怖ガラセ屋サン の商品レビュー
今年の最後に来ました!最高傑作!! もうブクログ内では今年のベスト3を選んでしまいましたが、すみません、この作品が今年の1番に繰り上がります。 もともと、澤村伊智の作品は大好きなので、 本屋さんで新作が並んでたら手に取るのは当たり前なんですが、このタイトル 「怖がらせ屋さん」 絶...
今年の最後に来ました!最高傑作!! もうブクログ内では今年のベスト3を選んでしまいましたが、すみません、この作品が今年の1番に繰り上がります。 もともと、澤村伊智の作品は大好きなので、 本屋さんで新作が並んでたら手に取るのは当たり前なんですが、このタイトル 「怖がらせ屋さん」 絶対面白そうですよね! この作家を知らなくても絶対ジャケ買いするレベルの秀逸なタイトルだと思います。 内容も1話目から怖い…精神を深く抉られる様な 根源的な恐怖という感じで一気に引き込まれました。 でも、ただの恐怖というだけでなく因果応報というか、悪い事をしたらバチが当たるというような 復讐劇的な要素もあって、スッキリするのもすごく良いです。 全部で7話あるのですが、それぞれの話が違った恐怖を感じることができてほんとうに素晴らしかったです。 ホラー小説を読んだことのない人も、澤村作品を読んだことのない人もこの作品をキッカケにハマってみてはいかがでしょうか? 今年最後に今年1番皆さんにオススメしたい本でした。
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いくつかの話があるのですが、ちょっと理解できなかったところもありました。「わかりやすく面白い」って感じではありませんでした。
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コワガラセ屋なんて、ちょっと少しコミカルにも聞こえましたが、とんでもない。 『喪黒福造』を更に怖くシリアスにした感じ、イジメにまつわるエピソードには絶句…。 ホラーの新しい表現が斬新な秀作。
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表紙が怖い澤村伊智さんによるホラー連作短編集、王様のブランチで紹介されていて面白そうで購入。怪談は作りモノだと笑う人、いじめを隠す子供、自分には怖いことは起こらないと思っている人に、人を怖がらせる「怖ガラセ屋サン」が忍び寄る。全部の短編がどんでん返し的な内容で、「人間の怖さ」が表...
表紙が怖い澤村伊智さんによるホラー連作短編集、王様のブランチで紹介されていて面白そうで購入。怪談は作りモノだと笑う人、いじめを隠す子供、自分には怖いことは起こらないと思っている人に、人を怖がらせる「怖ガラセ屋サン」が忍び寄る。全部の短編がどんでん返し的な内容で、「人間の怖さ」が表現された一冊。ホラーといえどもそこまで怖い話はないかな。
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確か王様のブランチで触れて衝動買い。短編型でストレスなく、世にも奇妙な物語的な転調も面白い。怪談界隈全般への解釈も良い。
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とても読みやすい文章で、スラスラと読めました。 推理小説とは違った裏切りで背筋がゾワっとする感じが新鮮でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大好きな澤村伊智さんの新作。 発売日にGET! 七篇で構成される「怖ガラセ屋サン」を軸にした一見バラバラのストーリー。 七篇目で繋がった気がしました。 だけどまだ「気がした」だけで、分からない。どこに伏線があった?この人は一体誰?勢いでさらっと読んだだけではすっきりせず、悔しいのでもう一度読み直します...。(思う壺ですね) 個人的な好みは第六話「見知らぬ人の」。 トリックが効いててスパイシー! 物語は澤村伊智さんの持ち味である「現代的」なホラーで読みやすかったです! とにかく楽しく読めて、まだ読み込める楽しみがあるのでお気に入りの一冊に!
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