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それを読むたび思い出す の商品レビュー

3.8

21件のお客様レビュー

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2024/09/21

忘れかけていた「あの頃・あの場所・あの気持ち」の様々なエトセトラを、三宅さんならではの視点(それは決して斜に構えているわけでないのが信頼できる)からじんわりと刺激されるようなエッセイだった。名文多数。ロールパンナちゃんはめちゃくちゃ推せる。

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2024/09/02

自分の抱く感情をうまく言葉に出来ないことが多い。 読書(誰かの言葉に触れること)は、そんな私の状態を言語化してくれる。 しっくりとくる言葉に出会うことができる。そんなことを教えてくれる本でした。 読書を通して、自分自身を理解していく、そんな視点で読書をしていきたいなと思いました。...

自分の抱く感情をうまく言葉に出来ないことが多い。 読書(誰かの言葉に触れること)は、そんな私の状態を言語化してくれる。 しっくりとくる言葉に出会うことができる。そんなことを教えてくれる本でした。 読書を通して、自分自身を理解していく、そんな視点で読書をしていきたいなと思いました。

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2024/08/11

最近ずっと追いかけている三宅香帆さんのエッセイである 面白かった 面白かったのだが、この本を読み終えた今、大きな問題に直面している私がいる 曰く、「村上春樹どうするか問題」である 呼び捨てである 基本作家さんにはさん付けする私ですが、村上春樹は呼び捨てである なぜなら敵である...

最近ずっと追いかけている三宅香帆さんのエッセイである 面白かった 面白かったのだが、この本を読み終えた今、大きな問題に直面している私がいる 曰く、「村上春樹どうするか問題」である 呼び捨てである 基本作家さんにはさん付けする私ですが、村上春樹は呼び捨てである なぜなら敵であるから 何故か村上春樹を読むなんてダサいと思っていた 硬派な文学青年は村上春樹など読まないのであると思っていた 読んだこともないくせにである 非道い 一冊くらい読んでから言うべきだ 『ノルウェイの森』なんて35ヵ国語に訳されている 駄作であるはずがない 三宅香帆さんも折々に読んでいる でも、今さら? 高梨沙羅?(思いついたことすぐ言う) 村上春樹どうするか問題 次のオリンピックまでには結論を出したい 読むとは言っていない

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2024/08/25

私は本とか、映画とか、ラジオとか、美術館とかカルチャー的なのが好きなんだけど、 好きな理由が 自分のモヤモヤしたり、なんとなくやり過ごしてる感情を、 そうそうコレコレと感覚的に掴める感じがするからだ。 この本を読んでいて、その感覚がお腹のあたりでみぞみぞしていた。 うまく言...

私は本とか、映画とか、ラジオとか、美術館とかカルチャー的なのが好きなんだけど、 好きな理由が 自分のモヤモヤしたり、なんとなくやり過ごしてる感情を、 そうそうコレコレと感覚的に掴める感じがするからだ。 この本を読んでいて、その感覚がお腹のあたりでみぞみぞしていた。 うまく言語化できなかったり、 感覚が鈍ってきたことを誰かが表現してくれるってうれしい。  私は田舎出身だし、 筆者と同じようなこと考えていたなーと思ったし、 エピソードと感情に触れながらもっと先が読みたいと思いつつ、 自分の感情の整理もおいつかなくてゆっくり触れたいと思った作品。

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2024/06/25

エッセイ。これを読むと、大学時代の頃を思い出した。淡い記憶。もう25年くらい前だが、この本に書いている言葉を見て。あー、そうだったと、楽しかったーと思わせてくれた。本のことが好きな人と、本のことについて話したいなーと思わせてくれる。

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2024/05/04

地元、京都、読書の三本柱からなるエッセイ。ほぼ同年代の方で感覚が分かる部分もそこそこあって面白かった。 ・地元編:旅行先でもイオンに行き、そこに本屋があるという事実を確認するのが好き、という感覚はなんとなく分かる。どことない安心感がある。 ・京都編:鴨川や大学が寛容な場所だったと...

地元、京都、読書の三本柱からなるエッセイ。ほぼ同年代の方で感覚が分かる部分もそこそこあって面白かった。 ・地元編:旅行先でもイオンに行き、そこに本屋があるという事実を確認するのが好き、という感覚はなんとなく分かる。どことない安心感がある。 ・京都編:鴨川や大学が寛容な場所だったと振り返ることができることもよいなと思う。鴨川のような「誰にも管理されていないのんびりとした場所」と思える場所がいくつかあれば、心理的安全を確保できるのだと思う。自分の中でも振り返ってみるとあるのだろうと思うけど、いくつか持っておきたい。 ・読書編:『ノルウェイの森』を読み返したときの風景など過去の記憶まで読んでいる感覚は共感する。ページの「行間から、過去の香りと、なぜか未来の記憶まで、漂ってくるように感じる」という感覚の心地よさはとても好きなので、そういう体験も増やしていきたい。 最後の「ロールパンナちゃんの孤独」では、最善の策として自分で孤独を選んで谷底で暮らしているというこんな設定のキャラクターが子ども向けアニメに登場していたのか、、と再認識した。「あなたの孤独を知るとき、私は、少しだけこの世が愛おしいものだと知る。あなたの孤独の先に、言葉があるのだと思っている」(p.189)という考えに着地するが、これを引き出すロールパンナちゃんというキャラクターのすごさもまた分かった。来年の朝ドラで触れるには細かい話だけど、静かに印象付けられた感覚があるのでちょっと気になる。

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2024/02/20

同年代でニコラの話とかうわーってなった。春の歌のエッセイが漫画みたいで印象的でよかった〜鴨川のハーゲンダッツのエピソードも青春でよかった〜

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2023/11/30

なんだかカチッとしたエッセイだなあと思うけど。言葉が綺麗で上手だなあ〜。特に京都での大学生活、めちゃくちゃ楽しそうで何より。まさに青春じゃん。羨ましい。ラストのロールパンナちゃんの孤独の話は沁みた。ロールパンナちゃんてなかなか子ども向け番組のキャラじゃねーなー、と。

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2023/10/18

自分の過去を振り返って、自分が大切にしていること、自分だけのパワースポットに思いを馳せることはとても素敵なことだと思います。 なぜなら、自分が負けそうになったり、孤独を感じたときに、そこに心が帰れば勇気を持ってリセットができるから、 著者の三宅さんは「強い言葉」を敏感に警戒する様...

自分の過去を振り返って、自分が大切にしていること、自分だけのパワースポットに思いを馳せることはとても素敵なことだと思います。 なぜなら、自分が負けそうになったり、孤独を感じたときに、そこに心が帰れば勇気を持ってリセットができるから、 著者の三宅さんは「強い言葉」を敏感に警戒する様子。 読んでいるとその理由も分かります。 「人より前に出る、人より優位に立つ」ことよりも、「自分の大切にしていること、自分の言葉」を大切にしているようです。 故郷である高知への想い、たくさん学んだ京都への想い、そして方言を含めて自分が大切にしている言葉が綴られています。 中に書かれているように、自分がひとりだから、誰かの言葉を読むのが好きだ、その言葉を通して他者を理解したいと思う。 という一節が印象的で大好きです。 今まで「エッセイで他人の独り言じゃん!」って思っていましたが、こうしてその言葉のひとつひとつの存在を感じ、掬うことが心の励みになる。 「言葉が好きになる、自分の生き方が好きになる、他者を認めなくなる」そんなことが拾い集められる一冊でした。

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2023/09/25

この人の書評が結構好きで読んでみたけど、エッセイは肌に合わず。書評がテーマのときはフランクな語り口がプラスに働いたけど、エッセイで語りも軽いとかなり内容が薄く感じてしまう。

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