GAFA next stage の商品レビュー
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1章 新型コロナとGAFA+X 勝っているものが勝ち続ける世界になっている。ウーバーとかは車とかも働く側のものなので、経営側はとてもリスクが少ない。 広告の価値が下がってきた。インターネットの誕生で口コミもあるし、メッキが剥がれやすい。これからは有料で情報をとらない青か情報を搾取され続ける赤を選ぶのか問われている。赤は煽情的な情報も多いから、優しい世界は青だろう。この中ではなかったけど、青のTwitterが赤のFacebook側のイーロン・マスクに買われたのは、不幸になっていく前兆かもしれない。 2章 四騎士GAFA+X それぞれの解説とコロナパンデミックによってどうなったかの解説 言われればそのとおりで強いものほど生き残っている 作者的には広告マーケティングは嫌いみたいで、このあたりから当たりが激しい 規模の大きくなり方が桁違いでインフラを支配されそうなことが伝わってくる 3章 台頭するディスラプターズ コロナとかで台頭した企業の説明 アメリカが多いからピンとこない企業も多い カタカナが多くてついていけなかった 4章 大学はディスラプターの餌食 大学は高等教育ではなく、ただのブランド。経済格差を拡げてきた。 政府の支援が少なくなったこととかも影響して、どんどん入学者を増やすため、ブランド化して、値段を上げた。それにも関わらず、全くテクノロジー的に進化していない。教授達の終身雇用を守るだけの機関。このコロナでそのあたりが露呈した。 人が集まらなければ、潰れていく。これから、テクノロジーによる市場への介入が出てくる。日本はここまで行くのか見ものではある。 5章 GAFA+Xの暴走に対抗する 金持ちが巨万の富を動かす一方で配分はうまくいかなくなっているけど それを止める政府が脆弱化している。それは、金持ちが税金を納めないし、それでみんながいいと思っているから 段々、金持ちは固定化されてるし、能力よりも生まれとかが大きくなっている(この辺はマイケル・サンデルの本でも同じことを言っていた) 〈全体〉 どうしてもアメリカの話でピンとこないところもあったけど、アメリカでさえ政府より巨大になりつつある企業に勝てなくなってるし、富が集まりすぎている。日本なんか目じゃない程の格差社会で、ある種階級的になってきている、自由の国アメリカなのに。テクノロジーは便利を作るけど、保証はしてくれない。難しいし、悩ましい。
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原題は『Post Corona』。GAFA(M)のTake it allとConcentrationは語られているものの、あくまで「コロナ後の世界」である点に留意が必要。著者の見解に対する賛否はあろうが、コロナにより世界が一気にデジタルシフトしたのは事実であろうし、著者が「Tアル...
原題は『Post Corona』。GAFA(M)のTake it allとConcentrationは語られているものの、あくまで「コロナ後の世界」である点に留意が必要。著者の見解に対する賛否はあろうが、コロナにより世界が一気にデジタルシフトしたのは事実であろうし、著者が「Tアルゴリズム」として具体的な企業名を挙げているのは面白い。邦題にある「青」は有料だがプライバシー保護(Apple)、「赤」は無料だがプライバシー提供を指すが、丁度現時点(2022年4月)でイーロン・マスク氏がTwitter買収意向を表明しており、著者の提言する有料化の可能性が出てきた。著者の主張はやや誇大で偏向な面もあろうが、業界に対する鋭い洞察と深い造詣がもたらす的確さに驚かされる。
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赤と青の区分 フライングホイール Tアルゴリズム (この概念だけで、読書目的は達成) 今後のディスラプションが起こるであろう業界(医療、教育は納得) その他、筆者のコメント。
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メモ コロナ禍で危機を乗り越えられた企業がやったことは自社のポジションを掴むこと。 パンデミック前と後で、上位の企業と下位の企業の差が激しくなっている。政府に食い込んだ業界は生き残る。 プロダクト時代を支配する「赤」と「青」のビジネスモデル 青⇒アップル、ネットフリックス、ショピ...
メモ コロナ禍で危機を乗り越えられた企業がやったことは自社のポジションを掴むこと。 パンデミック前と後で、上位の企業と下位の企業の差が激しくなっている。政府に食い込んだ業界は生き残る。 プロダクト時代を支配する「赤」と「青」のビジネスモデル 青⇒アップル、ネットフリックス、ショピファイ 高品質、ブランド力、高価格、裏でデータ活用無し 赤⇒アンドロイド、youtube、アマゾン 安い、データとプライバシーを広告主に差し出す 現在のソーシャルメディアはすべて赤 ツイッターはグーグル、フェイスブックと戦えるほどの規模は無いから、青に移行すべき。 この赤と青の二分化が進む世の中になるだろうとのこと。
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ビックテックを制限する動きについては、自由経済の考えから理解できなかったが、本書を読んで、逆に競争を生む考え方もあるのだなと、考え直した。 アマゾンが出費の科目を収益科目に事業転換し、成長してきた話は興味深かった。
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読む前はがっつり今後のGAFAについて書かれているものだと思ったが、実際はコロナ禍を経てどのような業界構造になり、どんな企業が支配していくかについて書かれていた。コロナによって強い企業はもっと強くなり、弱い企業との差が広がるという意見に納得。
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一言で言えばあまり面白くなかった。アメリカ国内では通用する論調なんだろうとは思うが、日本(企業)にはあまり参考にならないなと思う部分が多いかな。ただ教育の章はなかなか面白かった。
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GAFA 4騎士が創り変えた世界の続編になります。 コロナ禍はGAFAに有利に働き、支配力は強まり、格差はますます拡がったと主張ですが、若干情報が1年半くらい前で古いところもあります。 青の騎士アップルと赤の2大巨頭グーグル&フェイスブックというのは、青=民主党、赤=共和党の印象...
GAFA 4騎士が創り変えた世界の続編になります。 コロナ禍はGAFAに有利に働き、支配力は強まり、格差はますます拡がったと主張ですが、若干情報が1年半くらい前で古いところもあります。 青の騎士アップルと赤の2大巨頭グーグル&フェイスブックというのは、青=民主党、赤=共和党の印象があるのでそれもかけてるのかと思いました。 とくに教育関して1章を割いて説明してアメリカの状況がよくわかりましたし、授業料無償化はポピュリストのスローガンで逆に国への奉仕プログラムを行った方がいいというのは意外だなと印象に残りました。
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面白い。コロナ後のことまで書かれている。わかりやすい。GAFAのことなど知らなかった事が書かれている。
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前作でGAFA四社をそれぞれ4つの特性で分類し、賛成できるかはともかく、わかりやすい内容で良かったが、今回のはちょっといただけない。 ブログなどの文章を集めたものなのか、全くまとまりがないし、GAFAあまり関係ないんじゃない?格差論が大半で、内容的にもどこかで聞いたような話ばかりだった。
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