あの頃な の商品レビュー

マンボウやしろ(著者)

2024/03/19

元カリカのやしろさんの本と聞いて読みました。
エッセイかと思ったら連作短編集でした。
コロナを題材にしたお話が25編。
切り口が面白くてサクッと読めてしまいました。もっとお笑いに振った話かと思いましたが、色んな感情が渦巻いた独特なお話が詰まっていました。

次回作を待っています。
全然違うストーリーを期待しまして。

2023/12/30

平日夕方に車に乗るときがあれば、必ず「スカロケ」聴いています。やしろさんと浜崎さんの声が心地よい。
この物語は、コロナ騒動を描いた群像短編集（タイトルにもコロナ入っていた！）。同調のために言いにくかった本音も描いてくれていて小気味いい。
結局、融和な方向にまとめるのも、やしろさんの人柄が出ているのでしょう。

2023/07/30

学生時代スクールオブロックのリスナーで、現在スカロケリスナー。やしろさんが好きだから、発売直後に買っていたけれど、育児と仕事で日々生活するのに精一杯で、全く読む余裕がなかった。そんな中、子どもがコロナに罹患し、三日三晩寝込んでいたので、一気に読むことができた。皮肉なことにその後すぐ私も罹患したが。
あの数年、コロナに振り回されたようで、人間の奥底に隠していたものがあらわになっただけなのかも知れない。やっぱり私はやしろさん好きだなーと改めて実感した。

2023/03/18

コロナにまつわる短編集。
マスク論争にオリンピックの延期、緊急事態宣言や自粛生活、企業の倒産など、コロナに関連するトピックが網羅されています。さらにコロナによって生まれた近未来も登場します。
どれも笑い事じゃない出来事だったのに、文字にするとシュールで、この数年は何だったんだろう？という気持ちになりました。
25篇あったのですが、はじめに出てきた話の後編があとの方に出てきたり、それぞれの話が少しずつ繋がっていたりして、よく考えられているなと楽しめました。

2023/01/24

コロナ禍でのひとの外側と内側が入り混じった多彩な世界を、その渦中で真摯に面白おかしく描く最&高の短編集！2020年春に比べれば、第8波はウィズコロナの日常が定着している。引きこもってる自分には、外の世界との境界がぼやけた不思議な期間だった。

2022/11/30

元芸人・カリカ、現在は裏方で活躍中のマンボウやしろが描く、ブラックユーモア満載のショートショート集。

コロナ禍を題材にしたあるあるの飛躍や近未来をナナメ上に想像した物語それぞれが面白い。トーンはコロナにあわせて低いながらも、それに輪をかけた発想が読む手を早める。今このタイミングで読んでほしい一冊。

2022/08/16

時々聞いてたラジオのパーソナリティ、マンボウやしろさんの本。
あっさり読める短編集なんだけど、あちこちで話が、つながってて面白く読みました。コロナがあったから分断も対立も、良さの再認識もあったよね、と思いました。
でも私はビフォアコロナのほうがよかったなぁ。

2022/05/22

コロナの話をこんなに読んだのは初めてで、皮肉とユーモアと愛をたくさん感じた。
本部長はこんなことを考えてるのかと、驚きというか本当にすごい人だなって。
17 気づきの先
20 世界一のギタリスト
好きなお話。

2022/05/05

世界観に拒絶反応。文章も読みづらかった。
会話劇の脚本しか書き方が分からず小説初挑戦とご本人もイベントやラジオのゲスト宣伝で言っていたが確かに短編とはいえもう少し内容、設定は練った方が心酔できたなと思った。

2022/04/16

マンボウやしろによるコロナ関連のショート作品をまとめた本。
全てのお話が違うテイストでめちゃくちゃ面白かった。
コロナになった後の世界線や少しSCI-FI 的なぶっ飛んだお話も入っていてすごく読みやすかった。
ラジオや演劇の稽古などをベースにしたお話もあるため、日常生活の延長戦上で想像しながら描いたのかな、と思うと想像力がすごい方だと感心してしまった…
個人的に特に好きだったのは炎上し続けるラジオとパチンコ屋さんのお話。
皮肉なことに本人は本の発売日にはコロナ感染して自粛しなければならなかったという笑