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JK、インドで常識ぶっ壊される の商品レビュー

4.1

150件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/01/09

ー インドに行くと知ったとき、インドに来て車に乗っているとき、つい下を向き画面に目を落としていた。けど、そこにあったのは、わたしにとっての真実か?わかんない、なんで、こわい・・・・・・そんな感情たちと、それらを押し殺す罪悪感だけではなかっただろうか。 だから、顔を上げなければい...

ー インドに行くと知ったとき、インドに来て車に乗っているとき、つい下を向き画面に目を落としていた。けど、そこにあったのは、わたしにとっての真実か?わかんない、なんで、こわい・・・・・・そんな感情たちと、それらを押し殺す罪悪感だけではなかっただろうか。 だから、顔を上げなければいけない。手のひらにおさまる薄い板だけじゃなくて、窓のそとに目を凝らし、手を伸ばさなければいけない。窓が、与えられているのだから。そこに広がる景色が整然としていない、混沌だったとしても。だって、混沌のなかに希望がないなんて、誰が決めたの? ー 異文化を知る、世界を知る、人間を知る、、、 知る方法はいろいろあるけれど、その中で“生きる”ことが一番手触りがあり確実だ。 かと言って、みんながそう出来るわけでもないし、その時間を費やすことが出来るわけではない。 だから、本を読むなど、媒体を通じて知ることになる。 では、どういう媒体がいいのか? こういう媒体も参考にはなる。というくらいの作品かな。 JK目線なので、ビジネスの参考にはならなかった(笑)

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2024/01/08

高校生の書く素直で瑞々しい想いに色々考えさせられました。もう大人になって、世の中をすっかり知った気になっていた自分が恥ずかしいとさえ思いました。「青い正義感と自負心がある高校生だからこそ、何かを変えたいと思えた。」と高校生の筆者が語るあとがき。歳だけ重ねた大人のわたしより、よっぽ...

高校生の書く素直で瑞々しい想いに色々考えさせられました。もう大人になって、世の中をすっかり知った気になっていた自分が恥ずかしいとさえ思いました。「青い正義感と自負心がある高校生だからこそ、何かを変えたいと思えた。」と高校生の筆者が語るあとがき。歳だけ重ねた大人のわたしより、よっぽど大人だな。 もう若くないからと諦めるのはやめよう。自分にできること、頭にあってもしないことがいっぱいある。何から始めようかな。

Posted byブクログ

2024/01/03

突如放り込まれ、衝撃を受け、やがて自らも溶けてその一部になる異国の地、インドが、女子高生の瑞々しい言葉で描かれている。ユーモラスでリズミカルなJK口調で、序盤はスイスイ読み進められる。しかしてこれは単なるインド見聞録ではない。終盤にぐっと勢いを増して核心へ。そして読み終えたところ...

突如放り込まれ、衝撃を受け、やがて自らも溶けてその一部になる異国の地、インドが、女子高生の瑞々しい言葉で描かれている。ユーモラスでリズミカルなJK口調で、序盤はスイスイ読み進められる。しかしてこれは単なるインド見聞録ではない。終盤にぐっと勢いを増して核心へ。そして読み終えたところから何かが始まるような、不思議な読後感。 日々の「あたりまえ」に埋もれて思考停止に陥ること、その罪に気付かせてくれる1冊。

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2023/12/22

とても面白かった。 女子高生が書いたとは思えない、まとまりのある文章。でも勢いといきいきした感じが伝わってくるとてもすてきな本だった。同時にインドの置かれている厳しい一面も伝わってきた。綺麗事じゃなく葛藤も含めて伝わってきた。考えさせられる一冊。

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2023/12/21

自分が常識と思ってるようなことは 何度でもぶっ壊したほうがいい 追体験できる こういう本こそ 読書の醍醐味✨ 作者の力にも脱帽!!

Posted byブクログ

2024/01/12

日本での常識が覆される日々を前半は面白おかしく、後半は貧困問題、子供の権利問題などシビアな現実を高校生ならではの視点で書く。 自分がもし高校生だとして同じ立場にいたとして、このように活動できるのか? 日本で当たり前に受けられる教育が彼らにとってどれほど価値があって欲しいものなのか...

日本での常識が覆される日々を前半は面白おかしく、後半は貧困問題、子供の権利問題などシビアな現実を高校生ならではの視点で書く。 自分がもし高校生だとして同じ立場にいたとして、このように活動できるのか? 日本で当たり前に受けられる教育が彼らにとってどれほど価値があって欲しいものなのか。 当たり前のように家があって職があって生きていける。彼らには明日があるかだって分からないのに。 考えさせられる一冊。

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2023/11/17

「なんで私がよりによってインドに……」といった始まりから、「インドで出くわす予想外のできごとにびっくり!」みたいなメインパートに入っていくわけですが、後半に差しかかって読み進めていくうちに、なるほどこの作者は本当はこういうことを日本の読者に伝えたかったんだ、と知り、感心させられま...

「なんで私がよりによってインドに……」といった始まりから、「インドで出くわす予想外のできごとにびっくり!」みたいなメインパートに入っていくわけですが、後半に差しかかって読み進めていくうちに、なるほどこの作者は本当はこういうことを日本の読者に伝えたかったんだ、と知り、感心させられました。軽快なレトリックもさることながら、芯をつくことを後半にもってくる構成は見事です。インドの(そして日本を含む世界の)貧困問題に目を向けるきっかけを与えてくれた本書に感謝したいと思います。

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2023/11/10

入院中に読んだ3冊目。 軽い口調とわかりやすい説明で情景描写もすっきり。 筆者の方と私は同い年なのでそれもあって大変読みやすかった。 インドの食文化や労働文化から深いところまで掘り下がっていって、いつのまにこんなにインドの根幹まで読み進めていたんだろう?と思える1冊。 JK...

入院中に読んだ3冊目。 軽い口調とわかりやすい説明で情景描写もすっきり。 筆者の方と私は同い年なのでそれもあって大変読みやすかった。 インドの食文化や労働文化から深いところまで掘り下がっていって、いつのまにこんなにインドの根幹まで読み進めていたんだろう?と思える1冊。 JKにも、JKでない人にも読んで欲しい! 彼女と一緒に私の常識もぶっ壊された。 インド料理が好きなのでサモサやグラブ・ジャムンが出てきて嬉しかった。 南インド料理については初めて知った! インドのカーストだけではなく、そういうライトな興味を食文化などに抱いてる人におすすめ。

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2023/11/04

凄い軽いJKのインド体験記だと思って読んだら まさかの骨太だった 良い意味で騙された 自分自身をあそこまで俯瞰している分析力が非常に素晴らしく また 10代のみずみずしい感性や文体が 思いテーマもしっくり伝えて 素敵だった

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2023/10/24

これは読んで良かった!! 「JK」の文言と装丁の雰囲気で「軽い旅行記だろう」と思われそうだけど、決してそんなことはなく。 読みやすいのに読みごたえがある作品でした。 中三でインドへ引越し、コロナ禍に直面して高三で日本へ帰国。多感な時期をインドで暮らした著者の体験が綴られています...

これは読んで良かった!! 「JK」の文言と装丁の雰囲気で「軽い旅行記だろう」と思われそうだけど、決してそんなことはなく。 読みやすいのに読みごたえがある作品でした。 中三でインドへ引越し、コロナ禍に直面して高三で日本へ帰国。多感な時期をインドで暮らした著者の体験が綴られています。 タイトル通り「常識をぶっ壊される」体験の数々。それは食事や習慣、宗教だったり、社会格差だったり…。 日本での「常識」も「普通」も全く通じない世界。 市場の混沌や人々が放つエネルギーに圧倒される様子。部活一つとってもぶっ飛んだ体験! 生活には慣れてくるが、直面するのはこれまでの自分の常識が崩れる音…。 未知の世界に触れることで見えてきた自身に対しての気付き。今ある自分の常識が日本での「教育」を受けられる環境あってこそ、だということ。 彼女が感情を揺らしたり、考えたことを本書を通して体感することができます。 一人の女子高生が等身大で感じたインドでのあれこれを、多くの人に読んでもらいたい。 これを高校生が執筆したことにも驚いた。 こちら学校図書にもお薦めしたい。 若い世代の人たちに、下記も合わせて読んで欲しい。 「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」 「サードキッチン」

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