見える子ちゃん(6) の商品レビュー
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【あらすじ】 異形な化物たちをシカトし続ける女子高生“みこ”。彼女はミツエやロムと“さんかい”の件を解決すべく神社へと足を運ぶ。ミツエは白装束を、ロムはお祓い便利グッズを、みこは磨いてきたスルースキルを携えて――。 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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すっごい事になっちゃってるんだけど…何より凄いのが、この状況でも主人公のやる事はシカトだけ、っていう事ですよねぇ(苦笑 いや、常人離れした意志力だとは思うんですが。 手を変え品を変え、ありとあらゆる表現で悲鳴上げさせようとするとこ、ホントすごいと思います(化物がというより、作者...
すっごい事になっちゃってるんだけど…何より凄いのが、この状況でも主人公のやる事はシカトだけ、っていう事ですよねぇ(苦笑 いや、常人離れした意志力だとは思うんですが。 手を変え品を変え、ありとあらゆる表現で悲鳴上げさせようとするとこ、ホントすごいと思います(化物がというより、作者さんが)。
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アニメ放映に合わせて発売された6巻は、いよいよ山の上の神社を巡る物語が大詰めを迎えている。 霊能者・ミツエとその弟子であるロム。 二人もまたこの山に関わった経験を持っていて、彼らの先導によって、ミコは一世一代の「化物フルシカト」に挑むことになる。 神社を巡る物語としてはまだ中盤戦を越えたあたりだろうか? ミツエ&ロムの過去が詳らかにされ、山の神の正体が白日に晒されつつある一方、この物語がどう展開するか、ミコたちがいかに急場をしのげるかは判然としない。 コメディの色合いはシリーズ切っての薄さであり、むしろガチバトル物の気配すらある物語像は、シリアスとホラーを掛け合わせた上質な味わいである。 神とすら称される怪物を前に、三人それぞれが一所懸命に立ち向かう姿はあまりに尊かった。 ここまで描かれてきたコメディ交じりの恐怖物語があればこそ、読者はこのホラーに怯むことなく没頭していける。 意図したものかはわかりかねるが、ワクチンによる免疫獲得のような構図である。 個人的にはこの構図を大いに称賛したい。 ガチで怖かったし、それ以上にガチガチに面白かった。 劇的に展開する物語はエモーショナルでいて見せ場が多く、一つひとつの絵も強烈である。 文句なしに星五つ。可能であれば星八つくらいで評価したい一巻だった。 端的に言えば、最高だった。次巻以降も大いに楽しみに待ちたい。
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