隠居すごろく の商品レビュー
☆5では足りない!文句なしに面白い! 久しぶりの西條さんの時代物を読んで大満足(^^) 仕事一筋三十三年、ケチで頑固、趣味無し、癇癪持ち そんな徳兵衛が隠居! それまでの人生が、すごろくで言うなら上がり… 二枚目のすごろくが始まった! まるでジュマンジの如きすごろくの目( ̄▽...
☆5では足りない!文句なしに面白い! 久しぶりの西條さんの時代物を読んで大満足(^^) 仕事一筋三十三年、ケチで頑固、趣味無し、癇癪持ち そんな徳兵衛が隠居! それまでの人生が、すごろくで言うなら上がり… 二枚目のすごろくが始まった! まるでジュマンジの如きすごろくの目( ̄▽ ̄)笑 笑いあり、事件あり、最後はホロリ… やっぱり好き西條奈加!
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面白かった! 隠居の頑固爺さんが孫の千代太によって 変わっていくお話 じいじだけでなく まわりのみんなが成長していく様が心地いい 読み終わったあとの爽快感 いいね
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面白かった! 時代小説は好みではないのだが、西條奈加さんの本は時々買ってしまう。商人が主人公で舞台となる町が生き生きと描かれており、読んでいて楽しい。 いつの時代も悩みや厄災は変わらないのだなぁと思う。 孫の千代太がとにかく可愛い。 訳アリの親と子供たちが必死に生きる姿に、御隠...
面白かった! 時代小説は好みではないのだが、西條奈加さんの本は時々買ってしまう。商人が主人公で舞台となる町が生き生きと描かれており、読んでいて楽しい。 いつの時代も悩みや厄災は変わらないのだなぁと思う。 孫の千代太がとにかく可愛い。 訳アリの親と子供たちが必死に生きる姿に、御隠居と妻お登勢の夫婦の在り方に…泣けた。 また、所々にある御隠居の説教は今でも考える値のある教訓のように思った。
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現役をリタイヤしたご隠居が、利発な孫に巻き込まれ、想像を超えた様々なトラブル(?)に巻き込まれ、現役時代からは想定もつかなかったような新しい生き方を楽しむ、というお話。 前半はやや緩慢だったが、中盤からの展開がとにかく面白い。現代にも通ずるようなエピソードも多く、最後はほろっとさ...
現役をリタイヤしたご隠居が、利発な孫に巻き込まれ、想像を超えた様々なトラブル(?)に巻き込まれ、現役時代からは想定もつかなかったような新しい生き方を楽しむ、というお話。 前半はやや緩慢だったが、中盤からの展開がとにかく面白い。現代にも通ずるようなエピソードも多く、最後はほろっとさせる。極上の人情話。
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当ての外れ/悪癖/兄妹/にわか師匠/糸玉の音/ 千客万来/狂言作者/商売道楽/芝居顛末/裏の顔/ 落首/双六の賽 短気で沸点の低い徳兵衛さん、商売の為だけだった生活から隠居生活へ。ガシガシとわき目も降らずに過ごしていたのがひまー になってしまい生活のリズムが上手く作れない。 そ...
当ての外れ/悪癖/兄妹/にわか師匠/糸玉の音/ 千客万来/狂言作者/商売道楽/芝居顛末/裏の顔/ 落首/双六の賽 短気で沸点の低い徳兵衛さん、商売の為だけだった生活から隠居生活へ。ガシガシとわき目も降らずに過ごしていたのがひまー になってしまい生活のリズムが上手く作れない。 そこへやってきた孫の千代太。それから来るわ来るわ……… ガラッと変わった徳兵衛さんはどこまで行くのでしょう 途中ではクスクス笑い終わりにはホロっとしましたよ
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初めて西條奈加を読む。 読み始めは展開が全く普通の隠居の話で、正直「なにこれ?」だったが、中盤からの展開は涙腺緩むわ、鼻水でるわのイッキヨミになってしまった。 いいお話でした。
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後期の藤沢周平を思い出す。三屋清左衛門残実録、獄医立花登手控え、そして用心棒日月抄。よく出来た話だが出来過ぎにはならない構成の良さ、物語の面白みがある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
巣鴨で六代続く糸問屋の嶋屋。 そこの主人の徳兵衛は三十三年間の仕事の一筋の生活に終わりを告げて、還暦を機会に隠居することに。 だが、若い頃から仕事漬けの日々を送ってきた徳兵衛には何一つ趣味がない。 やることがなくて途方に暮れていた時に、孫の千代太が隠居屋敷へ。 そこでいろいろと蘊蓄を語る徳兵衛だが、それを勘違いして受け取った孫の千代太。そして千代太は食べるにも困った二人の兄妹を連れてきて……。 そこから徳兵衛の二枚目の双六が始まった。 こういう話は大好物。楽しかったし、考えさせられることもあったし、好きだなあ。西條さんの時代小説(*^^*)
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「千両かざり」のときのように、職人たちの世界、技術が詳細に描かれているのが素敵。 子どもたちの逞しさは「はむ・はたる」を、手習いの様子は「銀杏手ならい」を、などこれまでに読んだ著者さんのいくつかの作品を次々に思い起こさせた。 今回は理不尽な死人も出ないし、格差社会は毎度心が痛...
「千両かざり」のときのように、職人たちの世界、技術が詳細に描かれているのが素敵。 子どもたちの逞しさは「はむ・はたる」を、手習いの様子は「銀杏手ならい」を、などこれまでに読んだ著者さんのいくつかの作品を次々に思い起こさせた。 今回は理不尽な死人も出ないし、格差社会は毎度心が痛むが、千代太が純粋な気持ちで人々を繋いでいき、徳兵衛が次の世代への道を開いていく、力が湧いてくる作品だった。 目次の番号がさいころの目になっているのが楽しい。目が増えるたび登場人物も事件も増えていく。 子どもたちのお芝居、商売仲間や妻との語らい、お寺での落首……名場面がたくさんあり連続ドラマにでもなったらさぞおもしろいだろうと思った。最初から最後まで退屈することなく先へ先へと急いで読んでしまったがまた日を置いてゆっくり読み直したい。
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