一ノ瀬ユウナが浮いている の商品レビュー
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純度高い良い小説だった。 大地くん、頑張ったね。 自分は平凡だと言いながらも、もう2度と会えないという絶望悲しさを乗り越えて受け入れて、勉強して働いて独り立ちして。 ユウナの後悔もやっぱりたくさんあったんだと思うけど、 タイムカプセルの手紙で、『夢が叶ってなくても頑張ったのならそれでいいですよ。』 これでなんかユウナ自身も読んでる方も救われた気持ちになった。
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あれ?乙一さん?中田永一さんでは?胸キュンでした。切なかった 読書好きの私に同僚が貸してくれました。 ありがたや!
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表紙やタイトルからして、ラノベかな? でも、こういう表紙じゃないと乙一さんの作品だからホラーだと思われちゃうだろうしな。 (幽霊が出てくるけど怖くない) 小学生から高校、社会人になるまでの初恋物語。 幼馴染み5人の特徴がわかりやすくいい。 主人公(大地)が好きだったユウナが17...
表紙やタイトルからして、ラノベかな? でも、こういう表紙じゃないと乙一さんの作品だからホラーだと思われちゃうだろうしな。 (幽霊が出てくるけど怖くない) 小学生から高校、社会人になるまでの初恋物語。 幼馴染み5人の特徴がわかりやすくいい。 主人公(大地)が好きだったユウナが17歳の時に事故死してしまう。 生前ユウナが好きだった、駄菓子屋で買った線香花火。弔いでやっていたら幽霊となったユウナが現れて会話が出来る…!? 幽霊となったユウナが見えるのは大地のみ。 (おやおや『あの花~』チックだなと思った)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・生前出来なかったユウナへの告白 ・線香花火が廃盤でなくなり、また告白できないまま突然会えなくなってしまった… 最後、タイムカプセルから最後の線香花火が出てきてちゃんとお別れができて良かった。
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大好きだった彼女。 何事もなく平凡な日々が過ぎている中で、ある日突然大切な人の命が消えたら廃人のようにもなってしまうだろ。 勝手に部屋の中に入って持ってきたものを、家族で楽しむのは流石に酷過ぎやしないか。
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文庫化記念って訳でもないけど。 夏と花火と恋愛って感じの1冊。 あらすじ。 【幼馴染みの一ノ瀬ユウナが、宙に浮いている。 十七歳の時、水難事故で死んだはずのユウナは、当時の姿のまま、俺の目の前にいる。 不思議なことだが、ユウナのお気に入りの線香花火を灯すと、俺にしか見えない彼女...
文庫化記念って訳でもないけど。 夏と花火と恋愛って感じの1冊。 あらすじ。 【幼馴染みの一ノ瀬ユウナが、宙に浮いている。 十七歳の時、水難事故で死んだはずのユウナは、当時の姿のまま、俺の目の前にいる。 不思議なことだが、ユウナのお気に入りの線香花火を灯すと、俺にしか見えない彼女が姿を現すのだ。 ユウナに会うため、伝えていない気持ちを抱えながら俺は何度も線香花火に火をつける。 しかし、彼女を呼び出すことができる線香花火は、だんだんと減っていく――。 乙一が映画『サマーゴースト』の姉妹作として『花火と幽霊』をモチーフに執筆したオリジナル恋愛小説。】 真っ直ぐだなぁ~。 乙一さんにしてはどストレートな恋愛物。 「サマーゴースト」ほど工夫がないのでそれよりもひとつ★を落としました。 いかにも乙一さんという、飾りのない淡々とした文体が余計にせつなさを誘う。 ラストは少しあっさりだったな。
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浮いているイメージが読後もずっとある。きれいだ。 図書館で乙一の作品を見つけると必ず借りる。世界観が好き。
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死者との再会というファンタジーを通して死生観を問われる物語でした。浮いているユウナのふわふわ感がかわいくて儚い。乙一さん、様々な感情や情景描写が巧みだしふと出くわす乙一節もファンには堪らない。黒い方が好きだけど白い乙一さんもいい! 線香花火の燃え方の段階に付いてる名前が素敵。 ...
死者との再会というファンタジーを通して死生観を問われる物語でした。浮いているユウナのふわふわ感がかわいくて儚い。乙一さん、様々な感情や情景描写が巧みだしふと出くわす乙一節もファンには堪らない。黒い方が好きだけど白い乙一さんもいい! 線香花火の燃え方の段階に付いてる名前が素敵。 蕾→牡丹→松葉→柳→散り菊。
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17歳の時、水難事故で死んだはずの幼馴染・一ノ瀬ユウナは、ユウナのお気に入りの線香花火を灯すと、俺にだけ姿を見せる。ユウナに会うため、俺は何度も線香花火に火をつける…。映画「サマーゴースト」の姉妹作。 初期の頃の乙一の作風、いわゆる白乙一と呼ばれたころの「せつない」系の作品。...
17歳の時、水難事故で死んだはずの幼馴染・一ノ瀬ユウナは、ユウナのお気に入りの線香花火を灯すと、俺にだけ姿を見せる。ユウナに会うため、俺は何度も線香花火に火をつける…。映画「サマーゴースト」の姉妹作。 初期の頃の乙一の作風、いわゆる白乙一と呼ばれたころの「せつない」系の作品。マンガより軽い感じで青少年向きかもしれないけれど、大人が読んでもそれなりに楽しめる。 (B)
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ジャンプ、集英社。 読み終わってから出版元が集英社と気づいた。 乙一さんらしい爽やかな物語、読後も。 地震後、コロナ後の小説。 死がふたりを分かつまでを地で行くのが言葉とともに印象に残った。 題名だけみて最初の死体の話?と思ってたら新作だった。
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線香花火がなくなる経緯がなるほどという感じ。ほぼリアルタイムの話となり、フィクションの中での緊急事態宣言が展開される時期になったんだと思いました
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