もう別れてもいいですか の商品レビュー

垣谷美雨(著者)

2022/07/17

めちゃくちゃ面白かった！バカな旦那を持つと妻が死ぬまでバカと付き合わなければならない、日本の闇。離婚するにも、①生計を立てられるか、②世間体、③離婚訴訟（貯蓄の均等配分）、色んなハードルがある。それをクリアすればバラ色の未来が待っている？バラ色かどうかは本人次第かな？読了後、妻にこのお話しをダイジェストで伝えたところ、「良かったね、私が妻でね～」という反応。ん？そういうことか？いえいえ、「良かったね、自分が夫で～」と応戦。今回も引き分けで終了。今日の夜ご飯は自分が汁物担当、妻が魚料理担当。良しとしよう。⑤

2022/07/16

子どもも独立して夫婦二人の生活になって来た私にはいろいろと考えさせられる内容でした。
夫婦ならあるあるの不満エピソード満載で、
痛快な結末で、垣谷作品らしく一気読みでスッキリしました。

ただ、夫の側があまりにもステレオタイプな悪役として描かれているのは残念。
いいところも悪いところもあるのが人間なんだから、なぜそういう態度に至ったのかも描いて欲しかったな。

長い時間過ごして、子育てや生活の中で何一つ夫婦で幸せを共有出来ないのもリアリティが無いような。

まあ、いろんな夫婦のカタチがあるから正解はいくつもあるんでしょうけど。

2022/07/16

身につまされる。対象は違えど、私も感じている同居家族へのイライラ、モヤモヤ、閉塞感等感情を文章になって展開されてて、そうそうと思う事しきり。結論は人それぞれだけど、この主人公の場合は離婚へ。前向きな気持ちのラストにホッとします。擬似体験。共感しながら、これまでの私自身の人生(?)振り返ってました。

2022/07/09

５８歳の主婦澄子は定年間際の同い年の夫と二人暮らし
長年、夫のモラハラに苦しみ、夫源病になってしまう
横暴な夫に耐えながらもパートに家事に励んでいたが、元同級生の離婚を知り、気持ちが傾いて行く
・
もう、しょっぱなから『(夫が)早く死ねばいい』と身も蓋もない表現があるのには思わず笑ってしまったけど、読み進めて行くうちに笑い事ではないなと痛感した
これは世代によって共感できる世代と全くできない世代に分かれるだろうな
私世代から上の世代は少なからず共感できる人が多いんじゃないかな
程度の差はあれ、こういうモラハラ夫…いるよ！！
妻を家政婦か何かと間違えてるんじゃない？という夫は昭和生まれにはそこそこいると思う
私くらいの世代は結婚してからも働き続けるということがまだ難しい時代でもあったから結婚と同時にキャリアもストップしてしまう
だから、離婚を考えた時に澄子と同じように経済的不安を感じる気持ちはよく分かります
今、離婚率が上がってるのは女性が一人でも生きていける経済力を身につけたからだと思う
やっぱり夫婦は対等じゃないとうまくいかないよね
・
不安を抱え悩みながらも澄子が下した決断には勇気をもらえます

2022/07/08

自己本位な夫に圧迫される毎日
早く死ねばいいのに、のセリフは笑ってしまうとともに男尊女卑の世界が繰り広げられています
離婚は勲章
負けるな、女たち

2022/07/06

離婚したいけどお金がない､､決断は幸福のはじまり。妙に納得する。家で見つからないように静かに読んでいました。こういう生き方もアリですね。

2022/07/02

わたしは50代男ですが、この本をしみじみ読みました。最後は感動で胸がジーンとしてます。人生の残り少なさが実感できる年齢だからこそ、ストーリーの全てが胸に沁みました。友人、親戚、子ども、そして夫。どれもがリアルでハッとします。

2022/06/24

垣谷美雨さんの本は、悲惨な状況でも最後は主人公が凛と強くなりハッピーエンドで終わるので安心して読み続ける事ができた。夫は最後まで嫌な奴だったけど。

2022/07/17

作中のモラハラ旦那の言葉が自分の父親の言葉まさにそのもの。自分さえ良ければいいの考え方もほんと似ていて重なった。
でも根本で違うのはでもそれを聞き流し、我慢もたくさんあるだろうけど、自分の楽しみをもてる我が母は逞しいということ！

自分においてはどんなに家事を手抜きしても、寝坊しても、飲み会に行っても嫌味もほとんど言われない生活の素晴らしさを有難いと思った。

2022/06/22

同世代としてわかるわかると共感してしまった

集まっているお友達があまり好きじゃないかな

とりあえず家があればなんとかなる

我慢か、不安でも一歩踏み出すか