと友情により優しく前向きに変化していく。 ほんと、人との出会いは奇跡だよね。 「悪魔の極悪人ファイル」では、著者の優しさは一体どこから来るのか、少し垣間見られた気がした。 いい人しか出てこない小説。それは現実離れしているのではなく、人間のドロドロした部分もきちんと知った上で、瀬尾さんの優しさMAXのフィルターを通すことでいい人になってしまうだけなんじゃないかな。 本当の優しさは芯の強さからくるもの。どんな現実でも、きっと優しい世界に変えてしまうんだろうな。
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表題作が良かった。 入院したことがないけれども、子どもならこう感じるのかなと思いました。心温まる話ですが、つらい現実も見せてくれます。
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3つの短編のうち、表題作の「夏の体温」が好きです。子供の心のいい面だけでなく、マイナス面も描けているところがいいでw。
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