5000日後の世界 の商品レビュー
予言的でも盲信的でもなく、これまでのテクノロジーの流れや、その技術が持っている特性、社会が求めていることなど、本質的な要素から、筋道立てて未来を予測している点に感服した。 未来予測に関してもすごいが、著者自身が世界中を旅していたり、アーミッシュとの交流や多くの起業家とのインタービ...
予言的でも盲信的でもなく、これまでのテクノロジーの流れや、その技術が持っている特性、社会が求めていることなど、本質的な要素から、筋道立てて未来を予測している点に感服した。 未来予測に関してもすごいが、著者自身が世界中を旅していたり、アーミッシュとの交流や多くの起業家とのインタービューなどの様々な人生の経験を通じて、世の中を俯瞰しているからこそ、見えるものや気付けることがあるのだと思った。 著書に垣間見える、彼の幅広い経験や彼による彼自身の認識の深さにとても惹かれた。 著者が「WIRED」の共同設立者らしくこの雑誌がさらに好きになっちゃっいやした
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残りの人生は日数でカウントする 書けばわからないことがわかる 自分が何をすべきか探す 結論的なことは書いていない テクノロジーの発展は51%のプラス 1%でもプラスに発展すれば、大きなプラスになる。
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ミラーワールドについてわかり易く説明。 私の頭では理解し難いが、素晴らしい世界だと実感。 総じて、楽感的なのは共感できる。
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『#5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる』 ほぼ日書評 Day668 iPhoneが世に出てから…が、ちょうど5000日ほどなのだそうだ。 通常、「年」単位で時の経過をはかる我々が、それを「日」単位に置き直すと、今日という日の大切さ、愛おし...
『#5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる』 ほぼ日書評 Day668 iPhoneが世に出てから…が、ちょうど5000日ほどなのだそうだ。 通常、「年」単位で時の経過をはかる我々が、それを「日」単位に置き直すと、今日という日の大切さ、愛おしさが、いや増すということだろう。 テクノロジーには51:49で期待を感じている。その差はすぐにわかるものではなく、時が経ち、1%の差が大きな違いになってきた時に、初めて実感できるもの。 そうした意味でテクノロジーが実現する世界はユートピアではなく「プロトピア」(progress、進歩のプロ+topia、場所)と呼びたいものである。 愚かな、あるいは有害なテクノロジーへの適切な対応は、それを減らす、やめにすることではなく、より多くの良いテクノロジーを考え編み出すこと。 何かものすごい「結論」が導かれる内容ではないが、思考の幅を広げるにはオススメである。 https://amzn.to/3Msd5Rj
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新書でインタビュースタイルなのであっと言う間に読めました。理想を言えばケヴィン・ケリー自身が時間をかけて執筆した本を読みたかったとは思うのですが、本書からもケリーの主張が良くわかるので、その意味では良書だと思いました。率直な印象を述べると、内容自体については60~70%共感したと...
新書でインタビュースタイルなのであっと言う間に読めました。理想を言えばケヴィン・ケリー自身が時間をかけて執筆した本を読みたかったとは思うのですが、本書からもケリーの主張が良くわかるので、その意味では良書だと思いました。率直な印象を述べると、内容自体については60~70%共感したという感じではあったものの(これは読者によって大きく違うでしょう)、議論の進め方、読者の印象に残るような語り口は本当に秀逸だと思いました。 ケリーは5000日(約13年)という単位を一区切りに歴史を語りますが、これが記憶に残りやすい。いまから5000日前を振り返ると、SNSがよちよち歩きをし始めた時期であるという話をします。そして今後5000日の間に次のプラットフォームである「ミラーワールド」が全盛期を迎えるだろうと言うことで、彼の大きなコンセプトが提示されるわけです。ミラーワールドは、もう少しなじみのある言葉でいうとデジタルツインと言ってもよいかと思うのですが、ではミラーワールドの世界では人々の働き方はどうなるのか、企業組織あるいは新たなコラボレーション組織が生まれていくのか、といった議論が次に展開されます。「ミラーワールド」という概念自体に共感するかは別にして、このような議論展開は非常に頭に残りやすく、さすがケヴィン・ケリーという印象を持ちました。 インタビュー本ですので、深くは記述されていませんが、確かに表紙に書かれている「すべてがAIと接続された・・・」という箇所が最も重要ではないかと感じました。すべてがAIに接続されると、経済や社会はどう見えるのか、人間の行動・価値観はどう変化するのか、どんな拒絶反応が生まれて規制が行われるのか、そのあたりは読者のみなさんがさらに想像力を膨らませてください、ということかもしれません。知的好奇心と想像力を刺激される良書でしたが、本人の執筆本ではないので星は3つとさせていただきました。
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雑誌「WIRED」を創刊した 著者による、5,000日後の世界予測。 5,000日=約13.6年前、 スマホが普及し始めた。 そこから加速度的に、指数関数的に 爆発的に技術は進化している。 ここからさらに5,000日後、どうなっているか。 IBM→マイクロソフト→Google→フェイスブック、 の次に覇者となる企業とその在り方を解説。 ビジネスを日数でカウントすると、 より計画的になれる。
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久しぶりにケヴィン・ケリーの書籍が出たということで、楽しみに読み進める。 ケヴィンの基本的な思考である「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」に基づき、テクノロジーの未来における変化を予測している。 一つ一つは興味深かったが、第5章以降のケヴィンの思考と経験についての内容が面白...
久しぶりにケヴィン・ケリーの書籍が出たということで、楽しみに読み進める。 ケヴィンの基本的な思考である「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」に基づき、テクノロジーの未来における変化を予測している。 一つ一つは興味深かったが、第5章以降のケヴィンの思考と経験についての内容が面白かった。 特異な考え方を持つ著者に学ぶことは多い。 以下、参考になった点。 ・テクノロジーが持つ自然の方向性 ・どうやって学ぶかを学ぶ ・テクノロジーは良い面が51%、悪い面が49% ・イノベーションを起こしてきた人たちが世間的に最高峰を極めている時には、カオスの底にいた(カオスの縁にいて完璧な秩序にも縛られないと感じている状態が良い) ・人生に満足している人は「自分が何者であるか」という疑問を持っている ・人の仕事は、問いを投げかける、そして不確実性を扱うものになっていく
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テクノロジーによって起こる、様々な事象を予測、的中させてきた彼は、これからの未来をも見通し、見事に当ててみせるのであろう。が、子供を持つ際の遺伝子操作、人間自身を変容させること、クリーンミートを食するようになることなどなど、私には到底、受け入れ難い。きっと、このような世の中が到来するのではなく、彼らのような人間が、自分達が思い描く世の中に誘導していってるのではないかと思う。しかし、「人生を年単位ではなく日数で考える」「他人にはないが自分がより向いている得意な物は何かという疑問に答えることこそ、最も難しい話なんです。それに答えるには非常に深い真剣な自己洞察が必要です」など、これからの自分の人生においての気づきを与えてくれた貴重な一冊でもあった。
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これから50年はAIの時代、25年以内にGAFAは代替される、といった未来予測が前半部分で、後半部分では著者の思考法が紹介されるのだが、自己啓発的な内容で非常に楽観的でポジティブなのが印象的。とはいえ、テクノロジーは良い面が51%で、悪い面が49%であり、ユートピアではなく、プロ...
これから50年はAIの時代、25年以内にGAFAは代替される、といった未来予測が前半部分で、後半部分では著者の思考法が紹介されるのだが、自己啓発的な内容で非常に楽観的でポジティブなのが印象的。とはいえ、テクノロジーは良い面が51%で、悪い面が49%であり、ユートピアではなく、プロトピアを思考せよと唱える。 確かに歴史を振り返れば、テクノロジー的には進歩し、生活は豊かになり、世の中は全体的にはよくなっているようには思える。しかしながら、著者が見落としているのは、自由と民主主義をイデオロギーとするこれまでのアメリカ覇権が脅かされていることであり、その覇権が中国に奪われたら、例えテクノロジーが進化してもそれが悪用される可能性は大きく、それで果たして生きやすい世の中になるのだろうかという疑問は残った。
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いろいろな未来予測が書いてあるけど、本書ならではの目新しい内容は、「近い将来ARによるミラーワールドが完成する」という内容だけだったかも…。 AR関係への投資やデバイスの進化には注目したい。
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