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赤と青とエスキース の商品レビュー

4.3

1221件のお客様レビュー

  1. 5つ

    560

  2. 4つ

    436

  3. 3つ

    153

  4. 2つ

    18

  5. 1つ

    6

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2024/04/07

サラリと読める感じではあるけれど、あえてゆっくり丁寧に読んで欲しい本。2度読みするのも良いけど、ラストの答え合わせを初見でバチンと決めて読み終えた方が良いと思うので。 オマケ 私の実家、特に母方は絵が得意だったり、額装やデザインを仕事にしていたりという系統なので、この話の舞台は...

サラリと読める感じではあるけれど、あえてゆっくり丁寧に読んで欲しい本。2度読みするのも良いけど、ラストの答え合わせを初見でバチンと決めて読み終えた方が良いと思うので。 オマケ 私の実家、特に母方は絵が得意だったり、額装やデザインを仕事にしていたりという系統なので、この話の舞台は自分の生い立ちを思い出すものでした。私自身は家族の中でそっちの才能がない方で落ちこぼれだなぁと言う感覚で育ってきています。そう言う意味で少し重い気持ちで読み進めました。

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2024/04/07

とてもよかったです。 ラストで全てがつながった時は鳥肌がたった。短編集であはあるが全てつながっていた。 エスキースというは言葉は初めて聞いた。ただ下絵という意味だけではない面もあるのかなと思った。 人生にどんな色がこれから色づき褪せていくのかは分からないけど、どうか懸命に生きてい...

とてもよかったです。 ラストで全てがつながった時は鳥肌がたった。短編集であはあるが全てつながっていた。 エスキースというは言葉は初めて聞いた。ただ下絵という意味だけではない面もあるのかなと思った。 人生にどんな色がこれから色づき褪せていくのかは分からないけど、どうか懸命に生きていこうと思った。

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2024/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

239ページ 1500円 6月5日〜6月6日 1年間の留学でオーストラリアに行ったレイ。そこで出会ったブーと期間限定で付き合うことに。日本に帰る直前、彼の友達、ジャック・ジャクソンが彼女の絵を描きたいというのでエスキース (下書き)を描いてもらうことに。赤と青の絵の具で描かれたその絵はその後、あらゆる所で、色んな人の人生に寄り添うことになる。 短編集だけど、エスキースと題された絵を介して物語がつながっており、レイとブーは、幾度も物語に気づかぬうちに登場していた。話の締め括り方もうまくて、良かった。

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2024/04/04

長い年月をかけて旅をしてきた1枚の絵画から繋がる短編小説。一つ一つのストーリーの繋がりに驚かされた。 恋愛関係、友人関係、師弟関係どれも心温まる話だった。人との繋がりの中にある温かみが感じられ、読み終わった後に春風に当たった時のような和やかな気持ちにさせられた。

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2024/04/02

こういう展開で章が繋がっていくのか、と、毎回感動する青山さんの作品。特に本作は、展開と繋がりの素晴らしさが際立っている気がする。

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2024/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一枚の絵画がつなぐ短編集。 一章 金魚とカワセミ 二章 東京タワーとアーツ・センター 三章 トマトジュースとバタフライピー 四章 赤鬼と青鬼 エピローグ 最後の種明かしではタイトル含め、すべての物語の見事な伏線回収。 そんなところにいたのね赤と青。すぐに読み返し、とても合点がいった。 レイとブー、これからふたりのエスキースの本番を描いていく。すっきり、爽やかな読後感。 リリアルのオーナー、素敵な女性だなと思ってたけど、まさかの既出の人物。やられた。 素敵な歳の取り方をしたんだなとほっこりする。

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2024/03/28

別々の話が最後に繋がると思って、どうなるんだろってワクワクして読み続けたら、そういうこと!と驚かされました。途中から面白さが増してきます。 「とにかく、生き延びなさい。それだけでいい。そうすれば、どこへでも行ける。たくさんのことができる。時期がくればいろんなことが変わっていくわ...

別々の話が最後に繋がると思って、どうなるんだろってワクワクして読み続けたら、そういうこと!と驚かされました。途中から面白さが増してきます。 「とにかく、生き延びなさい。それだけでいい。そうすれば、どこへでも行ける。たくさんのことができる。時期がくればいろんなことが変わっていくわ。いつまでも同じ状況なんて何ひとつないのよ、あなたも世の中も」 「人生は何度でもあるって、そう思うの。どこからでも、どんなふうにでも、新しく始めることができるって。そっちの考え方のほうが好き」 早くこの本を読みたかった。温かくて心に伝わる言葉を。

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2024/03/27

生き生きとした風景描写、短編集といいつつ伏線回収的なラスト。表現力、内容、構成、読後の気持ち良さどれをとっても素晴らしい作品でした。

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2024/03/26

 連作なのは察しがついたが、エピローグで深い繋がりが分かった。素敵なお話のはずなのに、感動をキャッチできない。自分には合ってないようだ。  こういった作品に出会う度に、実際に目にしたいという気持ちがつのる。ジャクソンのナイフ捌きも、作品も見てみたい。

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2024/03/22

早速、青山美智子さんの作品、2つ目読みました。な〜るほど、いいね。赤、青、エスキース、それぞれ意味を持って物語は進みます!

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