どうしてこうなっちゃったか の商品レビュー
著者のことは知らなかったけど、めっちゃおもしろかったしこの作曲家さんと作品に興味がわいた。 とにかくぜんぶ型破りだし痛快で読み物としてすごくおもしろい。 海外でがんばる日本人のお話は好きなパターンだし、音楽の話も大好きなので私の好みど真ん中。 でも海外での汗と涙の苦労の果て...
著者のことは知らなかったけど、めっちゃおもしろかったしこの作曲家さんと作品に興味がわいた。 とにかくぜんぶ型破りだし痛快で読み物としてすごくおもしろい。 海外でがんばる日本人のお話は好きなパターンだし、音楽の話も大好きなので私の好みど真ん中。 でも海外での汗と涙の苦労の果てにつかんだ成功、っていうのじゃなくてカラッとして明るくて楽しかった。 音楽の才能も人としての魅力もすごい人なんだろうなあと思う。
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面白すぎる。 ド天才ならではの厚かましさ(絶賛してる)や、メキメキと道を切り拓いていける人物のエネルギーを体感できた。 まだ四十代と若いし、今後も活躍されるどろうから、十年後、二十年後と、密かに続編に期待しとこ。
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15歳、才能だけを頼りに徒手空拳で単身イギリスへ。以来、欧米のクラシック音楽界で次第に認められ…。「世界でもっとも演奏機会が多い」現代音楽作曲家・藤倉大の自伝。『小説幻冬』連載に書き下ろしを加えて単行本化。 帯に恩田陸の名があったから読み始めた。 軽快というか軽いっていうかチャ...
15歳、才能だけを頼りに徒手空拳で単身イギリスへ。以来、欧米のクラシック音楽界で次第に認められ…。「世界でもっとも演奏機会が多い」現代音楽作曲家・藤倉大の自伝。『小説幻冬』連載に書き下ろしを加えて単行本化。 帯に恩田陸の名があったから読み始めた。 軽快というか軽いっていうかチャラいっていうか(苦笑)。苦労もあったんだろうけどいいことばかりたくさん書いていてそれはそれでよかった。
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若いうちからこれほどまでに物怖じせず、世界に名だたる大学や音楽家と渡り合ってきた日本人がいるということに驚かされた。その堂々っぷりはとても痛快で、しかし嫌味がない。作者の周りにはいつも大勢の仲間がおり、それは作者の人柄にも因るものなのだろうと想像する。作曲への飽くなき純粋な情...
若いうちからこれほどまでに物怖じせず、世界に名だたる大学や音楽家と渡り合ってきた日本人がいるということに驚かされた。その堂々っぷりはとても痛快で、しかし嫌味がない。作者の周りにはいつも大勢の仲間がおり、それは作者の人柄にも因るものなのだろうと想像する。作曲への飽くなき純粋な情熱に、作曲家たる者の真髄を見る気がした。
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図書館で借りた本。 返却期限に間に合わなくなるので 最後まで読みきれなかった。 読んだところまではめっちゃ 面白くて、他人の人生を読んでいるのに ワクワクした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
子供の頃から音楽にかける情熱の塊のような人生.なりふり構わず作曲に向かう姿勢に感服しました.そして実を結ぶに足る才能,文章もわかりやすくて面白い. オペラを見てみたくなりました.
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はじめて作曲家のエッセイを読んだ。 痛快な語り口でおもしろい。留学先での学費をめぐるやりとりや、恋人の音楽やめる宣言などなど、波瀾万丈な学生生活を過ごされていて、それこそ小説を読んでいるような気分だった。 オーケストラのことをよく知らないんだけど、客席側にも楽器を配置するって、そ...
はじめて作曲家のエッセイを読んだ。 痛快な語り口でおもしろい。留学先での学費をめぐるやりとりや、恋人の音楽やめる宣言などなど、波瀾万丈な学生生活を過ごされていて、それこそ小説を読んでいるような気分だった。 オーケストラのことをよく知らないんだけど、客席側にも楽器を配置するって、そんなことあるのか?!とびっくりした。でも、聴いてみたい!
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日本を代表する現代音楽の作曲家であり、デイヴィッド・シルビアンなどの作品への参加でも知られる藤倉大が自身の半生を語った自伝的エッセイ集。まず『どうしてこうなっちゃったか』というタイトルからして意表を突かれるが、確かに読みながらこのタイトルにも納得してしまうかのような著者のユーモア...
日本を代表する現代音楽の作曲家であり、デイヴィッド・シルビアンなどの作品への参加でも知られる藤倉大が自身の半生を語った自伝的エッセイ集。まず『どうしてこうなっちゃったか』というタイトルからして意表を突かれるが、確かに読みながらこのタイトルにも納得してしまうかのような著者のユーモアが面白おかしく、一気呵成に読めてしまう。 15歳で単身イギリスの高校に留学してそのまま大学・大学院をイギリスで過ごすという経歴もあるだろうし、非常に謎に満ちた現代音楽の作曲家(そして作曲家を志す人の中でここまでの成功を収められるというのは本当に稀有であり天才という他ない)の実態も含めて、見知らぬ世界の一端を垣間見せてくれる。 もちろん音楽の話も、詳しくない読者にもわかるように親切丁寧に、とはいえそのエッセンスは漏らさないように要所要所で触れられていて、特にこのあたりは読んでいて個人的に刺激的であった。作曲家がオーケストレーションを学ぶには実際に演奏される場面に少しでも多く立ち会うのが一番であるという話や、デイヴィッド・シルビアンとのコラボレーションのいきさつなど、うなずきながら読み進めた。
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