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空にピース の商品レビュー

4.1

101件のお客様レビュー

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2022/05/22

藤岡陽子の作品にしては珍しく殺人事件が起きたりするが、学校現場の様々な問題を描きつつ、主人公の若手教師の奮闘と成長というお仕事小説にもなっている。 問題児も優等生も、根は素直で優しい小学6年生というところが救われる。

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2022/05/17

澤木ひかり先生26歳、都内の貧困地域の小学校に転任してきた。授業中集中できない子、日本語に不自由な子、虐待されてる子。周囲の先生は頑張らない。孤軍奮闘の結果は? スゴイ。スゴ過ぎる。 私自身、都内貧困地域出身で、他人事ではない。 先が読めないストーリー、現代の日本を抉る問題...

澤木ひかり先生26歳、都内の貧困地域の小学校に転任してきた。授業中集中できない子、日本語に不自由な子、虐待されてる子。周囲の先生は頑張らない。孤軍奮闘の結果は? スゴイ。スゴ過ぎる。 私自身、都内貧困地域出身で、他人事ではない。 先が読めないストーリー、現代の日本を抉る問題提起。こんな小説と同時代に生きてるのは悪くない。

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2022/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同じ職業という立場で読むとモヤモヤは残りますが、ストーリーとしては多くのひとに知ってもらいたい。最初から伏線だらけだったのか…と。

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2022/05/15

一人一人にまっすぐ向き合う先生。自分の子供が出会うならこんな先生に受け持ってもらいたい。 けどこんなに一人で抱え込まなきゃいけないのか…教師という仕事に就いている人が心配になる。 親としても考えさせられることが多かった一冊。

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2022/05/13

私はあまり書籍を映像化して欲しいと 思う方ではありませんが、 この本は映像化も良いなと初めて思えた1冊かもしれません。 この本の内容はもっと多くの方の目に止まって欲しい…そう思います。 「神様、どうか、この世に生まれたすべての子どもたちを、幸せにしてください」 そう思ってく...

私はあまり書籍を映像化して欲しいと 思う方ではありませんが、 この本は映像化も良いなと初めて思えた1冊かもしれません。 この本の内容はもっと多くの方の目に止まって欲しい…そう思います。 「神様、どうか、この世に生まれたすべての子どもたちを、幸せにしてください」 そう思ってくれている先生が全てではないですが、私が教わってきたこれまでの先生も 私の知らない時間にたくさんの時間を費やし、色々考えて向き合ってくれてたんだろうなぁと しみじみ感じました。

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2022/05/13

藤岡さんの話は、いつもいい話だよね~ ほんと、応援したくなるよね~ とは思うものの、小学生の子供を持つ親としては、微妙な話でした。 完全にネグレクトや虐待されている子のフォローは、学校の先生の仕事の範囲を超えていると思う。それは児相の仕事では? 目立たない問題のない多くの子にも...

藤岡さんの話は、いつもいい話だよね~ ほんと、応援したくなるよね~ とは思うものの、小学生の子供を持つ親としては、微妙な話でした。 完全にネグレクトや虐待されている子のフォローは、学校の先生の仕事の範囲を超えていると思う。それは児相の仕事では? 目立たない問題のない多くの子にも同じエネルギーで接して欲しいと願います。

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2022/05/10

教育格差、教育現場の過重労働、教師人員の不足、虐待、外国人労働者の子どもの受け入れ対応などさまざまな現代の子どもたちをめぐる問題が凝縮されていた。 ひとりの先生の力ではなかなか及ばないだろう。社会全体、私たち一人ひとりが先生方や子どもたちを支えていかなければならないと改めて感じた...

教育格差、教育現場の過重労働、教師人員の不足、虐待、外国人労働者の子どもの受け入れ対応などさまざまな現代の子どもたちをめぐる問題が凝縮されていた。 ひとりの先生の力ではなかなか及ばないだろう。社会全体、私たち一人ひとりが先生方や子どもたちを支えていかなければならないと改めて感じた。

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2022/05/09

小児性愛・ネグレクト・移民・イジメ・モンスターペアレント・先生の鬱etcをすべて抱えた学校はほとんど無いと思うが、現代の学校の姿が上手く描かれている。そしてこんなに熱心な澤木ひかり先生の存在がささやかな希望を感じさせる。 さらにミステリー小説の一端も…。

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2022/05/04

小学校の教師になって五年目の澤木ひかり。 彼女が赴任先で受け持った六年二組は、とんでもないほど問題を抱えたクラスだった。 だが澤木ひかりは、真正面から向き合っていく。 今の学校は、縦割り社会で校長の言うとうりに事を運ばなければ勤めることはできない。 サラリーマンと同じである。...

小学校の教師になって五年目の澤木ひかり。 彼女が赴任先で受け持った六年二組は、とんでもないほど問題を抱えたクラスだった。 だが澤木ひかりは、真正面から向き合っていく。 今の学校は、縦割り社会で校長の言うとうりに事を運ばなければ勤めることはできない。 サラリーマンと同じである。 問題があっても、穏便に済ませ事を荒立たせることがあってはいけない…というような。 澤木ひかりは、生徒のことを第一に考え、寄り添う。 こんなにも一生懸命で真っ直ぐな先生が、現実どのくらいいるだろうかと思ってしまう。 子どもたちにとってもまさしく光である。 「子どもたちの幸せな笑顔が見たくて教師になったのだから」と言ってくれる先生が、たくさんいてくれれば…と願う。

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2022/05/02

小学校教諭になって5年目の澤木ひかりが主人公。新しい赴任先の水柄小学校の評判は非常に悪く、彼女の担任する6年2組には不登校児を含め複数の問題児がいる。更には警察が動くような事件も起き、不穏な展開が予想される。 ひかりはまだ若いせいか、自分の力でなんとかしなきゃという気持ちが強いよ...

小学校教諭になって5年目の澤木ひかりが主人公。新しい赴任先の水柄小学校の評判は非常に悪く、彼女の担任する6年2組には不登校児を含め複数の問題児がいる。更には警察が動くような事件も起き、不穏な展開が予想される。 ひかりはまだ若いせいか、自分の力でなんとかしなきゃという気持ちが強いように思え、読みながら(児相か警察に相談すべきだろう)という疑念が拭えなかった。在日外国人問題や育児放棄、児童虐待など現代社会の闇の部分に切り込む姿は勇ましいが、大多数の“特に問題ない”生徒達の扱いは問題ないか。答えはタイトルにある。

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