夜のお茶漬け の商品レビュー
著者の作品は、お腹が空いている時に読むのは危険(笑) 深夜に、色々と食べたくなっている。。 今回は、万里が旅立つ。 ああ、とうとうかーと思うと共に、その意気込みの凄さに、本気度が伺えて、がんばれよ!と、強く背中を押して送り出したくなった。 万里がいなくなると、食堂の二人は、かな...
著者の作品は、お腹が空いている時に読むのは危険(笑) 深夜に、色々と食べたくなっている。。 今回は、万里が旅立つ。 ああ、とうとうかーと思うと共に、その意気込みの凄さに、本気度が伺えて、がんばれよ!と、強く背中を押して送り出したくなった。 万里がいなくなると、食堂の二人は、かなり忙しくなるはず。 そこにメイちゃんが入ったとしても、しばらくはてんてこ舞いだろうな。 でも、頑張ってほしい食堂である。
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このシリーズの大きな転換点! 料理人の旅立ちは浅田次郎『プリズンホテル』でもそうだったが、これからの人生に身一つで挑む心意気が感じられて胸が熱くなる。 はじめ食堂が更に活気づきそうで、次の巻が楽しみ! あとはどうか、一子さんずっとお元気でいてください。
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立退の話、万里くん・メイちゃんのステップアップのお話。はじめ食堂の常連さんも少しずつ歳を重ねていくな、と感じました。
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あっと言う間に11巻目、折々にいろんな事件が起きるけれど地道な営みは続いていく。 こういう展開だから励まされるんだと思う。 万里、頑張れ。
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お店存続の危機が思ったよりさらっと過ぎ去ったたので、万里君との別れも同じように通り過ぎやしないかと思いましたが、いつも時がきっちり流れるはじめ食堂でした。 覚悟していたからこそのあっさりした別れなのか、はたまたいつか戻ってくるからなのか、時が流れないとわからない感じ、今後も楽しみです。
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シリーズで読むのは2冊めです。 義理母と嫁が開いてる食堂。変わらず丁寧な料理とお酒で常連客もてなし、快適な場所を提供しています。 が、環境の変化や人の成長、いつまでも同じままとはいかないのが世の常です。 こんなお店が近くにあれば通うな…
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佃の再開発の話が浮上!食堂のみならず酒屋や魚屋はどうなる?意外な結末に。 スッポンは万里にどんな影響をもたらしたのだろうか。 今回の結びは万里とメイの門出!
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東京都中央区佃。江戸時代から庶民の町として栄え、現代でも旧佃島地域は昔ながらの人情と風情のある古い街並みで知られている。 そんな佃で2人のおばちゃんが営む食堂兼居酒屋を舞台にしたグルメ&ヒューマンドラマ。 シリーズ 11 作目も5話構成で、第1話が表題作。 ...
東京都中央区佃。江戸時代から庶民の町として栄え、現代でも旧佃島地域は昔ながらの人情と風情のある古い街並みで知られている。 そんな佃で2人のおばちゃんが営む食堂兼居酒屋を舞台にしたグルメ&ヒューマンドラマ。 シリーズ 11 作目も5話構成で、第1話が表題作。 * * * * * 山口さんの作品の中では最も好きなシリーズだけれど、今回はいただけなかった。 それは、作品の売りである人情を描くための「タメ」が足りなかったからで、珍しくバランスがよくない構成だったと思います。 本巻のメインは第5話に配された万里の巣立ちでしょう。 はじめ食堂の厨房を任されて6年。万里は今や食堂になくてはならない見事なシェフぶりを見せるまでになりました。それまでどんな職についても長続きしない、グータラ極楽とんぼだったとは思えないほどです。 一子や二三に信頼され常連客には愛される今の万里は当然、仕事にも食堂にもそして人間関係にも離れがたい愛着が湧いているはずです。 なのに修業のためとはいえ食堂を離れる決心をするまでが、あまりにもあっさりしすぎているように感じました。万里はもっと誠実でまっすぐな人柄なのではなかったのか⁉ 本来ならもっと苦悩する姿が描かれてしかるべきで、本巻全編を通してのテーマにしてもいいくらいだと思います。 例えば佃のはじめ食堂のある一帯の再開発話が持ち上がり、食堂存続の危機に見舞われる話をただのドタバタで終わらせず、万里にも身の振り方を真剣に考えさせる筋立てにするなどの工夫があってもよかったのではないでしょうか。 それをしなかった結果、万里が思いつきや勢いだけで行動したように映り、万里という人間を軽く薄っぺらく感じさせてしまっています。まずこれが惜しい。 ( 三原をフォローに使っていましたが、焼石に水の感じです。) 次に修業先となる割烹八雲の主人も簡単に引き受けすぎています。 店の佇まいや接客ぶりから、主人は思慮深く練れた人柄のように見受けられます。だから、客として1度来店しただけの人間を軽々に雇い入れたりはしないはずです。 雇うにしても、はじめ食堂を訪れ万里の仕事ぶりや料理人の適性を見てからのことにするに違いありません。 ( 味の継承を考えるなら尚更でしょう。) 今後も登場しそうな人物なだけに、この展開も惜しいと思いました。 さらにメイが万里の後釜として食堂に入ることになるという運びも、無理に取ってつけたように感じる展開です。 ともかく残念さが残る作品でした。
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万里が調理師試験に受かって以来、Xデーはいつ来るのかと、読者もおばちゃんたちも息をつめて見守っていた。 常に後継者問題と、先行きに悩む個人営業。 今回はディベロッパーが再開発計画を持ち込み、店を潰すか、というところまで追い込まれる。 明るい幕切にうるうる。 お世話になった食堂を高尾山呼ばわりはどうかとちょっと思ったけれど・・・ 万里はこれからが大変だと思うけど、自分の決めた道を進んでほしい。 第一話 夜のお茶漬け セレブのエリート息子がまさかの引き篭もり。 ドラマ「マザーゲーム」を思い出す。 第二話 師走の目玉焼き はじめ食堂に、再開発の立ち退きの話が持ち上がる。 忘年会の盛り上がりの中、来年もこの日を迎えられるだろうかと、ふっと二三は物思い。 第三話 闘う鴨めし 食べ物は戦う力をくれる 第四話 スッポンで一本 メイがいよいよショーパブを引退して念願の味噌汁の店を出す準備を始めようとするが、迷いあり。 再開発事件で散々振り回されたので慰労会をしましょうという一子の提案で、『八雲』という料理屋に行く一堂。 万里は、運ばれる料理の一つ一つに心動かされ・・・ 第五話 旅立ちの水餃子 旅立つ人を、湯気の向こうに送り出す。 一子は、昔に思いを重ねていた。
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安定の一気読み。 いつもと変わらぬメンバーの少しずつの環境や心情変化が穏やかに感じ取れ読書疲れもなく終読。 ついに万里の旅立ちかあと感慨深くなり、親心の様な気持ちになった。 これからメイを迎えて食堂がどうなっていくのか楽しみ。
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