灼熱 の商品レビュー
灼熱 葉真中顕さん ブラジル移民。 天皇崇拝。 敗戦。 勝ち負け抗争。 初めは、重そうで、 読めるかなーと心配したけれど、 読んだ!! すごかった!! 悲しい。 それぞれの想いが悲しかった。 忘れてはいけないと思った。
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2021年初版。700ページに近い大作。面白かったです。スケールが大きい。ブラジルを舞台にした移民たちの第二次世界大戦。予期できないストーリー展開に飽きません。著者の筆の力と資料の読み込みに感心してしまいました。
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メインの心理描写が実にエグい!人間の強烈に嫌な面を見せつけられキツいが素晴らしい!物語全体は史実ベース超壮大ブラジル移民大河ロマン。読後ぐったり。最高だ。
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凄かった、ブラジル移民の人たちの思い、行動、そして勝ち負け抗争、まったく知らない事でした。悲しい事件ですね。
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戦後ブラジルで起きた日系ブラジル人の勝ち負け抗争をベースにした話。 こんな歴史があったんだと初めて知った。悲しい歴史。
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力作だ。巻末の資料の数を見るだけで膨大な量の資料と格闘したのがよくわかる。 戦前、戦中、戦後のブラジル移民たちを描いた小説だが、さすがの葉真中顕、そこにミステリ的な要素も加えて圧倒的な小説に仕上げている。 日本は勝ったのか、負けたのか。遠い異国の地でそれを知った人々はどうしたのか...
力作だ。巻末の資料の数を見るだけで膨大な量の資料と格闘したのがよくわかる。 戦前、戦中、戦後のブラジル移民たちを描いた小説だが、さすがの葉真中顕、そこにミステリ的な要素も加えて圧倒的な小説に仕上げている。 日本は勝ったのか、負けたのか。遠い異国の地でそれを知った人々はどうしたのか。 人とはこんなにも脆く壊れやすいのかと怖くなった。読み応えのある作品だ。
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戦争が齎した日本人同士の無駄な闘い。 戦争が終わっても、10年近く戦争が続いていたことを知ることができた。 教科書では学ぶことのできない、ブラジルでの勝ち負け抗争… 最後の参考文献や現地取材など、著者とこの作品に関わる全ての方の尽力に敬意を!
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大戦直後、ブラジルの移民社会で起こり同胞の間で多数の死傷者を出した勝ち負け抗争を舞台にブラジル移民がブラジル社会に根付く初期の過程を主人公達の物語にのせて描く。骨太な社会派小説で、その作風は得難い。主人公たちの物語性もよく、里子が志津を赦すラストあたりはどーしても泣ける。主人公は勇とトキオ。長編。
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日本からブラジルに渡った移民の物語。 「勝ち組」「負け組」という言葉の元々の意味が、太平洋戦争で日本が勝ったと信じる集団と負けたと受けいれる集団から来ていることを初めて知った。現在の感覚からすると日本が勝ったと信じるひとたちが戦後すぐの頃はブラジル移民の8、9割だったという話にびっくりしてしまうが、ポルトガル語が分かる者はごくわずかの異国の地で、テレビも新聞もなく雑音混じりのラジオしか情報がないのだから無理もない話なのかもしれない。 作中に、ナショナリズムは麻薬という言葉が出てくるがまさにそうだ。遠い昔の出来事と笑えない状態に今の日本はなっていると思う。 ナショナリズムによって日本人同士が争い殺しあう事件にまで発展していく様は本当に恐ろしかった。 ただ、勇がそうしたナショナリズムから解放されるきっかけが、仏桑華の花を見てはるか昔に出てきた故郷の風や香りを感じたから…というのが唐突かつ無理矢理すぎて最後ポカーンとしてしまった。少しずつ瀬良に対する不信感を積み重ねていった末の行動なら納得できたが、最後まで勇は瀬良を信頼していたのに、トキオが傷ついてから瀬良を殺す方向に180度転換するのは…。瀬良もペラペラ全部しゃべるのかよ…と。 ミステリ的な展開が面白いと思っただけに、最後が少し残念だった。
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ブラジル移民と戦争の話。 同じテーマだと垣根涼介のワイルドソウルがあるが、あちらは1960年代から話がスタートするのに対し、こちらは戦前から始まる。殖民地を開拓し日本人村を作り、そこで生まれる交流。日本の敗戦を信じず、日本は勝ったと信じ込む人たちと、敗戦を認識していた認識派。両者...
ブラジル移民と戦争の話。 同じテーマだと垣根涼介のワイルドソウルがあるが、あちらは1960年代から話がスタートするのに対し、こちらは戦前から始まる。殖民地を開拓し日本人村を作り、そこで生まれる交流。日本の敗戦を信じず、日本は勝ったと信じ込む人たちと、敗戦を認識していた認識派。両者の抗争に巻き込まれる親友同士、、
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