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帰去来 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2023/06/13

SFの小説を初めて読んだが、問題なく理解できた。 テンポが良く、のめり込んで読めた。 レトロを感じさせる世界観であり、非日常の情景浮かんできて楽しかった。

Posted byブクログ

2022/08/25

警察×SF。主人公がパラレル世界の日本の自分になって、過去からの事件の因縁を解決するミステリー。 すっきりさっぱり終わるミステリーなので、さくっと(読むには長いけど)読めて楽しい本だと思います。ただ、それで終わりかもしれない。。

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2022/08/03

ハードボイルドではなく、SFの超大作。次元を超えてちがう世界のちがう自分に。 現実離れした話ではあるが、絶対に無いかと言われると、否定できない設定で、大沢在昌のSFワールドが炸裂している作品だった。新宿鮫を筆頭に、ハードボイルドテイストが代表作だが、このSFもかなり素晴らしい。人...

ハードボイルドではなく、SFの超大作。次元を超えてちがう世界のちがう自分に。 現実離れした話ではあるが、絶対に無いかと言われると、否定できない設定で、大沢在昌のSFワールドが炸裂している作品だった。新宿鮫を筆頭に、ハードボイルドテイストが代表作だが、このSFもかなり素晴らしい。人物像をイメージしやすく描かれており、また昔の日本も目に浮かぶような描写がこの作品をより楽しく引き込んでくれる。かなりおススメ。

Posted byブクログ

2022/05/11

個人的に凄く好みの作品 流行りの設定が舞台なんだけど 戦後日本の匂いもして薄暗い雰囲気もある 読みやすいしテンポも良くていつも通り楽しめます

Posted byブクログ

2022/03/16

いや〜面白かった!!!まさに私の好みドンピシャだった。警察×SF。最初は何事かと思ったけど、この組み合わせ、結構ハマるかも。 最後の解説には、もっとこうしたジャンルを読みたい人向けに、同じ作家(大沢在昌さん)の作品がおすすめされていた。 いや、ナイスすぎる。読みます!!!

Posted byブクログ

2022/02/25

「ミステリー」ということにはなると思う。が、「SF?」という情況が入り込む。何か独特な味わいの物語に引き込まれてしまう。 本作のヒロインは志麻由子巡査部長である。警視庁の捜査一課に配属されて日が浅い―というように作中描写で見受けられる…―女性刑事だ。 刑事になった由子だが、自身で...

「ミステリー」ということにはなると思う。が、「SF?」という情況が入り込む。何か独特な味わいの物語に引き込まれてしまう。 本作のヒロインは志麻由子巡査部長である。警視庁の捜査一課に配属されて日が浅い―というように作中描写で見受けられる…―女性刑事だ。 刑事になった由子だが、自身では捜査一課の捜査員に抜擢されるだけの実績を挙げたとも思っていない。10年前、同じく刑事だった父が殉職してしまった経過が在り、父と一緒に仕事をした経過も在る諸先輩の“引き”で捜査一課の捜査員になったのだというような感じ方もしていた。 そんな由子は「連続通り魔殺人」の捜査に参加していた。公園等に出没し、居合わせた者を襲撃して絞殺するという犯行を繰り返しているらしい被疑者だった。被害者の遺体を調べると、鎖のようなモノで首を絞められているようだった。由子も参加する捜査班では、被疑者が出没しそうな場所を夜間に巡回、張り込みという活動をしていた。 或る暑い夜、由子が公園で巡回、張り込みという活動をしていれば、俄かに強い雨に降られてしまった。強い雨に困惑していれば、由子は不意に襲撃を受けた。そして鎖のようなモノで首を絞められた。追っている被疑者に出くわしてしまったのだ。やがて首を絞められ、由子は気を失ってしまった。 どの位の時間を経たものか判らなかったが、襲撃を受けて首を絞められ、気を失った由子は気が付いた。気が付いた時、眼前に現れたのは、大学の後輩で交際していた経過も在る里貴だった。由子は驚いたが、里貴は由子を「けいし」と呼び、何やら見慣れない制服のようなモノに身を包んでいる。 気を失っていた由子は、気付いた時には「アジア連邦 日本共和国 東京市」という場所、現地では「光和27年」ということになっている「別世界」に飛んでしまっていた。そしてこの「別世界」で、「志麻由子」は「東京市警察本部」の高級幹部である「警視」であった。交際していた経過も在る里貴だと思って驚いた人物は、志麻警視の秘書官、補佐役を務めているのだという。 警視庁の捜査一課に在った志麻由子巡査部長(これは読者と共通する訳だが)が知る歴史や国際情勢とは違う経過を辿り、「2015年日本」とはまるで違う様子である「日本共和国」の、東京都ならぬ「東京市」という「別世界」で一体何が展開するのか?そして展開する事態は如何いう具合になって行くのか? そういう物語だ… よく判らない「別世界」へ飛んでしまうというSF的な、小説ならではな仕掛けが用いられるのだが、ヒロインが自身や家族に関して「在り得たかもしれない少し違う様子」と向き合いながら、人生の“ワンステップ”を上り、永年解決できなかった難事件に決着という、なかなか痛快な物語に纏まっている。 これは非常に愉しい作品だ!!

Posted byブクログ