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おっさんの掟 の商品レビュー

3.9

25件のお客様レビュー

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2024/02/06

谷口真由美が日本ラグビー協会で活躍して退陣に追い込まれるまでを書いた一冊。 ラグビー協会の閉鎖的な体質がよく分かった。

Posted byブクログ

2023/11/18

一気に読めました。 熱い思いが伝わってきたので。 書かれているとおり、 ラグビーの世界だけの話では無いですね。 規模の大小あれど、そこらじゅうで起きてます。 どーしたもんかねぇ…

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2023/09/29

以下、独身未婚中年男性である自分の感想です。 谷口先生の仰っていることはごもっともだと思うのですが、結局、リベラルの活動家の方々って、自分たちが絶対に正しいと思い込んでいて、間違っていると認定した人たちを徹底的に叩いて排除してしまうので、賛同を得られないで人数を減らして自滅して...

以下、独身未婚中年男性である自分の感想です。 谷口先生の仰っていることはごもっともだと思うのですが、結局、リベラルの活動家の方々って、自分たちが絶対に正しいと思い込んでいて、間違っていると認定した人たちを徹底的に叩いて排除してしまうので、賛同を得られないで人数を減らして自滅していってしまうような気がします。そのやり方では続かないことは、すでにあさま山荘事件などで明らかになっているような気がするのですが。 とはいえ、名実ともにおっさんとなった私からしても、本に出てくる「おっさん」のやり方には賛同できません。そういうところが、新型コロナウィルスの影響を差し引いても、2019年のラグビーブームをファン層の拡大にはあまり上手くつなげられなかった一因になったように思います(あくまでも私の印象にすぎませんが)。 とりあえず、社会的に問題になっている芸能事務所のタレントさんをアンバサダーに起用し続けるようなので、私は今回のラグビーワールドカップで日本代表を応援することはやめることにしました。私のようなにわかファンが一人ぐらい応援するのをやめたところで、日本代表の勝敗に影響するとは思えないので、これぐらいは許してくださいませ。

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2023/09/14

サンデーモーニングのキャスターとして有名な谷口真由美氏の著書 日本ラクビー協会の闇を暴く わきまえない女との自覚は有り。法学者 法人準備室長、審査委員長の要職を務めていたとは知らなかった。急遽解任された経緯を綴っている。 ・父は近鉄ラグビー部の選手 母は寮母 寮は花園ラグビー場の...

サンデーモーニングのキャスターとして有名な谷口真由美氏の著書 日本ラクビー協会の闇を暴く わきまえない女との自覚は有り。法学者 法人準備室長、審査委員長の要職を務めていたとは知らなかった。急遽解任された経緯を綴っている。 ・父は近鉄ラグビー部の選手 母は寮母 寮は花園ラグビー場のメインスタンド内にあった 6歳から16歳 ・川渕チエアマンはどんな時も気に掛けてくれた ・清宮氏もプロ化準備の要職だったが独断専行が上層部の目に付き排除された。 ・ラグビー協会理さ事は無給のボランテイア 担当番組を降りて迄専念した。寄付として3万円/イベント事も徴収される。後日報酬を出して貰う事に ・サンウルズ借金2億5千万円 帰る当てもないのに貸付するずさんさ。 ・リーグ分けの基準を示し、1年を掛けて諮問委員会が評価したがその結果が覆された。近鉄が脱落 トヨタが採用

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2023/07/15

新リーグ立ち上げを盛り上げるためだったのか、ただ体裁を整えるためだったのか、兎にも角にも茶番を仕込んだつもりのラグビー協会が、凄まじいキャスティングミスを冒した一件。著者の研究分野に関する理解と自分たちの組織の体質についての客観視がどれだけできていなかったのか。そのお粗末ぶりに驚...

新リーグ立ち上げを盛り上げるためだったのか、ただ体裁を整えるためだったのか、兎にも角にも茶番を仕込んだつもりのラグビー協会が、凄まじいキャスティングミスを冒した一件。著者の研究分野に関する理解と自分たちの組織の体質についての客観視がどれだけできていなかったのか。そのお粗末ぶりに驚く。もちろん著者だけの言い分だけでコトの良し悪しは断定できないが、細かな経緯や結果がどうであれ、著者は自身のやるべきことをやったと思う。学者はこうでなくっちゃ、と思った。著者のしてみれば、腹が立って書かずにはいられなかったという面もあると思うが、これを公にすることにより予想される様々な煩わしさに負けることなく、本書を刊行したことに敬意を表したい。現代日本の指導的立場にあるコミュニティに関する貴重な一証言だと思う。

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2023/05/14

2023.05.14 結局、ラグビー協会の失敗の本質という表題ほど、原因を明確に指摘はしていない。私怨が論理的なクリアさと事実関係の弱さがきになる。

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2023/05/04

この話に対する視点は無茶苦茶あるだろうと思うけど、谷口氏視点での真実は非常にわかりやすかったし、ラグビー協会というより日本のスポーツ界全体を表した事象だと強く賛同。 一方で「変えられなかった」という意味では、このやり方では難しいのも事実で、直前に読了したJR東海の総帥/日本のフ...

この話に対する視点は無茶苦茶あるだろうと思うけど、谷口氏視点での真実は非常にわかりやすかったし、ラグビー協会というより日本のスポーツ界全体を表した事象だと強く賛同。 一方で「変えられなかった」という意味では、このやり方では難しいのも事実で、直前に読了したJR東海の総帥/日本のフィクサー葛西氏のハッキング力との圧倒的違いは、読書順は偶然だったとはいえとても面白かった

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2023/04/22

令和のおっさん、立場の弱い人に高圧的、慣例や同調圧力をかける、保守的で若い人のために一肌脱ぐということがない、人の功績部下の手柄を自分のものにして上司のご機嫌を伺う。・心理的安全性とは組織の中で自分の気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態の事。生産性の高いチームは心理的安全...

令和のおっさん、立場の弱い人に高圧的、慣例や同調圧力をかける、保守的で若い人のために一肌脱ぐということがない、人の功績部下の手柄を自分のものにして上司のご機嫌を伺う。・心理的安全性とは組織の中で自分の気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態の事。生産性の高いチームは心理的安全性が高い。・三国志、論語、兵法などおっさんが座右の銘歳がちな古典。これがおっさんの思考の根底なら、組織も社会も発展しない。

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2023/01/02

 TBSのサンデーモーニングで、歯に衣着せぬコメントで、視聴者の溜飲を下げることでおなじみの大阪のおばちゃんこと谷口真由美さんが、日本ラグビー協会での体験談を赤裸々に綴ります。あくまで谷口真由美さんの言い分なのでしょうが、読み進めていくと谷口真由美さんの理路整然とした経過記録に引...

 TBSのサンデーモーニングで、歯に衣着せぬコメントで、視聴者の溜飲を下げることでおなじみの大阪のおばちゃんこと谷口真由美さんが、日本ラグビー協会での体験談を赤裸々に綴ります。あくまで谷口真由美さんの言い分なのでしょうが、読み進めていくと谷口真由美さんの理路整然とした経過記録に引き込まれていきます。  両親の都合で、近鉄花園ラクビー場で育った青春時代。ラグビーのルールを自然と身につけ、またラグビー界との人間関係も深まる中で、半ば強引に日本ラグビー協会に組み込まれる。新リーグ設立に尽力するが、「おっさんの掟」に翻弄され、齟齬にされ、役員解任に至る。自身が憲法学者ゆえに、日本国憲法に照らしてコンプライアンスの向上を進めたにもかかわらず「おっさんの掟」の前に断絶される。最終章では、日本軍部の失敗を組織論的に検証した戸部良一氏らの名著「失敗の本質」を例に、日本軍と重なる部分の非常に多い日本ラグビー協会の組織体質を指弾する。日本の組織に蔓延る組織疲弊の典型を紹介する書籍として、また自分の所属する組織がどうあるべきかを考える1刷となった。(文字数字)467字 閑話休題 失敗の本質 合理的思考よりも優先される年功序列主義、それに伴う上長への行きすぎた配慮、曖昧な命令による組織の迷走-。いずれもラグビー協会で目にした光景です。ワールドカップで南アフリカ(2015年)、アイルランド、スコットランド(2019年)という強豪を撃破したことで慢心してしまった点も、日清戦争、日露戦争で勝利を収めた「成功体験」から悲惨な太平洋戦争に突き進んだ日本軍を想起させました。  こう話すと「ラクビー協会はなんて古臭い組織なんだ」と思われる方も多いでしょう。しかし、このような組織の硬直化は、なにもラグビー協会に限った話しではなく、日本の津々浦々でおきているのではないかとも感じます。

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2022/10/09

ジェンダーに纏わる慣習もそうだが、旧態然とした男社会の象徴にも見えるラグビー界隈が、W杯のブームを経たプロ化の岐路に至っていかに紆余曲折を経ていたかは他山の石として興味深くもあり、プロスポーツ化の先達としてのJリーグなどと比較した現状と今後の筋道にも今まで看過していたが中止したい...

ジェンダーに纏わる慣習もそうだが、旧態然とした男社会の象徴にも見えるラグビー界隈が、W杯のブームを経たプロ化の岐路に至っていかに紆余曲折を経ていたかは他山の石として興味深くもあり、プロスポーツ化の先達としてのJリーグなどと比較した現状と今後の筋道にも今まで看過していたが中止したいと思う。

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