はつ恋 の商品レビュー
サクサク読めてすぐ読み終わった。植物が沢山出てきたり、ハナが住む家の雰囲気だったり、季節の流れを感じさせる細かい描写だったり、トキヲの関西弁や近所のおじいさんの方言だったりが、ハナの生活を想像しやすくさせる。最初は40代の恋愛にしては、恋愛の内容や感じる気持ちが若すぎて、なんか嫌...
サクサク読めてすぐ読み終わった。植物が沢山出てきたり、ハナが住む家の雰囲気だったり、季節の流れを感じさせる細かい描写だったり、トキヲの関西弁や近所のおじいさんの方言だったりが、ハナの生活を想像しやすくさせる。最初は40代の恋愛にしては、恋愛の内容や感じる気持ちが若すぎて、なんか嫌だな..って思ってたけど、読み終わる頃にはあと10年後の自分もハナとトキヲみたいな気持ちでいられたら幸せだよなぁと思った。お互いの親を大事に思い合えるのって夫婦の最上級の形だと思う。ハナの生活こそ丁寧な暮らしだなぁと。真似出来ないけど、いつかこういう生活を望む日がくるのかなぁ。
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いろんな経験を経たからこそ、お互いを愛おしく思える関係って、あるんだなと実生活で思っていたけど、そんな気持ちがかたちになってる一冊でした 自分を大事に出来るからこそ、相手も大事にできる…でも、様々な人間関係を経験してきたからこそ、本心をだせなかったり素直になれない瞬間もあったり...
いろんな経験を経たからこそ、お互いを愛おしく思える関係って、あるんだなと実生活で思っていたけど、そんな気持ちがかたちになってる一冊でした 自分を大事に出来るからこそ、相手も大事にできる…でも、様々な人間関係を経験してきたからこそ、本心をだせなかったり素直になれない瞬間もあったりして… 誰かと真剣につながるって、ほんとに大変でパワーが必要で…でも、幸せなことだなと思った
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なんともいえない世界観 素敵な二人だなぁ。と思いました。 幾つになっても、初めて出会う感情があって 相手を思いやる言葉や態度に すっかり魅了されてしまいました。
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ハナとトキヲの最後の恋と思わせるそんな小説。四季によって綴られる2人 遠距離による喪失、お互いの親の事。 若くない年齢の恋バナ。 ドロドロじゃないから二人を応援したくなる。うますぎる話しかと思う描写が多々ありだけどそんなサプライズとして行動したくなる人も居るのでは…
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大人の穏やかな恋愛。 季節の描写が美しいと思った。 普段殺人事件が起こるような激しい小説ばかり読んでいるからか、少し物足りなく感じた。 まったり穏やかな気持ちになりたい時におすすめ
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恋愛小説としての魅力は、自分が男性だからか、ひねくれてるからなのかわからないが、ほぼ皆無に近かった。 ただ、主人公ハナの、都心から離れた南房総ののどかな一軒家での暮らしぶりがずっと胸を打って、見返すために線を何度も引いて読み進めた。 『庭は、人をつなぐ。遠くのひとを、近くする。...
恋愛小説としての魅力は、自分が男性だからか、ひねくれてるからなのかわからないが、ほぼ皆無に近かった。 ただ、主人公ハナの、都心から離れた南房総ののどかな一軒家での暮らしぶりがずっと胸を打って、見返すために線を何度も引いて読み進めた。 『庭は、人をつなぐ。遠くのひとを、近くする。』興味はあるもののガーデニング一般に労力を割く気になれなかった自分が、深く腑に落ちて、次の引っ越しは植物と暮らすことを決意できた。 こんな生活の中の豊かさを大いに教えてくれるものだった。 幼なじみと再会して、恋人になった、という話だけど、一年をゆっくり巡り、四季折々を丹念に味わうハナの感性を追体験するような小説でもある。 ハナは凝った料理をしたりわけではないが、土鍋でごはんを炊いたり、ドリッパーやマグカップを何種も持っていて気分に合わせて使ったり。 着たおしてくたくたになった衣類の肌馴染みを楽しんだり、パリッとした服を着て新鮮な気持ちになったり。 ミニマルに偏ってきた感性が忘れていた喜びを蘇らせてくれる。 ミニマルに、必要なものだけ揃えきってしまったから、これからは好きの一点張りで身近なものを選んでみることにする
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人生の半分を折り返した、経験を積んで自分の生活のペースを掴み、人に左右されることのない生き方をしている男女の恋愛。 恋愛というと胸キュンするものと思いがちだけど、大人の恋愛はお互いを労い、思い合う関係。 無理もしないし、ペースを崩さない。歩み合う関係。 そんな関係性を築ける「ハナ...
人生の半分を折り返した、経験を積んで自分の生活のペースを掴み、人に左右されることのない生き方をしている男女の恋愛。 恋愛というと胸キュンするものと思いがちだけど、大人の恋愛はお互いを労い、思い合う関係。 無理もしないし、ペースを崩さない。歩み合う関係。 そんな関係性を築ける「ハナ」と「トキヲ」を羨ましく思う。 南房総の季節の移り変わりの描写が美しく、風景が目に浮かぶ。 読んでいるだけで、癒される作品。
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村山由佳の作品の中でも好きな作品になった。 自分もよく週末に恋人の家に車でいって泊まったりしていた頃があったので、こうした思い出を重ねて読み進められたのでそう感じたのかも。 のどかな時間が流れててなんだかリラックスしながら読めた。大人の恋愛も悪くないなと思えた。
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なにか大きな事件が起きるわけでもない。劇的な変化が起きるわけでもない。でも、気がつくとこのゆったりとした物語の中にすっかり惹き込まれていました。 丁寧な情景描写でゆっくりと流れる季節ごとの時間があったからこそ、終盤の物語がより一層引き立っていました。二人の関係がとても素敵でした。
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久しぶりの村山作品。 昨年、おいこーシリーズ完結を読んでから、村山熱再開。 四季折々の表現。 ハナとトキヲのなんだか甘酸っぱい恋愛生活。 やっぱ私は、村山由佳さんのこういう作品が好きだなぁ。
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