残月記 の商品レビュー
表紙とタイトルで恩田陸のSF物っぽいのかなと想像してたけど、全然本に入れずとても時間かかった。読む人選ぶ一冊でした。
Posted by
月をテーマにした3作が収録。 初めの2作は想像を掻き立てられるSFで面白い!! 表題にもなってる「残月記」はいまいちハマらず…。 政治的な話が多く、近未来の話なのに未来感がない。 何か暗示しているテーマがあるのではと思ったけど読み取れませんでした。
Posted by
う〜ん。内容がイマイチ刺さらなかった、感情移入出来なかったというか。 どちらかと言えば男性向けな感じもしなくはない。
Posted by
さすが本屋大賞ノミネートということで、かなりの読み応えでした。 3編すべて「月」と「人間」の奇妙な関係の物語です。 みなインパクトがありましたが、タイトルの「残月記」は長編がゆえのおもしろ要素がたくさん詰まっています。 内容は辛いものなんですけど。 世の中の進化によって、こん...
さすが本屋大賞ノミネートということで、かなりの読み応えでした。 3編すべて「月」と「人間」の奇妙な関係の物語です。 みなインパクトがありましたが、タイトルの「残月記」は長編がゆえのおもしろ要素がたくさん詰まっています。 内容は辛いものなんですけど。 世の中の進化によって、こんなことは解決できるんじゃないかと思うのも、あまり期待してばかりではいけないのでしょうか。 歴史は 繰り返す。 近頃、二度と繰り返さないとの決意が揺らいじゃいませんか。
Posted by
三つの中短編からなる"月"にまつわる小説集。異次元空間でパラレルワールド的に話が進むため、筋を追うのに苦労した。一読では理解しにくいが、多分再読はしないと思う。難しかった。
Posted by
帯評価に誘われ、思わず手にとったが 私との相性は好ましくなかった。 いづれ、期待に応えてくれるのではないかと文字を追うが終始 変わらず。
Posted by
前情報なしに読んだため、月をモチーフにした3篇別々の物語が収録されていると知らず、3つとも話はつながっていて最後の残月記ですべてまとめるのかと勝手に期待していたことにより、拍子抜けしてしまった。もちろん勝手に勘違いしていた自分が悪いのだが、それにしても短編集にしてはそれぞれが長く...
前情報なしに読んだため、月をモチーフにした3篇別々の物語が収録されていると知らず、3つとも話はつながっていて最後の残月記ですべてまとめるのかと勝手に期待していたことにより、拍子抜けしてしまった。もちろん勝手に勘違いしていた自分が悪いのだが、それにしても短編集にしてはそれぞれが長く、長編としては中途半端な内容に感じた。特に残月記以外の2篇に関しては物足りないという気持ちが強く、残月記だけでもう少し膨らませて長編にした方が良かったのではと思えた。 文句ばかり書いてしまったが、物足りないと思えるくらいに独特な世界観に引き込まれたのも事実だ。月が振り返ることにより別世界に連れていかれたり、月には大月桂樹をもとに一つの世界が存在していたり、月昂という流行り病による症状やそれにまつわる悲痛な運命だったり……。 読者の想像力を搔き立てるといえば聞こえはいいが、ここで終わり?という気持ちが拭えず、読後感が良くなかったので全体としては★3。ただ最後の残月記だけなら★4。
Posted by
「異世界、ディストピア、夢展開」に拒絶反応を起こす自分には無理な作品だった。 3遍の中篇だったが、二作目途中から斜め読みになり、タイトルにもなっている三作目はもう序盤から投げ出した。 中高生の時はむしろこんな話ばっか読んでたのになぁ。 虚構に虚構を重ねるリアリティの無さに、堅く...
「異世界、ディストピア、夢展開」に拒絶反応を起こす自分には無理な作品だった。 3遍の中篇だったが、二作目途中から斜め読みになり、タイトルにもなっている三作目はもう序盤から投げ出した。 中高生の時はむしろこんな話ばっか読んでたのになぁ。 虚構に虚構を重ねるリアリティの無さに、堅くなった頭がついていけなくなったかな。
Posted by
長い。くどい。 何度読むのを辞めようかと思ったけど、頑張って最後まで。。。途中、「おっ!」っと思わせてくれると思いきや、最後まで山なく谷なく平坦な道のりでした。 中途半端にリアル?ファンタジー?
Posted by
月にまつわる、ちょっとホラー+ファンタジー+ディストピア小説計3篇。『そして月がふりかえる』は、ある日突然月が振り返るのを目撃してしまったせいで同姓同名の他人と入れ替わってしまうという、ジワリと怖いお話でした。『月景石』は、石と夢を通じて月世界と行き来する話…と書くとえらくファン...
月にまつわる、ちょっとホラー+ファンタジー+ディストピア小説計3篇。『そして月がふりかえる』は、ある日突然月が振り返るのを目撃してしまったせいで同姓同名の他人と入れ替わってしまうという、ジワリと怖いお話でした。『月景石』は、石と夢を通じて月世界と行き来する話…と書くとえらくファンタジックな話に見えるけど、実は残酷な世界のお話で、ちょっと『テガミバチ』を思い出しました。『残月記』、これはなんというか妙にリアルでなんとも切ないお話です。巨大震災後の日本、独裁政権下での「月昂」なる感染症の存在。伝記のように語られるせいか、世界観がすごく緻密に感じられました。この作家さんは前に『本にだって雄と雌があります』を読みましたが、その作品でも実際の地名と架空の都市名を並べることでリアリティを感じました。ページに文字がびっしり詰まってるのも同様で、読むのに少々時間はかかりますが(笑)中編とは思えない、読み応え抜群のお話です。
Posted by