矢印 の商品レビュー
矢印って、そこで出てくるんだ。と思ったときには、すっかりぐるぐると周り巡る世界に引き込まれておりました。まかり通るのが芸事の世界なのでしょうか。真っ当に生きることができないことが苦しいと言う形は、救いにもなるんだろうけど、かたや、真っ当の無意味を感じさせることもある。こういう形で...
矢印って、そこで出てくるんだ。と思ったときには、すっかりぐるぐると周り巡る世界に引き込まれておりました。まかり通るのが芸事の世界なのでしょうか。真っ当に生きることができないことが苦しいと言う形は、救いにもなるんだろうけど、かたや、真っ当の無意味を感じさせることもある。こういう形での破滅への序曲から突き進むお話は破綻を繰り返し、フラフラとってのは世界観としてばっちりハマります。それを美化はできないけど、その終局への落ちる螺旋はきっとある種の美しさがあるのかも。
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意味深なタイトル。酒に溺れた師匠、スミレ、山城、俺…彼等は狂気に満たされながら破滅の道に突き進んでゆく。不快感を抱きつつも、矢印の行方を求めズルズルと物語に惹き込まれていった。
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堕ちて堕ちて堕ちていく俺とスミレ。酒の量と舞い込んでくるお金がケタ違い。 主人公に惹きつけられる魅力があまりなかったなぁ。
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汚い部屋や、ぐうたらな人が嫌いなんだろうなー。 ストーリーが頭に入ってこなかった。 酔っ払いの頭の中をのぞいているような不快さが残った。
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文章としては綺麗だけど、あまり意味がわからない 何が言いたいかという作品ではなく、ただ頭のおかしい作品を見せたいのかなと思う。
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目が離せない中毒性。酒に壊れていく人間模様。こういうの、嫌いじゃない。むしろ実感としても近くに感じる面もあり、怖い物見たさだったり共感だったり。歪みは修復されないまま、全てが歪みの中で進んでいく。矢印が示すのは元に戻れない事もまた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
星野源さんが好きで、所属する大人計画に興味があって手に取ってみた。 今までに読んだことのない本で、新鮮な気持ちで読めた。 アルコール依存症の怖さ、ダメな人間。 弱い人間。 何をもって不幸で、何をもって幸福なのか。 人の弱さとか色々感じて複雑になった。 たまにはこう言う作品を読むのも良いなと思った。
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マスメディアで活躍する芸人のイメージってこんな感じに思っていました。 ユーチューバーの人達もそうなのかな?
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師匠が自殺した日、映画館で出会った女。 現実から逃れ酒浸りの日々。 混沌とした精神世界。 怒涛の渦に巻き込まれそうになりつつ読了。 [図書館·初読·11月29日読了]
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面白すぎて時間経つのも忘れてお風呂で一気に読んじゃった、、読み切る頃にはすっかり冷えていたお湯。 松尾スズキさんやっぱいいなー。もっとじゃんじゃんぶっ放してほしい。うわーとかないわーとか思いながらもどこかわかるーってなるのがね。ぶっ壊れていることに気づかない人へ
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